地震の時にあれだけ我々のことを心配して、クソ原発の代わりにと言って火力発電の施設まで提供してくれたタイの国が大変なことになっている。日本政府は黙って見ていていいのでしょうか?人間としてそれでいいの? 一体タイに対してどのような支援ができるのでしょうか? 東電を支援する暇と金があったら、恩人であるタイや地震に苦しむトルコに援助するべき。それが国際社会のなかで生きていくためのルールだと思います。
僕が最近不思議だなあと思うのは、政治家にしろ官僚にしろ東電の社員にしろ、自分や自分たちの家族も放射能の危険にさらされているのに、まるで他人事のように原発再稼働を口にすることです。政府はストレステストをおこなって安全性を確認したらまた原発を動かすつもりですが、そもそも福島原発の収束もままならないし、事故の原因だってちゃんと究明されていないのになんで安全だと確認できるのでしょうか?
今の日本は、原発という氷山にぶつかり沈みだした船。その船の上で東電やら官僚やら民主党やらが少しでも高い場所に逃げようとしている。そうして新しい総理大臣を選んで支持率が上がったなんて言ってよろこんでいる。だが、お前らも一緒に放射能の海に沈むのだ!
今の日本は、原発という氷山にぶつかり沈みだした船。その船の上で東電やら官僚やら民主党やらが少しでも高い場所に逃げようとしている。そうして新しい総理大臣を選んで支持率が上がったなんて言ってよろこんでいる。だが、お前らも一緒に放射能の海に沈むのだ!
菅直人退陣以降に起きたこと。
①野田総理が原発推進明言
②朝日新聞が死神博士の山下俊一に賞を授与
③青森県知事が原発の必要性を明言
④脱原発デモの拠点、新宿アルタ前広場封鎖。
今週の頭に民主党の代表選があって今は土曜日。ほんの数日のあいだにこれですよ。
もしかして次は 火力発電所が故障→停電→原発稼働 なんて絵を書いていませんか?
こうして並べてみれば何とも不可思議だった菅降ろし、その本当の意図が何となく見えてきそうな気がしませんか? マスコミに踊らされて一緒になって菅直人のことをこきおろしていた人たちで今更ながら「しまった!」と思っている人も多いのではないでしょうか?
①野田総理が原発推進明言
②朝日新聞が死神博士の山下俊一に賞を授与
③青森県知事が原発の必要性を明言
④脱原発デモの拠点、新宿アルタ前広場封鎖。
今週の頭に民主党の代表選があって今は土曜日。ほんの数日のあいだにこれですよ。
もしかして次は 火力発電所が故障→停電→原発稼働 なんて絵を書いていませんか?
こうして並べてみれば何とも不可思議だった菅降ろし、その本当の意図が何となく見えてきそうな気がしませんか? マスコミに踊らされて一緒になって菅直人のことをこきおろしていた人たちで今更ながら「しまった!」と思っている人も多いのではないでしょうか?
