ファウスト博士という人物の伝説があります。
この男はこの世の快楽と引き換えにおのれの死後の魂を永遠に悪魔に売り渡す契約をします。
科学者であり、現実主義者であるファウスト博士にとっては「あの世」での魂などどうでもよく、ひたすらこの退屈な現世を味わうことを希望します。
僕は今の原発維持論者の精神ってこれに近いような気がするのですよね。
原発で産み出される放射性廃棄物の管理期間は10万年にもなります。日本の国が出来てからだって数千年しか経っていないのに、数万年単位で後世につけを残すってどういう感覚なのだろうと僕は前々から疑問におもっていました。で、ある時ファウスト伝説を思い出して、はたと思ったのです。彼らは自分の死後には全く興味がないのではなかろうかと。そこに僕はものすごくさみしい虚無主義を感じるのです。
この男はこの世の快楽と引き換えにおのれの死後の魂を永遠に悪魔に売り渡す契約をします。
科学者であり、現実主義者であるファウスト博士にとっては「あの世」での魂などどうでもよく、ひたすらこの退屈な現世を味わうことを希望します。
僕は今の原発維持論者の精神ってこれに近いような気がするのですよね。
原発で産み出される放射性廃棄物の管理期間は10万年にもなります。日本の国が出来てからだって数千年しか経っていないのに、数万年単位で後世につけを残すってどういう感覚なのだろうと僕は前々から疑問におもっていました。で、ある時ファウスト伝説を思い出して、はたと思ったのです。彼らは自分の死後には全く興味がないのではなかろうかと。そこに僕はものすごくさみしい虚無主義を感じるのです。