アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

美術展「ヒンドゥーの神々の物語」いよいよ東京で開催中!

2022-09-30 | インド文化

本年初めに福岡アジア美術館で始まり、岡山を経由して、やっと首都圏にやってきてくれました「ヒンドゥーの神々の物語」展。池袋の古代オリエント博物館(公式サイト)で、9月23日(金)から11月27日(日)まで開催中です。実は、先日、9月21日にさいたま市へ行く途中に下車して、チラシをゲットしに行こうと思っていたのですが、調べてみるとあいにくその日は展示替えで休館日。そんなわけでチラシほしいよー、と思っていたら、この展示の目玉となるインドの大衆宗教画のコレクターだった方から、本日チラシを送っていただきました。その方の膨大なコレクションが福岡アジア美術館に寄贈され、それを核にしてこの展示企画が成立したのです。途中に岡山を挟み、3カ所で本年いっぱい行われることになった「ヒンドゥーの神々の物語」展。中味の面白さは保証付きです。インド映画好きなら、こういうイメージを取り込んでおけば、『バーフバリ』二部作を筆頭に神話をベースにした作品への理解がより深まるというもの。ご覧になっておくことをお勧めします。チラシの表と裏を付けておきますので、まずはこれで情報収集して下さいね。

チラシの裏が字ぎっしりになっていますが、右側一段は展覧会に付随してものすごくたくさん行われるトークやパフォーマンスの一覧です。「マハーバーラタ」研究で名高い沖田瑞穂先生や、インドのことなら何でも詳しい民博の三尾稔先生など、私も聞きたい講座がいっぱいあります。オンラインで視聴できる講座も多いので、足を運べない方も申し込んでみて下さい。

Adipurush poster.jpeg

ところで話は変わりますが、上に付けたのは本日姿を現したプラバース主演作『Adipurush(アーディプルシュ/最初の人間)』のポスターです。これも「ラーマーヤナ」をベースにした物語と言われており、ラーガヴァ(=ラーマ)をプラバースが演じ、対してランケーシュ(=ラーヴァナ)をサイフ・アリー・カーンが演じます。こういった映画中のイメージ形成は、多くはインド大衆宗教画を元にしており、大衆宗教画の大海のような世界を知っておくと映画を見るのもよけいに楽しくなります。『Adipurush』は2023年1月12日に公開の予定で、日本に来るかどうかはわかりませんが、この機会に予習をぜひしておいて下さい。10月21日から公開される『RRR』(2021)でも、クライマックスに「弓を射るラーマ」が現れます。2022年はラーム・チャラン、2023年はプラバースと、ラーマ神2年連続で地上に降臨!ですね。

 


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