しばらく更新していませんでした。
実はちょっとした病気で入院していたのです。4泊5日という短さからもその大したことの無さ加減は推察されるかと思いますが、それでも入院生活はつらいですね。ひたすら続く絶食と点滴。ただそれだけなんですけど。まわりには脱腸のように軽い方から、だいぶ症状の重そうなお年寄りまでさまざまな方がいらっしゃいます。命とか人生とか、そんかことを随分考えました。病院内は携帯電話も基本的に禁止ですし、インターネットも出来ません。しかたないので、持ち込んだパソコンでフランス映画や怪獣映画を見て時間をつぶしました。それと食事室に備え付けの漫画ですね。こういうときには「こち亀」や「美味しんぼ」が慰めになります。定番と思える「ゴルゴ13」はちょっと重かったかな。
朝は通勤時間の都合でいつもはみられない、テレビ朝日の「モーニングバード」で「そもそも総研」をじっくり見ることができました。このコーナーを担当している玉川 徹という人、テレ朝の写真らしいですが、なかなかきかん気そうないい面構えをしています。朝日新聞は最近山下俊一に賞をあげたりして、ちょっと動きが怪しくなってきたけど、こういった人が変な圧力を加えられなければいいなと思います。
実はちょっとした病気で入院していたのです。4泊5日という短さからもその大したことの無さ加減は推察されるかと思いますが、それでも入院生活はつらいですね。ひたすら続く絶食と点滴。ただそれだけなんですけど。まわりには脱腸のように軽い方から、だいぶ症状の重そうなお年寄りまでさまざまな方がいらっしゃいます。命とか人生とか、そんかことを随分考えました。病院内は携帯電話も基本的に禁止ですし、インターネットも出来ません。しかたないので、持ち込んだパソコンでフランス映画や怪獣映画を見て時間をつぶしました。それと食事室に備え付けの漫画ですね。こういうときには「こち亀」や「美味しんぼ」が慰めになります。定番と思える「ゴルゴ13」はちょっと重かったかな。
朝は通勤時間の都合でいつもはみられない、テレビ朝日の「モーニングバード」で「そもそも総研」をじっくり見ることができました。このコーナーを担当している玉川 徹という人、テレ朝の写真らしいですが、なかなかきかん気そうないい面構えをしています。朝日新聞は最近山下俊一に賞をあげたりして、ちょっと動きが怪しくなってきたけど、こういった人が変な圧力を加えられなければいいなと思います。
今発売中の週刊文春(9月1日号)の「私の読書日記」で立花隆が脱原発の動きについて書いています。
僕は彼のように年季の入った「知の巨人」ではないので、あくまでも生活者の立場からコラムを書く人間として異論を唱えておきますね。
まず、彼は「原発」と「原爆」は「客観的にいって」まったく別物であるのに、最近の議論はこういった区別を忘れて核をすべて邪悪なものだと決めつけていると述べ、そしてこう続けています。引用しますね。
核をアプリオリに(注:「経験とは無関係に」といった意味の哲学用語なんだけど、多分、彼は「深い考えもなしに」といった程度の意味でつかっています)邪悪なもの視する人々は、核は人間にコントロール不可能なものと思い込んでいる。フクシマがそれを証明したと思っている。しかし、フクシマで起きたことは、第一世代第二世代の古い原発にマグニチュード9.0という史上未曽有の災害が襲いかかったときに起きたことで現代の最先端の原発(いま第三世代まできている)では決して決して起こりえないことがすぐ分かる。いまの原発では、フクシマの悲劇の最大のもとになった水素爆発が絶対におこらない(水素が発生したとたん触媒によって酸素と結合させられ、H2Oになってしまう)。フクシマの悲劇をもたらした全電源喪失メルトダウンも絶対おこらない(電源なしでも冷却継続)。いまの日本の原発議論は、驚くほど時代遅れの内容になっている。
さて、僕としての彼へのツッコミどころは以下のような感じです。
①そもそも福島で「想定外」という発言が当事者たる東京電力から出てきた時点で、核は人間にはコントロール不可能だということが証明されてしまったんじゃないんですか?(だって想定できないものをどうやってコントロールするのさ?)
②立花隆は新しいタイプの原子炉では福島型の事故は「絶対」におこらないと言っているけれど、そもそも今までだって、原発が爆発したり、格納容器が破損してプルトニウムが外に飛び出すなんてこと「絶対にない」って言っていたんじゃなかったっけ?
③仮にその結構な新しいタイプの原子炉を使うとして、それじゃいままであった原子炉はどうするの?
あのね、日本ではまで一つも商業用の原子炉は廃炉にした経験がないんだよ。そして廃炉にするのに30年かかるともいわれているんだよ。(ちなみに費用は電事連の試算でも1台あたり約5,000億円/2002年3月31日朝日新聞より)それとも今の原発はほっといて、どこか新しい土地にまた原発を作るつもりなの?
④ここでは原発が作り出す放射性廃棄物の問題が全く触れられていないけれど、管理に10万年(100,000年 数字で書くとすごいね)かかるという廃棄物はどう処理するの? そんなものどんどん作り出していいわけないじゃん。トイレのないマンションにあなたは住めますか?
