HAPPINESS BELL

社畜系DMP/Reバースプレイヤーの筑前煮が書く日記みたいなもの

「良い」cs運営者を目指そう⭐︎ 後編

2020-02-11 09:16:24 | デュエマ

中編からの続きです。






4.大会が終わったあと、次に向けて

リストの集計や入賞リストの掲載

大会が終わったあと、「その日の環境はこんな感じで、その中でこのデッキが入賞したのか」とか、あるいは数年後に「そう言えばこんなデッキがあったなぁ」など、振り返りが楽しいです。

その大会がしっかり運営されていた証拠や、後からの振り返りの要素は次もまた来たいとプレイヤーが思う要素にもなるので、記録に残せるものはどんどん記録に残しましょう!



反省会、ここ良かったよって褒め合うことも

当たり前の話ですが、次に繋げるためには反省が必要です。

また、褒め合うことは互いに自信を深める要因にもなります。

良かったこと、悪かったことを分析して、次回、次次回とcsをどんどんパワーアップさせていきましょう。



知り合いに当日あったことを語る

「この日こんなことあったんだ〜」とか、「こういうことやってみたけどどうだった?」など、知り合いに感想を聞いてみたり、当日あったことを話の種にしてみましょう。

こういった会話は、自分を高めてくれる要因になったり、あるいはその知り合いにも運営側の楽しさ、あるいは配慮を知ってもらうきっかけにもなります。



また他のcsや大会に出向く

1cs運営をしたら、まずcsに出てみましょう。プレイヤーだけしていた時に見えるcsの景色とは全く違う景色を見ることができたり、あるいはプレイヤーをしているだけでは気づけない発見もあったりします。

また、1度運営側に立ったことで、あなたの行動は大会を運営する前より格段に良くなってるはずです。

僕はプレイヤー目線、ジャッジ目線を持った状態で出るcsがとにかく楽しくて、ジャッジとプレイヤーの両立が辞められないんですよねw



5.最後に

この大会は、「成功」した?

運営者が大会の成功、失敗をどうやって判断するか?プレイヤー目線からすると別の回答をされることもあるでしょうし、他の定義もあると思いますが、ひとつの正解を僕は教えて貰ったことがあるので共有します。

それは「その日運営者であるあなたは楽しかったか?」です。

運営としてcsを終えた時に、自分をマネジメント出来たかということですね。ひとつの尺度をそこに当てて、他人を楽しませることが出来る、そして自分も楽しむことが出来る。これが出来れば一流の運営者だと思います。



「良い」運営者になるために

正直な話、ただの運営者になるだけだったら誰でも出来ると思っています。ただ、そこからランクアップさせて「良い」運営になるためにはどうしたらいいか?もちろん裁定に詳しいこと、イカサマを見抜く目など、技術的な点もあります。

でも、僕が1番大事にしていることとして「プレイヤーがその日イベントとして楽しかったと思えているか、そのために尽力できるか」にあると思っています。

どうやったら他人を楽しませられるか、どうやったらストレスのない進行や、あるいは人付き合いができるか。これを一つ一つ精査できる能力のことを、僕は「良い」という言葉で纏めさせていただきます。



長くなりましたが以上です。この記事で、「良い」cs、「良い」運営者、「良い」プレイヤーが増えてくれるといいなあ。

最後まで見てくれてありがとうございました!


p.s 普段は長野県の北部で活動してますが、その近辺で大会運営のため有識者を募集している、なんて案件ありましたら教えてください。僕の都合にもよりますが、出来る範囲でお手伝いさせていただきます。


「良い」cs運営者を目指そう⭐︎ 中編

2020-02-11 09:16:09 | デュエマ

前編からの続きです。





2.大会当日の朝〜開始まで

大会会場で目立つ/運営だと分かる服を着て行く

会場でプレイヤーと擬態して、ジャッジがどこにいるか分からない、と言う時、プレイヤーは時に不安を覚えます。なので、持っている人はジャッジTシャツを着たり、あるいは遠くからでも一眼でわかるような明るい服を着ていきましょう。



受付に携わってプレイヤーに挨拶

ジャッジはプレイヤーに声をかけられやすいよう配慮すべきだと考えております。

その為にも、まずはファーストアクションで明後日受付に来たプレイヤーには受付に携わりながら笑顔で挨拶をしましょう。

これ一つでプレイヤーとの距離も縮まります。



アナウンスは伝わる声で、何度も!

