アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

東京国際映画祭でドニー・イェン&ニコラス・ツェーの『怒火(原題)』上映!

2021-09-21 | 中国語圏映画

10月30日(土)~11月8日(月)に開催される<第34回東京国際映画祭>。上映作品が次々と決まりつつありますが、本日解禁になったニュースで、ドニー・イェン(甄子丹)&ニコラス・ツェー(謝霆鋒)が主演する『Raging Fire(英題。原題は「怒火」)』がガラ・セレクション部門に出品されることが発表されました。本年7月30日に公開された中国では、4週連続1位を占めたというこの作品、監督は陳木勝(ベニー・チャン)です。場面写真と、リリース資料に書かれていた紹介を付けておきます。

(c)Emperor Film Production Company Limited Tencent Pictures Culture Media Company Limited Super Bullet Pictures Limited  ALL RIGHTS RESERVED

今回、ドニー・イェンが演じるのは犯人逮捕の為なら躊躇の無い正義感溢れる警官チョン。麻薬組織の壊滅作戦中、謎の仮面を被った集団に襲撃され仲間を惨殺されるが、実はその事件の黒幕が、3年前に警察組織にはめられ投獄させたかつての同僚で弟子のような存在だったンゴウ(ニコラス・ツェー)だと知る。
2人の宿命が交差した時、怒りの炎が燃え上がる!

監督は『香港国際警察/NEW POLICE STORY』のベニー・チャン。2020年に58歳の若さで急逝したため、本作品が彼の遺作となる。ニコラス・ツェー演じる狂気の殺戮者と、ドニー演じる警察官の対決を大胆なアクションと手に汗握るストーリー展開で描いていく。

さらに本作プロデューサーにはドニー・イェンも名を連ねており、谷垣健治がスタントコーディネートで参加するなど、映画ファン垂涎のキャスト・スタッフが揃った。

なお本作は、2021年12月よりTOHOシネマズ日比谷他全国公開の予定。

陳木勝 - Grinned.jpg

上に付けたのはベニー・チャン監督の写真(中国語版Wikiより)ですが、うかつにも昨年亡くなっていたことを知らなかったので驚きました。Wikiによると、2019年、この作品を撮影中に突然体調不良を感じ、いろいろ検査した結果、末期の鼻咽頭がんだと診断されたそうです。2020年に入っても治療を続けていたものの、8月23日の朝、帰らぬ人となったのだとか。享年58。まだまだお若かったのに、と残念です。日本では、アンディ・ラウ(劉徳華)主演の『アンディ・ラウの逃避行(原題:天若有情)』(1990)以降、監督作品が約20本公開されたりソフト化されたりしている人気監督ですが、特に名を知られるようになったのはジャッキー・チェンの主演&共同監督作品『WHO AM I?』(1998)から。アクション映画を得意とし、現代ものも時代劇も多くのヒット作を世に送りました。ベニー・チャン監督追悼の意味でも、ぜひ東京国際映画祭での上映を満員にしたいですね。

下に香港版の予告編を付けておきます。ニコラスはこの間8月29日に41歳になったばかりですが、若いですねー。ドニーさんと2人、目の覚めるようなアクション・シーンを見せてくれそうです。楽しみにしていましょう!

《怒火》導演版預告

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『きっと、うまくいく』が戻... | トップ | 追記:東京国際映画祭ガラ・セ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

中国語圏映画」カテゴリの最新記事