ありのままに

【胃癌】を告知された私の日常やありのままの気持ちを綴るブログです

Xデー その2

2009-05-20 07:47:28 | 日記
鼻からの検査の場合、まず左右のどちらが鼻の通りが良いかを調べる。
私は右側だった。
するとそちらの鼻にスプレーの麻酔をし、その後ゼリー状の麻酔を
鼻にめいっぱい詰められる。
数分待ってカメラを挿入。
ゼリーの中をカメラが通っていくのだが、麻酔が良く効いていたようで
痛さなどはまったく感じない。
のどに達するとゴクんと飲み下すように言われ、簡単に胃へと到達。
局部麻酔のため、自分でもモニターに映し出された胃の内部が見える。

これから詳しく見ていくからね。

先生はそう言うと胃の一番奥から検査を始めた。

全体的に慢性胃炎があるね。

そう言われてモニターを見ると赤くポツポツと斑点が見える。

そして入り口あたりにきた時に白いかたまりが見えた。
すると先生が話しはじめる。

ここのところ見えますか?
これね、潰瘍ね。結構大きいよ。今まで食べ物が飲み込みにくいとか
時々吐いちゃうとかなかった?

のどにカメラを挿入されうまく話せないが、ふがふがしながら
ぬわいでふ(ないです)と答えた。

じゃあ、これを少し切り取って組織検査に出すからね。

先生はそういうと、白いかたまりの一部を切り取った。

はい。お疲れ様。今日はこれでおしまいね。
でも潰瘍があるからこの後、注射して帰ってね。

いつもと同じ口調でそう言っていたが、かかりつけの医師なので
いつもより表情が固いことを私は見逃さなかった。