混声合唱団 空(くう)

混声合唱団 空(くう)の活動報告ブログ

6月13日の練習報告

2015-06-20 16:13:05 | 練習報告
こんにちは!
最近は豪雨に当たる確率が高いので、傘が手離せません…梅雨ですね!

最近の練習では、原田敬子さん作曲「STRUCTURED IMPROVEISATIONS ⅩⅤ a~cヴォーカル・アンサンブルと指揮者のための一部管理された即興ⅩⅤ」をやっています。

こちらの曲はヴォクスマーナで初演されまして、その時の演奏会を聴きに行きました。
演奏者が客席に入り、楽器が独特の音色を放ち、文化会館小ホールが原田さんワールドに包まれていたことを記憶しています。

原田さんの曲を演奏する機会は私は2度目なのですが、その楽曲にとてもエネルギーが詰まっている作品だなと思ってます。
本当に音響的に1つ1つとしても存在感がありますし、それが重なりあった時の効果が何倍にも増幅されます。
それにこうして演奏しなければならない、という固い決まりはないので、演奏者に委ねられてる部分もとてもあります。

ヴォクスマーナとはまた違う、混声合唱団空版の演奏がどのような形になっていくのか、これから楽しみです。

ゆりか
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6月6日の練習

2015-06-19 16:30:24 | 練習報告

10月27日のJCAAを目指し、練習が始まりました。男声、女声分かれての練習も行っています。
今回は原田さんの作品について、書かせていただきます。

◆原田敬子 Structured Improvisations ⅩⅤ-a~c

原田さんのプロフィールに以下のようなことが書いてあります。

‘90年代半ばから「演奏家の、実際の演奏における内的状況を作曲する」というコンセプトで、演奏家の身体と脳の可能性を拡げることで実現される、独自のテンションや時間構造を特色とした作品が多い。また日本の伝統楽器を含んだ挑戦的な作品も多い。
《原田敬子 プロフィールより》

この"内的状況を作曲する"とはどんなことなのか、女声練の際に話しました。

まず、譜面に書いてあることを音にしようとすると、スピード感、発音、音質、求められるものは、今までの自分の持ち物ではなかなか実現できない。
とにかく必死に技術開拓をする。
必要なテンションを新たに生み出そうとする。


全身で仕向け、生まれてくるエネルギー、テンションこそ、原田さんが欲していらっしゃる、人間内部そのものから出てくる「内的状況を作曲する」。

本当に面白い作品です。

"演奏家の身体と脳の可能性を拡げることで実現される"わけなので、本当に私たちが開拓しなくてらならないことがたくさん。

まだまだな自分たちを実感しながら、また10月に向け、頑張りたいと思います。

みきこ

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