⑤これがものすごく気になるんだけど、今の第三世代半の原発は水素爆発もしなければ電源がなくても冷却できるように「改善」されているとして、じゃあその「改善」の設計はいつ行ったのでしょうか? もしかしてこういう危険性があるって福島の事故の前からわかっていたの? それってわかっていて、公表していなかったの? それってマズイっすよね?
まあ、僕も学生のころ彼の「田中角栄研究」「中核VS核マル」「日本共産党の研究」などを熱心に読み、感心していたクチだから、こういったちょっとマトがはずれたというかボケた文章を今、彼が書いていることに少しさみしさを感じますね。
僕は彼のように年季の入った「知の巨人」ではないので、あくまでも生活者の立場からコラムを書く人間として異論を唱えておきますね。
まず、彼は「原発」と「原爆」は「客観的にいって」まったく別物であるのに、最近の議論はこういった区別を忘れて核をすべて邪悪なものだと決めつけていると述べ、そしてこう続けています。引用しますね。
核をアプリオリに(注:「経験とは無関係に」といった意味の哲学用語なんだけど、多分、彼は「深い考えもなしに」といった程度の意味でつかっています)邪悪なもの視する人々は、核は人間にコントロール不可能なものと思い込んでいる。フクシマがそれを証明したと思っている。しかし、フクシマで起きたことは、第一世代第二世代の古い原発にマグニチュード9.0という史上未曽有の災害が襲いかかったときに起きたことで現代の最先端の原発(いま第三世代まできている)では決して決して起こりえないことがすぐ分かる。いまの原発では、フクシマの悲劇の最大のもとになった水素爆発が絶対におこらない(水素が発生したとたん触媒によって酸素と結合させられ、H2Oになってしまう)。フクシマの悲劇をもたらした全電源喪失メルトダウンも絶対おこらない(電源なしでも冷却継続)。いまの日本の原発議論は、驚くほど時代遅れの内容になっている。
さて、僕としての彼へのツッコミどころは以下のような感じです。
①そもそも福島で「想定外」という発言が当事者たる東京電力から出てきた時点で、核は人間にはコントロール不可能だということが証明されてしまったんじゃないんですか?(だって想定できないものをどうやってコントロールするのさ?)
②立花隆は新しいタイプの原子炉では福島型の事故は「絶対」におこらないと言っているけれど、そもそも今までだって、原発が爆発したり、格納容器が破損してプルトニウムが外に飛び出すなんてこと「絶対にない」って言っていたんじゃなかったっけ?
③仮にその結構な新しいタイプの原子炉を使うとして、それじゃいままであった原子炉はどうするの?
あのね、日本ではまで一つも商業用の原子炉は廃炉にした経験がないんだよ。そして廃炉にするのに30年かかるともいわれているんだよ。(ちなみに費用は電事連の試算でも1台あたり約5,000億円/2002年3月31日朝日新聞より)それとも今の原発はほっといて、どこか新しい土地にまた原発を作るつもりなの?
④ここでは原発が作り出す放射性廃棄物の問題が全く触れられていないけれど、管理に10万年(100,000年 数字で書くとすごいね)かかるという廃棄物はどう処理するの? そんなものどんどん作り出していいわけないじゃん。トイレのないマンションにあなたは住めますか?
⑤これがものすごく気になるんだけど、今の第三世代半の原発は水素爆発もしなければ電源がなくても冷却できるように「改善」されているとして、じゃあその「改善」の設計はいつ行ったのでしょうか? もしかしてこういう危険性があるって福島の事故の前からわかっていたの? それってわかっていて、公表していなかったの? それってマズイっすよね?
まあ、僕も学生のころ彼の「田中角栄研究」「中核VS核マル」「日本共産党の研究」などを熱心に読み、感心していたクチだから、こういったちょっとマトがはずれたというかボケた文章を今、彼が書いていることに少しさみしさを感じますね。