たまたまトイレに行っていた、であったり、知り合いと喋っていて、であったり、あるいはアナウンスが聞こえなかった、であったりと、アナウンスが1回や2回では伝わらない要因は沢山あります。

なので、大事な情報は大きな声やマイクなどを使い、何度もアナウンスしましょう。



3.大会中

常に中立で、なおかつ両プレイヤーの味方であれ!

基本的に、プレイヤーに敬意を払いながらジャッジングをしていけば大きく問題になることはありません。

近隣の大会だと知り合いが参加するパターンもあると思いますが、大会中やジャッジ対応中は特に公平にジャッジングを行いましょう。



たくさん飛んでくるジャッジコール、延長時間を駆使して丁寧に一つずつ解決

時にジャッジコールが頻発しジャッジが足りなくなることもよくあることと思います。

ですが、時間の短縮を図ろうといくつも同時に解決しようとすると頭がパンクします。

ジャッジには延長時間を出す権利があるので、目の前のことを一つずつ丁寧に、順番に解決していきましょう。対応に時間がかかったりしたら、その分の延長時間を発行すれば文句も起こらないでしょう。時間が増えて困るのは悪質遅延マンだけなのですから。



プレイヤーには、何故そうなるのかをしっかり説明

プレイヤーに伝える物事には、その話のベースとなる根拠をしっかり伝えましょう。その裁定や罰則が出されたことに対し、プレイヤーに納得してもらうことが大事なので。



温情を持ち合わせつつ、時には残酷に

ジャッジはプレイヤーに寄り添うことも大事ですが、時には罰則を発行しなければならないこともあります。この時にジャッジはその罰則を発行することを恐れてはいけません。

プレイヤーからすると残酷な判断を強いることもあると思いますが、ルールに従うことも大事です。


ちなみにですが


特定􏰁イベントで􏰀異なる方針や手順を定めている場合がある。こ􏰁の文書と主催者方針が異なる場合、主催者方針􏰁内容が優先される。

(デュエルマスターズ 競技イベント運営ルール 0.はじめに より抜粋)


ルールに書いてあることだけが全てじゃないとだけ付け加えさせて頂きます。



自信を持つ、不安も持つ

運営者はその日行う大会の全てを取り仕切らなければなりません。まずは、自分や運営の力があれば絶対に大会を運営し切れる、という自信を持ってください。

そしてその上で、「もし失敗したらどうしよう」「間違ったら怒られないかな」と不安を持つことも大事です。

このような不安は自分のジャッジングに緊張感を持つことが出来ます。固くなりすぎないように、でも真面目なところは真面目に通す。このバランスが大事です。

しょーじきな話、恥ずかしいですが今でも僕もたまに裁定の間違いしたりすることもあるのでとにかく失敗は恐れないでください。



余裕がある時は、大会の会場全体を見渡す

ジャッジが大会中ずっと忙しいかと言われると、不定期で対応が手すきになる時間が生まれます。そんな時は大会会場全体を見渡してみてください。

・通路に人が固まってるな、ここは椅子がしまってない動線を開けなきゃ。

・パックのゴミが落ちてる拾ってゴミ箱に捨てよう。

・スコアキーパーがぶっ続けだな疲れてないかしら?

・サブイベントの準備もやらねえとな


考えられることはいっぱいあります。手すきの時がcsをよりプラスのものにするチャンスです。



「暇」だと思わせない

プレイヤーにとって大会中に運営の要因でストレスに感じることの一つに、「間」が出来ることがあります。

早く大会を進めて欲しいのに、なかなか進まなくてイライラする、って経験。csに出慣れているプレイヤーなら誰しも1度はあると思います。

そんな時は、参加者の中にcsの運営者がいれば告知してもらったり、あるいは間違えやすい裁定、新しいカードの裁定を案内したりしてみましょう。耳に入ってくる情報で間を埋めさせることができます。

そして、ペアリングツールのトラブルなど、どうしても時間を要する時。この時は、再開時刻を伝え、ここからここまでを「休憩」とするアナウンスをしましょう。

例えば20分休憩って分かったら、その間にコンビニ行って飲み物を買いに行こう、であるとか、フリーしよう、であるとか、こちらが気を遣わずともプレイヤー達がプレイヤー達自身で「間」を埋めてもらうことが出来ます。


後編に続きます。





「良い」cs運営者を目指そう⭐︎ 前編

2020-02-11 09:09:40 | デュエマ

こんにちは、認定ジャッジの筑前煮です。


最近csの運営をやってみたい、なんで声をちらほら見かけます。僕はその気持ち、全力で応援したい!

