本日、東京外大に行ってインドネシア映画『母ちゃんの巡礼』(2009)を見てきました。イスラームの教えが随所に埋め込まれた作品で、私にはちょっと重かったのですが、インドネシア映画にはこういう作品もあるのだ、とわかったのが収穫でした。そこでいただいたチラシの中に、1月にTUFS Cimenaで上映される『プライス・オブ・フリー/KAILASH』と「南アジア映画特集『ソング・オブ・ラホール』」のお知らせがありましたので、チラシをスキャンして付けておきます。
『プライス・オブ・フリー(原題:KAILASH)』は、2014年にノーベル平和賞を受賞したインドの人権活動家カイラーシュ・サティヤールティー氏の活動を追ったドキュメンタリー映画です。
製作国はアメリカですが、インドの児童労働と取り組むカイラーシュ・サティヤールティーと彼の仲間の姿をあますところなく伝えてくれているようです。1月8日(火)18時30分からの上映の詳細については、こちらをご参照下さい。
「南アジア映画特集」で上映される『ソング・オブ・ラホール』(2015)は、すでに日本で公開されてDVDにもなっているのですが、まだご覧になっておられない方はこの機会にぜひ(ぜひ×10ぐらいの価値あり)どうぞ。まるで劇映画のようにドラマチックなドキュメンタリー映画で、製作国はアメリカですが、共同監督の片方、シャルミーン・ウペード=チナーイはパキスタンの女性ジャーナリストです。
パキスタン音楽に詳しい村山和之さんの講演も聞きものです。1月26日(土)14時からの上映の詳細はこちらをどうぞ。上に付けたチラシは薄い紙だったため、スキャンすると読みにくいですね。すみません。ぜひ、TUFS Cinemaのサイトをご参照下さい。(TUFS Cinema関係者の方から、きれいな画像をご提供いただき差し替えました。感謝!!)『ソング・オブ・ラホール』の予告編を付けておきます。
映画『ソング・オブ・ラホール』予告編
ところで、1月26日と言えばインドの共和国記念日で、ニューデリーでは大規模なパレードが行われる国を挙げての祝日です。その日に『ソング・オブ・ラホール』が上映されるなんて、素晴らしいですね。来年はインドとパキスタンの友好を謳った『バジュランギおじさんと、小さな迷子』も公開されますので、そろそろそちらのご紹介にも本腰を入れる予定です。どうぞお楽しみに。