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コルクのぶらぶら日記 

いつもぶらぶらしているようだけど....やっぱりブラブラしています。

憲法

2013-02-09 06:36:52 | 日記
 本当にしばらくぶりの更新です。
最近思うところがあって憲法の勉強をしていました。
福島で原発が爆発し、いまだに多くの人が放射能のため故郷に帰れず、そして多くの親達が子供の健康に不安を抱き、中国との関係がきな臭くなり、そして所得の格差がどんどん進んでいく。そんな時だからこそ「憲法」にもどる事が大切なのではないかと思うのです。

 アメリカからの押し付けだと言う人たちがいるのも知っています。それを改正しようと言う意見があるのも知っています。でも、もういちど、たった103条しかない憲法の条文に目を通し(小学校以来?)、そしていくつかの解説を読んでいくと、大変な戦争を経験した我々の社会の先輩たちが、こんな悲惨なことは二度と起きないようにしようという強い決意のもと、個々の人間を尊重し、国民ではなく国家の暴走にしっかりと歯止めをかけるため作り上げたこの憲法の精神が今こそ輝くのではないでしょうか。

 例えばこんな条文があります。

第25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
第2項 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

 そして今日のニュースの見出しにこんなのがありました。


83歳と77歳姉妹、衰弱死か 東京・杉並のマンション

 8日午後2時半ごろ、東京都杉並区天沼2丁目のマンションの一室で住人の女性(83)と妹(77)が倒れているのを実弟と管理人が見つけ、110番通報した。駆けつけた警察官が確認すると2人は死亡していた。遺体に目立った外傷はなかった。警視庁はともに病死か衰弱死の可能性が高く、死後1カ月以上とみている。(朝日新聞デジタル より)

マッチポンプ

2012-10-18 06:25:23 | 日記
 ips細胞の研究で京都大学の先生がノーベル賞を受賞した数日後新聞の一面にそのipsを使って手術を成功していた医者がいるという記事が載りました。ノーベル賞を受賞するような先端の研究段階の技術を使って既に成功例があるなんて、そんなわけないだろうとさすがの僕も心の中でツッコミを入れていたらやっぱりウソだったんですね。それでこのウソをついた人物を今度はテレビが執拗に追いかけて質問攻めにしていましたけれど、あそこまで誰が見てもウソにウソの上塗りをしている状態の人をさらに追い詰めて一体わが日本のメディアは何をしようとしているのでしょうか? ウソに飛びついた自分たちの不明を恥じずに、逆上してこの人をいじめているように僕には見えるのですよ。
 そもそも記事を書く時は裏をとるのが記者の基本。だとしたら社会的に糾弾されなければいけないのはこのウソをついた人である以上に、こんな子供騙しのウソも見抜けず公器たるメディアを使ってウソの情報を垂れ流した人たちではないのでしょうか。彼らの反省の弁には今のところ僕はお目にかかっていません。

 持ち上げて、落とす。
自分で火をつけて、消す。

こういうのをマッチポンプというのだそうです。
そもそもこの問題はすごい話を聞いたけどウソ臭いので黙殺して終わり。ということでいいんじゃないでしょうか? あのウソをついた人の容貌がまた大衆的なサディズムをくすぐってしまっているのでしょうね。それを利用してそもそも火は無いんだけど、視聴率が稼げるから一生懸命消して見せるといったところですね。

 日本の電力会社は原発は安全だとずっとウソを言ってきました。
ソ連で原発が爆発したときも、日本の原発は安全だと言っていました。日本の原発が爆発したら、放射能は安全だと言い始めました。東大の教授がでてきてプルトニウムは重いので飛ばないなんてことも平気で言っていました。
 ウソを追及するのならば、いままで散々口車にのって垂れ流した反省を込めてこういった本当にタチの悪いウソツキを追及してほしいものです。

ワインエキスパート合格

2012-10-13 12:37:02 | 日記
 日本ソムリエ協会が主催するワインエキスパート試験に昨日合格しました。きゃっほー \(^▽^)/

 本当はソムリエの資格が欲しかったのですが、これは規定年数以上飲食業にたずさわっていた人しか受験資格が与えられないので、「ほとんど飲み屋が仕事場」のような僕でもバーカウンターの客席側にいる限りは受けられないのですよ。この資格はそういった人たちが受けるものなのですが、試験内容は1次の学科試験と2次のテイステング(ワインの利き酒ですね)とソムリエ試験とほとんどかわりませんし、合格者が手に入れるブドウバッチもソムリエのそれとほとんど同じです。実際水商売をやっているわけでもない自分にとってこの資格はあまり役に立つものではないのですが、ほとんどこのバッチが欲しくて頑張たという感じです。
だってカッコいいんだもん。

