▪️各カード解説
2×大盛り一丁!薫
このデッキで唯一の連動を持ちます。ただ、連動を積極的に狙うのではなく、決められる盤面でエントリーに留まったカードが強くないかつリタイアにメンバー展開したいカードがある場合に選択肢を用意した、くらいのつもりで入れています。基本的なスタッツも5/5/7と悪くありませんし、決まった時の連パンはリターンが大きいです。ただ、積極的に狙うものでもないですし、対応が控え回収のため、ヒールで落としておけばこの枚数でも絡むので2枚に抑えています。
4×大盛り一丁!ミッシェル
スタートカードの美咲の効果でリタイアからもメンバーに置け、ブロッカーや熊の中の常識人ミッシェル等手札に持ちたいカードも多いため、余すとこなく4採用しています。
4×ハロハピスカイダイブ こころ
ミッシェルを8枚採用しているため、居るだけで高火力が出しやすいのは、特にこのリストでは魅力です。貴重なDEF9ラインでもあるため4枚必須です。
4×荒唐無稽の一人芝居 薫
現環境でハロハピを握る選択肢を取る理由の一つはこのカードが採用できるから、と言っても過言ではありません。
特に、新日対面では最後に内藤の緑Reバース回収のループに入られた時にその盤面をこのカードで崩すこともできますし、中盤でも厄介な後列を引きずり出せるテキストは使い所が多いため4枚採用です。
4×メリーゴーランド 薫
この手のテキストはいろんなカードプールに配られていますが、このカードの採用を考える評価軸としては、初回のアタック、PAに加えて、もう一回のアタックでも相手に打点を通せる火力が出せるか→メンバーテキストなどで十分なパンプを行えるか、だと考えています。その点で言うと、このリストでは2種のミッシェルや花音など火力を上げる手段が多くどれも使いやすいため、絡むことでダメージレースを優位に持っていけると判断しました。それに、特徴縛りの恩恵でパンプが無くてもATK9もワンパンで落とせるのは魅力ですね。
一応火力が出せるだけなので自由枠ではあるのですが、よほど他に採用したいカードがない限りは積めるだけ積んだほうがいいカードなので4枚採用しました。
4×熊の中の常識人 美咲
ブロッカーを拾って出したり、スタートの美咲のテキストでリタイアから出たりと、見えてくれさえすればどのゾーンに居ても仕事をすることができます。唯一エントリーに居座ると火力が出ない点だけは残念ですが、その選択肢を取れば次のターンにはリタイアに行き仕事ができるので4枚採用です。
4×順応力抜群 はぐみ
ハンドに持ちたいカードは非常に多いので、クセもなくドローできるこのカードはとりあえず4枚でしょう。
4×みんなで作るステージ こころ
所詮ピン除去、されどピン除去です。ブロッカーと合わせてそのターンの打点を1点に抑える動きを確実に出来るので4枚です。
使う上でのワンポイントアドバイスとしては、荒唐無稽の一人芝居薫の存在から特に理由がなければDEFの高いキャラから選択して焼いていくことが重要です。
4×たどり着いた 花音
4×お茶濁し 美咲
地味ですが、DEF5のブロッカーを8枚採用できるのはガルパの大きな強みだと思います。ドローや回収も多く採用していて、手札に抱える動きができるので4枚採用です。
3×雪山遭難 美咲
パンプ効果はメリーゴーランド薫や荒唐無稽の一人芝居薫等と相性がいい反面、熊の中の常識人ミッシェルとは、花音のテキストを走らせるとミッシェルの本領発揮がなくなるため相性が悪かったりします。
今回は特にミッシェルを並べていくことがサブコンセプトでもあるため3枚に留めましたが、2コストが少ないと感じたら4枚に戻す選択肢も大きくあるかと考えています。
1×さーくる集客対策会議 美咲
控えから自身の効果でリアニメイトする能力は除去系のデッキに対して手札を使わずにメンバー展開できるので強く出ることができ、さらにミッシェルがリタイアにいなくても熊の中の常識人ミッシェルと合わせて手札に返すことでデッキの周回速度を上げる助けになります。このリストも大概ハイスタッツ系のデッキですが、このカードのおかげで除去耐性が格段に上がっていると考えています。
4×キラキラ愉快な商店街狂乱のブシドーパーティ
2×盛り上がりは最高潮!?poppin'party
徹底的に回すデッキではないですが、ダメージレースを優位に立つためにヒールをこの枚数まで採用しています。ちなみに当初8ヒールだったのですが、それでも強かったです。
また、このカードで落とすカードは回収や美咲の存在もあるため、ブロッカーや自身効果でリタイアに飛んだ美咲が最優先、逆にミッシェルはリタイアに置いておくようにプレイします。
2×薫オンステージ
Reコンボを決めるのは二の次で、ブロッカーを回収することがこのカードの目的です。このカードを出し惜しみしてReコンボを狙った結果抱え落ち、と言う負け方だけは1番しょうもないので、手札にブロッカーが2枚以下で控えにブロッカーがある状況なら積極的に貼りましょう。
▪️終わりに
発売してからもう丸一年経つカード群ですが、現環境でも全然戦えるプールであると個人的には考えています。
過去のカードプールを見て、新しい気づきを得る。改めてその重要性を感じた調整期間でした。高いカードもないので、是非組んで遊んでみてください!
