日本では12月7日(金)からの公開となった『パッドマン』ですが、何と中国でも、1週遅れの12月14日(金)から公開中です。中国語のタイトルは『印度合伙人』。「合伙人」とは「パートナー(仕事上の、あるいは私生活での)」という意味だそうですが、そう言えば、陳可辛(ピーター・チャン)監督がインド映画『きっと、うまくいく』(2009)に影響されて作り、中国で大ヒットした作品のタイトルが『中国合伙人』(2013)でしたね。それも意識して付けられた中国語タイトルかも知れません。
そしてこの『印度合伙人』、公開から2日間だけで2000万元(1元=約16円)を超す興収を挙げたというので、今中国で話題になっているのです。こちらのサイトでは今年中国で上映されたインド映画を並べて、その興収の比較がしてあります。わかりやすいように、ちょっと書き換えてみました。
中国での公開日 中国語タイトル(原題)「邦題」 中国での興収(12.16まで)
2018.1.19 神秘巨星(Secret Superstar) 7億4700万元
3.2 小蘿莉的猴神大叔(Bajrangi Bhaijaan)
「バジュランギおじさんと、小さな迷子」2億8500万元
4.4 起跑銭(Hindi Medium) 2億1000万元
5.4 巴霍巴利王2:終結(Baahubali 2: The Conclusion)
「バーフバリ 王の凱旋」 7683万元
6.8 廁所英雄(Toilet: Ek Prem Katha) 9460万元
8.31 蘇丹(Sultan)「スルタン」 3614万元
10.12 嗝嗝老師(Hichki) 1億4900万元
11.30 老爸102歳(102 Not Out) 3013万元+
12.14 印度合伙人(PadMan)
「パッドマン 5億人の女性を救った男」 2102万元+
12.28 印度暴徒(Thugs of Hindostan) ?
こうして見ると中国の観客は、アクション映画よりも泣かせてくれる作品の方が好みのようですね。それにしても、『パッドマン』在中国、どのくらい記録を伸ばすのか楽しみです(こちらの日本語サイトでは3595万元となっていますが、公開3日目の16日だけで、1500万元ぐらい稼いだのですね)。日本でも、まだまだたくさんの方が見に行って下さることを願っています。公式サイトはこちらですので、まだご覧になっていない皆さんは、この3連休にぜひ足をお運び下さい。