ですが、自分やその周りの仲間で何の知識もなしにcsを運営するってなったら大変です。

そこで、今回は特に店舗csの運営を務めるときに僕が大事にしていることをまとめていこうと思います。

なお、書いてたら文章が6万字を越えてしまい、このブログの書ける文字数の最大値を簡単に越えてしまいました…なので、前、中、後編の3本立てでお送りします。



1.大会の前にやること


お店とのミーティング

絶対に行いましょう。何回も回数を重ねているところでも最低10分は行いましょう。混乱というのは、お互いに知っている情報、知らない情報がぶつかった時に起こるものです。

小さなことでも不安に感じたら、共有しておきましょう。



告知を早く、そしていっぱい行う

集客力の大部分はここで決まります。告知をしっかり行った時は沢山来てくれますし、自分で言うのも恥ずかしいですが、経験則告知をサボった時はあまり来てくれませんでした。

昨今はネット社会なので、告知はSNSやイザジンなどをフル活用!もしくは他のcsに出向いて告知してもらうことも効果的です。

またいっぱい行うことの意味ですが、プレイヤーの目につくチャンスが増えるだけでなく、「ああ、このcsの運営はマメだな。」と良い印象を持たせる効果もあります。



他のcsや大会に出向く

他人の良いところはどんどん真似していきましょう。もしくはこのシステム悪いんじゃないか?なんて思ったら自分のcsでは回避することができます。

そして、csに出ることはプレイヤー目線での考え方を養うこともできます。


少し余談になりますが、栃木のこあら杯に参加させていただいた時に受けたジャッジ対応が素晴らしかったので共有させていただきます。

起きた現象に関しては、対戦前にデッキを零してしまうというよくある話。そこでのプレイヤーに対しての警告発行の言い回しなのですが、「○○さんには警告を発行します。ただし、もう一回までは警告を発行されても大丈夫ですのでご安心ください。」と伝えました。僕は普段同じような事案の対応の時、「○○さんには警告を発行します。警告が累積してしまうとペナルティの対象となってしまうのでご注意ください。」と伝えていたのですが、後者の場合は緊張感が高まるかもしれませんが、前者の場合はとても安心しますよね。どちらが良いと言うのは正解がないかもしれませんが、プレイヤーとして出ていた僕は前者の方に好感を持ちました。

また、僕の使用していたスリーブが滑りやすかったことにも触れ、対戦相手にシャッフルの際注意してもらうように伝えてほしい、と注意を頂いたことで、その通り実践した結果その日同じ件でジャッジコールを求めることはありませんでした。



頭の中でシミュレーションを行う

当日になって「ここどうしよう?」ってなった時はなかなか対応できないものです。頭の中で何回もcsを開いて、そこで何回も失敗しておきましょう。

それを基に、失敗した理由をもう一度考えて次に繋げます。



当日の荷物を確認しておく

csで持ち歩いてて便利だったものを紹介します。


・スマートフォン

これ一台で大抵のことが解決できます。前日は特に充電を忘れないように!


・手持ちのタイマー

スコアキーパーとかに全体の時間を測ってもらうと同時に、手元でも時間を確認できるようにしておきましょう。


・バインダーと筆記用具

昨今のジャッジ界隈ではペーパーレス化が進んでいますが、僕は電子機器が急に使えなくなったとしても手元ですぐ資料を確認できる紙媒体って大事だと思ってます。

ちなみに僕がバインダーに普段差し込んであるものは

・公式ルールのコピー

・ジャッジ対応記録用紙

・当日の大会規約やスケジュールが掲載されているページのコピー

・開会式に読む内容のカンペ

・メモ用の白紙

などですね。


・判子やスタンプ

スリップやシートの書き直し等があったときに、ジャッジが確認したことを一目で判別できることは重要です。


・幼女ぅもとい養生テープ

卓の番号札やオンラインペアリングを採用しているところではQRシートなど、会場内でテープ留めのものは多く、それらは剥がれがちです。

手元で一時的にすぐ修復できて、なおかつ机を傷つけたりしない養生テープはポケットに一本忍ばせておくと助かることは多いです。


・感謝の気持ち×9

大会は運営が開いているから、だけでなく、プレイヤーに来て頂いているから成立しています。そのことを忘れないように!



早く布団に入る

早めにお風呂に入り、なるべく早く布団に入りましょう。大抵前日からドキドキしてなかなか寝つけません。僕なんかよくそれで困ってますw

自分も最高のジャッジをするために、少しでも体は休めておきましょう。



中編に続きます。