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コルクのぶらぶら日記 

いつもぶらぶらしているようだけど....やっぱりブラブラしています。

樺太の雪

2014-02-04 21:02:24 | 日記
 2014年2月2日早朝、父が全機能不全で他界しました。
17歳から26歳までシベリア送りになり、会社を興し、成功と失敗を重ね、家族を愛し愛された波乱の84年間。人生を生き切り、天寿を全うしました。

 
 今日は東京にも雪が降りました。
「涙雨」という言葉は父には似合いません。きっとこの雪は父が降らせたのでしょう。抑留先のシベリアの雪か、あるいは生まれ故郷の樺太の雪が父を優しく迎えてくれたのだと思います。

 お父さん、向こうに着いたらお母さんや兄ちゃんに、オレはこちらで頑張っているよと伝えてください。

ありがとう

2014-01-30 02:52:59 | 日記
 ある法律の国家試験に合格しました。
昨日は、いままで昼休みに勉強させてもらっていた会社の近くの喫茶店にささやかな品をお渡ししてお礼をしました。毎朝5時に起き食事までの2時間、そして通勤の2時間、そして昼休みと勉強を続けてきました。その努力の結果がこうして出るのはうれしいです。でも、それ以上にうれしかったのは自分が多くの人に支えられて受験できたのだということを実感したときです。静かな勉強時間を与えてくれてありがとう。

 そしたらお返しに、いつものサンドイッチにポタージュスープをおまけしてくれました。

あけおめことよろ

2014-01-03 10:38:05 | 日記
 みなさん、明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

 さて、昨年来気になっていた東京都猪瀬知事の5千万円問題について書きますね。政治家が特定の団体からお金をもらってはいけないなどという事は、いわば常識の問題なのであって、この点に関しては僕は彼の「個人的な借金であった」なんて言い訳は全く通用しないと思っています。この点で彼を庇うつもりは毛頭ありません。

 でもね、なんだかちょっと不自然な感じがしませんか?
あの都議会での自民党や公明党の追及のしかた。ほとんど吊るしあげ状態のあげくに100条委員会まで持ち出してきましたよ。ところがたまりかねた知事が辞任すると決まるや否や急に勢いがしぼんだように見えるのですよね。そもそも100条委員会というのは議事機関としての議会において地方自治にかかわる事務の調査をおこなうものなのですから、知事が辞任しようがしまいが設置するのがスジというものではないでしょうか。でも下手するとなにか他のまずいものまで芋蔓式にズルズルと出てくるから蓋をしてしまったのではないかと勘繰りたくもなるしぼみ具合じゃあないですか。そもそも他にカネをもらった人はいないんでしょうか?
 なんだかなあーと思っていたら妻が東京新聞のこんな記事を見つけてきました。

◆東京五輪で土建国家復活か
慎重派・猪瀬氏辞任で不透明

 東京五輪に便乗した大型公共工事計画がめじろ押しだ。辞職に追い込まれた東京都の猪瀬直樹知事は、どちらかといえば慎重だった「土建国家」の亡霊はどこへ行くのか。


 「刺されたな。後ろから。」というのが僕の正直な印象です。もちろん証拠はありません。というか、いろいろな人間の利害が渦巻いて人を後ろからさす場合って、そういった悪意の自然蓄積がある日堰を切っておそいかかるもののような気がしています。だから誰かから誰かに明確な指示があって刺すわけではないでしょう。でも明らかに猪瀬知事の存在を疎ましく思っていた人たちは存在するわけであって、それが公共事業を食い物にする建築族であったり、あるいは契約を切られたあの会社(ほら、あそこね)であったりするということは可能性としては考えられるのではないかと思っています。「あの野郎いつか見ていろよ」なんてね。

 まあ考えすぎかも知れませんが、あのちょっと異常な感じの追及の仕方とその後のマスコミの掌を返したような次期候補にかんする報道をみていると、決して彼らが「都民の正義を代弁して」やっていたとはいかにおめでたいお正月でも、いや僕でも到底思えんのですよ。

 まあ、はたして一体、彼の辞任で誰が一番得をするのか、しっかと見て行こうと思います。

点と線

2013-12-28 18:40:17 | 日記
 世の中のことはそのひとつひとつは独立した事件だけど、そういった点と点を線で結ぶと微妙にその意味づけが見えてきたりすることがあります。たとえば今の安倍政権なんですけどね、

11月27日 日本版NSC(国家安全保障会議)成立
12月 6日 特定秘密保護法成立
12月23日 韓国軍に銃弾提供
12月26日 首相靖国参拝

政権の支持者にとってはそれぞれ合理的な理由があるんでしょうが(スパイ天国は困るよね/人道的支援だもんね/平和を誓いに行ったんだゾ....なんてね)、こうして並べてみるとどうなんでしょうか。この点と点を結びつけた線は一体どちらの方向に行こうとしているのでしょうか。

何年かしたら国連から「堂々退場」していなければいいなあと思います。
 
 もしかしたら上の日付に原発関連の最近の政府の動きを重ねてみるとさらに興味深いものになるかもしれませんね。


憲法96条と「国民の過半数」

2013-06-14 05:35:04 | 日記
 日本国憲法を改正しようという政治家の動きが最近目につきます。しかもその対象となっているのが例えば戦争放棄をうたった9条あたりではなく96条であることに僕は危惧感を感じます。9条に反対なら堂々と9条について議論をし、硬性憲法の手続にのっとり国民の承認を得て改正するべきだと僕は思います。(僕は9条に賛成ですが。)

 さて、今回話題となっている96条。どんなものなのか引用してみましょう。

第9章 改正

1項 この憲法の改正は、各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会がこれを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行われる投票において、その過半数の賛成を必要とする。


 いま議論になっているのは総議員の3分の2という要件を過半数に緩くしようということですね。
それではもう一つの要件である「国民の承認」とは具体的にどういったものなのでしょうか? 日本の全国民でしょうか? 赤ちゃんも含むのでしょうか? 全人口の過半数でしょうか?
実は第一次安倍内閣の時にいつの間にかというか着々と「憲法改正国民投票法」という法律をとおしていたのですね。
リンクを貼っておきましょう。http://law.e-gov.go.jp/announce/H19HO051.html お時間のある方は3条と125条をご自分でお確かめ下さい。

 結論からいうと18歳以上の日本国民の総投票数の2分の1だそうです。

 うーん。僕の感覚では「国民の過半数」、すなわち投票権をもつものの過半数だと思っていたのですが「その過半数」の「その」は「国民」にではなく「投票」にかかるという解釈なのでしょうか。

だったらね、この間小平市で住民投票が行われたけれど、あれは投票率が50%を超えなければ開票しないよという条件がついていましたよね。だったらせめて憲法改正の国民投票にも最低投票率ぐらい設けたほうがよいと思うのですがいかがでしょうか。