「二十四の瞳映画村」の入り口の門をくぐると、昭和の田舎の横丁という風情のセットが建っている。
この村のお醤油屋さん、麺どころで昼食に素麺セットを食べた。
小豆島は、色々な映画の撮影にも使われて「八日目の蝉」もここで撮影されたそうだ。
10月に瀬戸内国際映画祭というのも開催されるそうだ。
往年の映画スターの写真などの展示で懐かしさでいっぱい。
ミゼットという軽自動車が置かれていた。子供時代にはよく走っていた車。
小豆島では週一で「ボンネットバス」が運行されるらしい。
バスの中のフロアは板張りで(昔の小学校の教室のような)、バスガール(車掌)が乗っていて切符を売っていた。ガソリン臭くて車酔いをよくした。
「東京のバスガール」という歌をコロンビアローズという名前の女性歌手が歌っていて、流行したなんて話知っている人は少なくなったかもしれない(笑)
「♪ 若い希望も恋もある〜ビルの街から山の手へ〜紺の制服身につけて〜私は東京のバス〜ガール 発車オーライ 明るく〜明るく〜走るのよ〜♪」このフレーズはすっと出てくる。
親戚の叔母の家でいとこたちが集まると、小学校1年生ぐらいの私がこの歌を上手に歌うので、リクエストする大人の前で、歳上のいとこのお姉ちゃんの長いスカートを履いて、壁の前にあたかも歌手のように立って歌ってみんなが拍手喝采する、今となっては恥ずかしいような懐かしい思い出が蘇る。
平和でレトロな昭和の時代の話だ。
よそでお借りしたボンネットバスの写真(エンジンルーム<ボンネット>が車体の前にある)
今でもまだ運行している地方もあるらしい。
この後は「壺井栄文学館」へ。