ありのままに

【胃癌】を告知された私の日常やありのままの気持ちを綴るブログです

ご無沙汰です

2009-10-03 18:31:53 | 日記
最近、嘔吐をします。
病院、行きまくりです。

九州旅行、行ってきました。
その時の旅行記はまた改めて書きたいと思います。

最近、更新が少ないですがもし、ご覧になっていただいている方がいらしたら
ご心配なく。

さぼった・・・

2009-08-31 08:01:08 | 日記
久しぶりの更新です。
今日から九州に旅行の予定だったのですが・・・
台風接近で交通機関が心配です。
帰ってきたらまた更新します。

開始

2009-08-06 10:22:21 | 日記
ちょっと間があいてしまいました。
まだ体調が良いので旅行に行ってきました。
では続きを・・・


私の場合、TS-1という抗がん剤の飲み薬とシスプラチンという点滴の
組み合わせから始めることになった。
TS-1を3週間飲んでその間に点滴を投与する。
この3週間を1サイクルとして1サイクル終了ごとに2週間の休止期間がある。
ただし、シスプラチンという点滴は肝臓にダメージを与えるらしく
投与後まる3日間生理食塩水的なものを点滴して薬を体外へ排出する必要がある。
なので、体調によるが3~5日の入院が5週間に一度必要なのだ。
私は入院が苦手である。
まあ、好きな人はいないと思うが・・・
常に腕には点滴がつながっているので動きづらいし、洋服の着替えすら
ままならない。
シャワーを浴びる時などに一度止めてくれるのだが針はさしっぱなし。
防水の為にビニールなどを巻いてくれるがあまり効果がなくいつも
針まわりがびっしょりになる。
これがとても気持ち悪い。
それとシスプラチンが体外へ排出されたことを確認するために
尿を溜めてその量を記録されている。
これが非常にめんどうなのだ。
けれど、看護士さん達がいつも色々とお世話してくださるし
やると決めた治療だし我慢しなければならない。

そしてまた治療サイクルに入っているので近々入院しなければならない。
気が重いなぁ・・・


初対面

2009-07-08 17:08:32 | 日記
内科医の説明を受ける日がやってきた。
その先生は外科の先生曰く、この病院の内科医では一番優しい人なのだそうだ。
確かに、物腰のやわらかそうな印象だ。

はじめまして。
内科医のYです。
外科の先生から引継ぎました。

chocototoです。
聞いてらっしゃると思いますが、化学療法には乗り気ではありません・・・

お互い簡単な挨拶をして、同席していた私の家族を紹介した。
そしてY先生の説明が始まった。

化学療法というのは、お薬で病気の進行を抑えたり、再発防止をする治療です。
残念ながら、chocototoさんの場合、治療といっても今の状態から
病気を取り去る事は出来ないと判断されました。
ただ、現状を維持して、出来る限り快適な生活をしていただく事を目的とします。
具体的に言うと、飲み薬+点滴という形になります。
そして、この飲み薬にも点滴にも胃癌に効果的と言われているものは
数種類あって、その組み合わせによって効果があったりなかったりします。
効果がなかった場合は組み合わせを変えてまた治療するといった具合です。
そして、使う薬によって副作用も変わってきますが、これはその都度
説明させていただきます。
点滴の投与の日とその後数日は入院が必要になりますが、ほんの数日です。
だいたいこんな感じですが、ご質問はありますか?

まず、私が一番イヤなのは毛髪が抜け落ちてしまう事と
強い吐き気がある事です。
それはどの程度ですか?

薬の効き具合と個人差もありますが、胃癌の薬の場合、毛髪が全て抜け落ちて
しまうといった事にはならないと思います。
吐き気については抑える薬を一緒に投与して出来る限り軽減します。
テレビなどでご覧になって心配なのかもしれませんが、そこまでの苦痛を
伴う治療ではないと思います。
そしてなにより、万が一、治療を始めていただいたからといって
最後まで続けなければいけないわけではないという事です。
もし、辛くて日常生活もままならず、それではご本人が納得いかないのであれば
すぐに治療を中断しても構いません。
そういう方法もあるのです。
そういう事も踏まえて、治療するかしないか判断していただきたいです。

イヤになったら止めていいって事ですね?

そうです。

ちょっと意外だった。
イヤなら止めていい・・・
ならばとりあえず、一度くらいはやってみようかな?
と気が変わりつつあった。
それを察したのか、同席していた家族一同、ここぞとばかりに
治療をすすめてきた。

あと・・・気になるのは入院ですが、そういう事で家族を
振り回したくないという気持ちもあります。

私がそういうと、Y先生はこう言った。

ご家族にとっては振り回されるという感じではないと思います。
とにかく、chocototoさんが前を向いて、病気と闘う意思を
強く持っていただかないと、我々医師も、ご家族も何も出来ません。
そのかわり、闘うと決められれば、全力で後押しします。
それが闘病だと思います。

妙に説得力があった。
この先生なら治療をしてみてもいいかな。
イヤになったら止めればいいし。
と思い、決断した。

では、治療を受けてみます。

こうして、化学療法を始める事になった。




家族会議

2009-07-06 09:59:01 | 日記
転移の告知を受けるにあたり、私が知らなかった事がある。
実は私は、腹腔鏡検査を受ける前に、化学療法の話も聞かされていて
その時点でその治療を拒否すると言っていた。
そして案の定(?)転移があった為、先生と家族はどのように私に
話をするか、事前に話し合っていたそうだ。
このような経緯があっての説明にも関わらず、そうとは知らない私は
すぐさま、治療拒否の態度だったのである。
先生はこう続けた。

とにかく、今、私からお話出来る事はもうありません。
治療を受けるか受けないかは別として内科医のお話を聞いていただく
必要があるんです。
その上で、どうしても治療がイヤだとおっしゃるならばそれで構わないと
思います。
どうでしょう?明日、お話を聞いてみませんか?

そう言われればこれ以上拒む理由はない。

わかりました。
お話だけは伺います・・・

これも後で聞いた話だが、家族はこの時、心底ホッとしていたそうだ。