 このカッコいいバッチを手に入れる以外にも受験してよかったと思うことがいくつかあります。
1.世界のワイン文化、地理等を学ぶことが出来た。
2.受験相談を兼ねてワインバーに足しげく通い、ソムリエ&ソムリエーヌ達と仲良くなれた。
3.ちなみにテストではワイン以外の酒の銘柄当てもでるので、勉強と称して普通のバーにも通い、バーテンさんとも仲良くなれた。
4.飲み屋やレストランでワインを選ぶことが楽しくなった。
5.コツコツ努力し、緊張し、集中し、そして試験後に爽やかな気持ちを久々に味わうことが出来た。

 しかしワインは奥の深い飲み物ですね。
これからもがぶ飲みは慎み、敬意を払った飲み方を続けようと思います。

政治と金の問題? 法律と道徳

2012-04-28 06:13:49 | 日記
 民主党の元代表の小沢一郎に無罪判決がでました。

 えーと。そもそも罪状は何だったんでしたっけ?
「政治資金規正法違反(虚偽記入)」というヤツらしいです。禁錮3年が求刑されていたんだそうです。

 で、東京地裁から無罪判決がでました。
これで検察側が控訴しなければ無罪確定というわけです。
ところが新聞やテレビの論調をみていると「説明責任をはたしていないので国会喚問するべきだ」「政治と金の問題」などとあいかわらず騒いでいます。そもそも松本サリン事件の時や足利事件のようにさんざん冤罪に加担してきた揚句、イザ事実が明るみになると形だけの「反省」をする彼らには今回はそんな「反省」の欠片もみられないようです。しかも今回なんて検察側が報告書を捏造していたなんて本当にオッソロしい事までわかっているんですよ。というよりも、なんだか小沢一郎が復権すると余程都合が悪くて騒いでいるような印象を受けますね。みっともないからよせばいいのに。そんななかでもっともみっともなく、作り手の卑しい表情まで浮かんできそうで嫌だなあと思ったのは判決直前の週刊文春に掲載された「隠し子報道」でした。おそらく彼らも無罪判決を予測していて、仕方ないから次のネガティブキャンペーンを考えたんでしょうね。でも、こんなもののどこが彼らのいうように「スクープ」なのでしょう。本当にクレージーキャッツの歌のように「みっともないからおよしなさい。もっとでかいこと何故出来ぬ?」と聞いてみたいです。

 「法律は折々圧制をやる。けれども道徳はのべつ幕なしだ。」
これは大正時代に活躍した大杉栄の言葉です。
法律で裁けなければ今度は「政治と金」「説明責任」といった道徳ですか。でもその同じ道徳は自分自身にも適用しなければフェアとは言えませんね。

 そもそも「政治と金の問題」って何なんでしょう?
その定義を聞いてみたいです。政治にお金がかかること? 政治家が資金集めにパーティーばかりやっていること? それとも賄賂をもらうこと? どうも曖昧な気がするのですね。イメージですね。イメージ。
そういったことが問題ならばこれは小沢一郎だけの問題ではありませんよ。東京電力から資金援助を受けている多くの政治家は問題ないのでしょうか? もっと言えば電力会社から多額の広告費をもらって、原発の危険性について知っていたくせに口を塞いでいたマスコミにこそ「説明責任」を社会に対して果たしてほしいです。「政治と金の問題」があるのなら「メディアと金の問題」はどうなのでしょう?

 「国民の生活が第一」と言って政権をとった民主党が、官僚に切り崩され、内ゲバを繰り返し、あろうことか増税と原発再稼働という国民の利益と真逆な方向をまっしぐら。小沢一郎の政治責任(政治家としての)とはこういった民主党を制御できなかったことにこそあると僕は思うのです。
 
 僕は政治的には小沢一郎の政治手法や中国との付き合い方など決して支持しません。でも、メディアは文句があるのならそういったことを正々堂々と本人と議論するべきではないでしょうか。うしろから刺したり、足を引っ張ったり、川に落ちた人間に石を投げたりすることは決して上等な大人のすることではありませんやな。