後編はこちら
https://blog.goo.ne.jp/cirnolovedm_chikuzenni/e/c1d13e1a631e7c539905886764b1e5b0
お疲れ様です。筑前煮です。
本日は何故かガルパピコの東京タイカプで優勝してしまったハロハピの解説をしていきます。
▪️そもそもタイカプでハロハピを使う気が無かった件について
タイカプをすごい真剣に回していて、環境に合わせてデッキを作った、って人がいたら申し訳ないんですが、正直に言うとこのリストはタイカプの環境を見て作成したリストではありませんでした。時間が被っている2デッキ制のReバースフェス王者決定戦で使用するために調整していたリストでした。
そちらに出るためガルパピコのタイカプの調整は全くしてこなかったのですが、初戦で負けてしまったこともあり、時間を埋めるために参加した次第です。
こういった背景もある為、今回の記事はタイカプというよりも今のReバースの環境全体を見たデッキ解説となります。
▪️ハロハピを通常環境に持ち込むことの強み
関東にお住まいのりばあす村関係者から聞いた情報によると、除去ライブ、新日本プロレスが多いという情報があった為、最低限それらに有利に立ち回りやすいデッキを考えることから始まりました。さらに、それプラス他のデッキにも強く立ち回れる理由があれば何を使っても酷い結果にはならないのでは?
その一つの解として、持っていたカードプールからハロハピを選択しました。
除去ライブにはデッキ周回をしてヒール、ブロッカーを集めるダメージレースに先手を打つプレイが大きく刺さる為かなり有利、新日対面も相手のエントリーを入れ替えられる薫などの存在から、ガン有利と言うほどではないにしろある程度有利に立ち回れると考えていました。また、個性の強いテキストが多く、それらが特徴縛りの分高いスタッツを地で持つのは大きな強みと言えます。
▪️タイカプ環境考察
ガルパピコは好きなタイトルなので、全バンドのデッキも組みましたし、去年りばあす村でタイカプの練習大会をやっていたりしたこともあり、経験値として覚えてはいました。
個人的には、通常環境でも人気のあるMorfonicaがトップシェアを占め、DEFラインがひと回り上の数値が出せるハロハピが環境トップ、数値だけなら上が出せるが、後列が弄られてハロハピにやや不利がつくRASが次点、でもその日1番持っているプレイヤーが握るRoseliaが決勝に来るんじゃないかなって漠然と考えていました。
当日の環境を見るに、この予想は大体合っていたのかなと思います。
また、このプールはヒール/ファイアのReバース構成が刺さりやすいことも分かっていました。ファイア後の立て直しが難しいことと、ATK+1が有効に働く盤面が多いということからです。
このプールの中では若干Morfonicaがファイアに耐性がありますが、Morfonica側が立て直している間に打点を与えることでダメージレースに優位が取れることが多いので、ファイアを強く扱える構築ならアリと考えていました。
