〜かたることばが歌になる風になる〜

サロンコンサートの前にランチ

17世紀から18世紀に活躍したバロック音楽の巨匠、ゲオルグ・フィリップ・テレマンの作品ばかりを演奏する、弦楽器とチェンバロの演奏を聴いてきた。
先日の台風がいつのことだったかと思うぐらい、抜けるような高い青空の秋晴れの日曜日、地元のお城近くにある小さなサロンで開かれた。

家から歩いていくには少し距離があるが、車で行くには良い天気すぎるので、隣の町から来る妹と電車の駅で待ち合わせて、お城の前にあるレストランのランチに間に合うように数分間を歩いて行った。

ランチには少し量が多かったイタリアンのコース料理。








コンサートまで時間があるので付近を散策する。

右側がレストランで正面にお城の天守閣。


春はお堀端の桜並木が圧巻で写真愛好家の撮影に格好の景色だ。
レストランとは反対側のお城の向かいにある主人や妹の卒業した高校では、あまりにも綺麗な春秋の季節は生徒が景色に見とれて授業にならないそうだ。

岸和田といえば地車(だんじり)祭だけがクローズアップされているが、城下町でもあって、江戸時代紀州藩の目付役として岡部宣勝(のぶかつ)が岸和田城に入城したという歴史がある。

このお城は「猪伏山(いぶせやま)ちきり城」という別称があるが、お城のある土地は、猪が伏せているような形状の小高いところにあり、本丸と二の丸を重ねた形が、機(はた)のたて糸を巻く「ちきり」という器具に似ているので「千亀利城」と書かれるそうだ。
この地名に因んで父は自分の窯を「猪伏野窯」と命名していた。





この公園の真ん中には、私たちの子供時代から20年ぐらい前までは、高さ3m以上はある円形の檻があり何匹かの猿が飼われていて、動物特有の匂いがしていた。
いつのまにかこれが撤去され綺麗に整備されすぎて、昔の面影はほとんど残っていない。
妹は、レストランのある場所は出店のようなのが常駐していたけど、元々広場だったような気がすると話す。
高校に通っていた頃から数十年過ぎているのだから、この様変わりは当然だと二人で納得した。

面白い枝ぶりの松を発見した。海沿いでもないのに何でこんな風に枝が曲がるのかなどと話している内に、コンサートの時間が来てサロンに向かった。


コンサート「G.Ph.テレマンへのオマージュ」については次に書くことにする。

活動を終了した「女声合唱団風」のこと、「コーラス花座」のこと、韓国ドラマ、中国ドラマなど色々。

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