アジア映画巡礼

アジア映画にのめり込んでン十年、まだまだ熱くアジア映画を語ります

NHK文化センター横浜「インド映画を読み解く①」のオンライン講座出席者の皆様、ありがとうございました!

2021-10-16 | インド映画

本日は、NHK文化センター横浜の3回連続講座「インド映画を読み解く」の初回でした。(公式サイト)初回のテーマは「『バーフバリ』二部作とインドの神話的世界」として、『バーフバリ』二部作のバックボーンとなっている古代叙事詩「マハーバーラタ」と「ラーマーヤナ」、そしてシヴァ神やヴィシュヌ神などのヒンドゥー教神話のお話をし、それが『バーフバリ』のどの部分に表れているか、というのを検証しました。今回はハイブリッド講座ではなく100%オンラインのため、受講者の皆さんの反応がまったくわからなくて、途中「こんな風に一方的に喋り倒していいのだろうか?」と不安になったりしたのですが、とりあえず無事、1時間半の講座を終えることができました。9月の朝日カルチャーセンター新宿の講座では、動画再生がうまくいかず、数々のご迷惑をお掛けしたのですが、今回はスムーズに行ってホッとしました。センターの担当者の方がいいガイダンスをして下さったおかげで動画再生が問題なくできて、いやもう肩の荷がどどどっと下りた感じです。もう、オンライン講座も怖くありません!! 画像と予告編動画の使用をお許し下さった配給会社ツイン様、ご協力本当にありがとうございました。

©ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHTS RESERVED.

最後の方では1週間後のプラバースの誕生日のことと、それを記念しての日本での配信で見られる作品についてなどもお話ししたのですが、ムービープラスで見られるテレビのトーク番組「Koffee with Karan」には、こちらでご紹介したように「チーム・バーフバリ」ことS.S.ラージャマウリ監督、プラバース、そしてラーナー・ダッグバーティの3人が出演しています。番組のホストはボリウッドの監督にしてセレブのカラン・ジョーハルで、番組のタイトルが”Coffee”ではなくて”Koffee”になっているのは、カラン・ジョーハルにとっては"K"がラッキー文字だからでしょう。カランの初期作品のタイトルを見ればわかるように、『Kuch Kuch Hota Hai(何かがおきてる/略称:KKHH/K2H2)』(1998)、『Kabhi Khushi Kabhie Gham(家族の四季 愛すれど遠く離れて/略称:K3G)』(2001)、『Kabhi Alvida Naa Kehna(さよならは言わないで/略称:KANK)』(2006)と”K”の大盤振る舞いです。いずれも日本で映画祭上映されたり公開されたりしているのですが、古くからのインド映画ファンの方でないとご存じないかも知れませんね。下は、『K2H2』を撮ってデビューした頃のカラン・ジョーハルです。今はぐんとスマートな中年紳士になっていますので、ぜひ彼のホストぶりも楽しんで下さいね。

©Photo by Pradeep Banderkar

それからツイン系列の配信サイトJAIHOでは、プラバースの2013年の主演作『ミルチ(Mirch)』が間もなく見られるようになります。『バーフバリ』ファンにははずせない作品で、共演者がサティヤラージ(『バーフバリ』のカッタッパ)、アヌシュカ・シェッティ(同デーヴァセーナ)、スッバラージュ(同クマラ・ヴァルマ)というのですから、「おおお~♥」ですね。ずっと昔、日本でもインド人観客向けに上映されたようで、Periploさんの紹介記事を見つけました。この写真のプラバース、若いでしょ? 製作期間が2011年だったようで、ちょうど10年前のプラバースです。ソング&ダンスシーンもいっぱい入り、何よりも日本語字幕で見られますので、ぜひどうぞ。予告編を付けておきます。

Mirchi Movie Theatrical Trailer - Prabhas, Anushka Shetty, Richa Gangaopadhay

 

そして、NHK文化センター横浜の連続講座「インド映画を読み解く」は、あと2回続きます。各回のテーマは以下の通りです。受講料等は、こちらの公式サイトでご確認下さい。なお、見逃し配信もあり、この日ご都合が悪くても大丈夫なようになっていますので、よろしければぜひご参加下さい。

10/30(土)13:00~ 「カースト問題とインド映画」

 ○『裁き』

 ○『僕の名はパリエルム・ペルマール』© Neelam Productions 

 ○『ガリーボーイ』

11/13(土)13:00~ 「インド映画とフェミニズム」

 ○『マダム・イン・ニューヨーク』©Eros International Ltd.

 〇『パッドマン 5億人の女性を救った男』© 2018 CAPE OF GOOD FILMS LLP. All Rights Reserved.

 〇『マニカルニカ ジャーンシーの女王』ⒸEsselvisionproduction(p) (LTD)

 


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2 コメント

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お疲れ様でした! (Jaan)
2021-10-17 13:34:40
cinetamaさん、先日の「インド映画を読み解く①」お疲れ様でした。そして、ありがとうございました(*^-^*)

今回は時間がたっぷりとあり、『バーフバリ』を通してインドの神話の話を一つ一つ細かく話してくださったので、とてもわかりやすかったです♪
そして、プラバースさんの映像も見れて嬉しかったです♪何回みてもニヤニヤ顔の筋肉が緩みます~(笑)
次回も楽しみにしております!

追伸
cinetamaさんの衣装も楽しみの一つなのですが、今回の藍色と黄色のサリーもとてもお似合いでした。
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Jaan様 (cinetama)
2021-10-17 23:38:18
早速のコメント、ありがとうございました。
今回も聴講して下さって、本当にありがとうございます!
プラバースのファンの方が多いに違いない、というわけで、あのコメント動画も使わせていただきました。
年末にまた朝日カルチャーセンターで別の講座をやるのですが、その時に『サーホー』の素材を使わせていただけることになっているので、ちょっと前倒しでこちらでも使わせてもらった次第です。

サリーへのコメントもありがとうございました。
やっと近所でサリーを洗濯してくれるクリーニング店がみつかったので、サリーを着られるようになりました。
以前は、マンションのすぐ裏にあったクリーニング店がしてくれていたのですが、そこがやめてしまって、それからはシンガポールやインドに持っていってやってもらっていたのです。
でも、海外に行けなくなったため、「インド映画講座」の方はここのところずっと、普通のクリーニング店で取り扱ってくれるサルワール・カミーズだったのでした。
サリーの洗濯代はサルワール・カミーズに比べると倍ぐらいするのですが、「インド映画講座」もまたサリーに戻そうかと思っています。
それにしても、早く再びインドに行けるようになってほしいですね。
日本も第6波が来ないことを祈っています。
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