裏話ですが、王者決定戦で早めに負けた時のことを考え、一応RASのデッキリスト自体は用意していました。上記の予想と反してなぜトップデッキを用意しないんだって話にもなりますが、RAS自体は前回のWGPの店舗決勝で使ったりとプレイも安定していて、なおかつ思い入れも強いタイトルで、上記のタイカプ環境予想と照らし合わせても要点はついていると感じたためです。ただ、直前のフリーでハロハピにボコボコにされたのと、王者決定戦でハロハピは負けなかったことから、無念を晴らすではないですがハロハピで勝ちたいという気持ちが上回ってしまったので、急遽RASを諦めることにしてしまいました。
オマケでRASのリストも貼っておきます。ホロライブの上に上げる ころねをかまされると辛いですが地力はあるので、ファイアの刺さりやすい環境ならそのまま通常環境の大会に持って行ってもそこそこに勝てるデッキだと思っています。
▪️デッキリスト
2×大盛り一丁!薫
4×大盛り一丁!ミッシェル
4×ハロハピスカイダイブ こころ
4×荒唐無稽の一人芝居 薫
4×メリーゴーランド 薫
4×熊の中の常識人 美咲
4×順応力抜群 はぐみ
4×みんなで作るステージ こころ
4×たどり着いた 花音
4×お茶濁し 美咲
3×雪山遭難 美咲
1×さーくる集客対策会議 美咲
4×キラキラ愉快な商店街狂乱のブシドーパーティ
2×盛り上がりは最高潮!?poppin'party
2×薫オンステージ
▪️不採用カードについて
・亡き妻への愛 ヴィルヘルム
手札から出せばATK7を出しつつアンタッチャブル面も作れますが、コストは大きくのし掛かりますし、このタイトルカップではスパークで相手のメンバーを選ぶテキストも多くなく、わざわざアンタッチャブル面を展開する重要性はないこと、手札に抱えるほど余裕はないこと等が挙げられ不採用にしました。
・来訪 ベアトリス
スパークテキストは相手のATKラインを7まではワンパン圏外に抑えられますし、次以降のアタックにも影響を与えられます。ATK5も悪くなかったのですが、3/4/8伸び代でほぼほぼ同じことができ、なおかつラム名称が入っているオマケまでついてきたのでそちらに入れ替えられました。
・千里眼 ラム
低コストで展開できるラム名称で、ドローテキストも悪くないのですが、結局こちらも来訪ベアトリス同様ATK5のワンパン圏内です。yy君は一時期採用していましたが、3/4/8のびしろに気づいた瞬間に抜けました。
・花柄の袴 レム
オチから言うとデッキから引くカードがないこと、DEF5ラインが増えることの懸念でした。ただ、瞬時打点を上げるのは悪くないですし、空席を作る行為も8ヒールの都合上、捲りにいくチャンスが増えるのも、またレム名称の為切実な理由ラムのテキストでデッキトップを対象に取ることが出来るようになるなど、結構採用を悩むカードではありました。
▪️プレイングメモ
環境考察の項でも書いた通り、基本的にスパークで打点をどうこうされることよりも、ブロッカーで打点調整されることが多いプールだと考えています。
打点がでない時は常に相手のハンドにブロッカーを持っていたら、ということを念頭に置きながらプレイするタイミングが多いプールなのかなと個人的には考えています。
▪️終わりに
他のタイトルカップとの兼ね合いもあって、全デッキを調整するために1ヶ月以上前からReゼロタイカプの研究に勤しみました。現在の型で落ち着いたのはつい数日前でしたが、非常に辛くも楽しい時間でしたし、最大の結果として帰ってきたことを本当に嬉しく思います。
yy君おめでとう!
