暁 朝 昼 夕

物語詞。登場人物の述懐、および断片的な言葉。

2004年11月26日 | 私のフィクション
   あの娘(こ)は太陽のようだと囁かれた 黒を黒としらしめる明るさがあったから 何もかもが彼女を大切に取り囲むから そして誰よりも 無慈悲で止めどない優しさを見せるから あの人は月のようだと謳われた みつめればすべりこむような淡い疼きをおぼえるから 奥ゆかしく側にいてくれるから そして何よりも どんな輝きも逃さずに自らのものにしてみせるから 瞬く光にたとえられてごらんなさいと お母様 . . . 本文を読む