前編
https://blog.goo.ne.jp/cirnolovedm_chikuzenni/e/4d3923ef12fc1fae959e742ddad63286
後編
https://blog.goo.ne.jp/cirnolovedm_chikuzenni/e/0f2d70dd23e763d13ee419a8cb7cb999
▪️採用カード解説
4×赤毛の美男子 ラインハルト
このカードプールで最も雑にATK7を出すことができるカードです。よほど採用したい理由がない限りは4積んでも良いかと思います。
4×身支度中 エミリア
スパークでテキストが発動さえすれば、そのターンの相手の打点を高確率で1点で抑えられ、また返しの打点は5点で返せます。
ネオスタンの環境なら削ることも考えますが、タイカプ環境ではS級のカードなので4枚採用しました。
4×切実な理由 ラム
ガーフィールやエミリアなど、コストを要求するカードが多いのでエネを伸ばす必要がある、DEF8ライン、一応ラム名称など、このデッキコンセプト上採用する理由が多いため4枚採用しました。
エネルギーに飛ばすカードは、見慣れた給仕服姿 ラムのテキストで回収したいカードを優先して置きます。
4×アル・シャマク・ベアトリス
レムの連パンやヴィルヘルムを主軸に置くデッキには、レムやヴィルヘルムを手札から簡単に出せるようにできる魔女の残り香 スバルをスタートカードにあてがうことが多く、一方でスバルをリタイアに飛ばせるとその後の打点形成に大きな影響を与えることができます。
そうでなくても、大抵のスタートカードや2/2/4ブロッカーラインはワンパンで落とせるため、パートナーを切ってもテキストを使えれば2点を与えるカードとして運用できます。
DEFラインも8ですし、ゲーム中にテキストを絶対に1回走らせたいタイミングがあるため、タイカプ環境では4枚確定だと考えています。
4×ド派手な初陣 ガーフィール
上記で説明した通り、打点値はこのタイカプ環境に1番合致しているカードだと考えています。コンセプトのため4枚採用です。
3×見慣れた給仕服姿 ラム
エネルギーを伸ばしながらエネのカードにアクセスすることができるテキストはハンドキープに最適ですし、おまけにラム名称を持っているためガーフィールにも刺さります。
ただし、空席がない時にエントリーに振ってくると扱いに困ることも相まって、デッキ枠の都合上3枚に抑えています。
4×軽蔑の眼差し ラム
大会の1週間前にこのカードの強さに気づき採用しました。エントリーに出てもATK8は言わずもかな、ATK4も 2パンでDEF8ラインを抑えられる数値ですし、3コストと特に重いわけでもないため、ガーフィールを生かしながらメンバー展開にも困りません。
のびしろなので癖もなく、わりとこんなんなんぼあってもいいので4枚採用しました。
4×精霊術師 エミリア
所詮ピン除去。相手から高打点で詰められた場合にスパークで封じる手段が少ないのと、低コスト帯で他に採用したいカードが多いわけでもないので4枚採用です。
4×慈愛の眼差し エミリア
DEFライン6は、デッキから降ってきたヴィルヘルムやエキドナなど、ATK5ラインを止めるカードが多いため心強いです。話は少しそれますが、Reゼロのカードプールを考えた時に、DEFラインは5と6の間、7と8の間で大きな差があると考えています。
またパンプテキストは、環境に存在するDEF8のカードに対し、こちらで出す7+1=8で突破できるようになります。
小回りも効くため4枚採用です。
4×電車での移動 レム
2×氷の話 エミリア
回収方法が限られている、ブロッカー複数積みのデッキがあるなど、こちらもダメージレースをコントロールしなければならない盤面が存在するため、ある程度のブロッカー採用は必要です。一方で枠をとりすぎてしまうと、エントリーにアホほど出てきてダメージを余計にもらってしまう元にもなるので、ちょうどいい枠の数を探して6枚としました。切実な理由 ラムのテキストの都合で、配分はレムをエミリアより優先しています。
1×魔性の笑み ラム or 花柄の袴 ラム
まずはラム名称を持った、1コストでメンバーからパンプを行うテキストを持つことが重要です。
魔女の笑み ラムは2コスト払うことでそのアタックを+2するテキストを持っています。
こちらはカードプール、デッキの都合で相手のエントリーのDEF2が7、こちらのATKが4という盤面が度々存在します。この盤面の時にヒール1枚と重ねて7ラインをワンパンで取る盤面があり、またエネさえ伸びていれば花柄の袴レムでできることをより強く行えるので、私はこちらを優先して採用しました。
一方で花柄の方ラムはコストの要求がないため、慈愛の眼差しエミリアの項で書いた7+1=8をガーフィールテキストでコストを払った後でも成立できたりするのは大きな強みです。また、ベアトリスのテキストで後列のDEF5ラインを引っ張り出しながら、ヒールと分散させて5-5-PAという殴り方の選択肢が成立しやすいのも魅力です。
8×ヒール(なんでもいい)
回収を張るほど回収したいカードを多く採用しているわけでもなく、連パンギミックが入っているわけでもない為、上からめくった時に1番恩恵が大きいヒールを選択しました。
自発的にエントリーの試行回数を稼ぐカードはない(というかプールにあまり存在しない)ため、8枚全部絡めにいく、というよりは、エントリーを見極めつつ1ゲームで2-3点くらいヒール出来ればいいなぁ、位の心意気で8枚採用、プレイしています。
また、初回アタック時のATK+1テキストは後列から瞬時パンプを行うカードが多い関係で打点調整の為に重宝したりします。