うずまきニャンコと。 第2章

2度目のトリプルネガティブ乳がんです。病理検査ではホルモン依存性乳がんでしたが、遺伝子検査オンコタイプDXの結果…。

遺伝子検査(オンコタイプDX)の結果

2012-05-26 03:02:15 | 遺伝子検査 オンコタイプDX



ご報告が遅くなりました。
木曜日の夜遅くから熱発をしている事に加えて、画像の編集に少し手間取ってしまいました^^;



今週水曜日に、遺伝子検査(オンコタイプDX)の結果を聞きに病院へ行きました。
名前を呼ばれ診察室に入り主治医から出た言葉が、「遺伝子検査の結果が出たんですが…複雑な結果が出ました…」でした。

うわぁーーー!! これはまずいぞーーー!!
化学療法を強行してまでするレベルではないと言われ、でも、本当にそれで良いのか判断に迷った末に、私のごり押しでお願いした遺伝子検査なのに、複雑な結果ってナニーーー??

とんでも無く悪性度が高いってことーーー!?
それとも致命的な遺伝子の異常が見つかったのーーー!?

{{{{(+(ェ)+。)}}}}ガクガクガク

わたし的には、「遺伝子検査の結果リスクはとても低く、当初の予定通りにホルモン療法だけでいきましょう!!」というお言葉を期待していたのに…。

頭の中では、ニコニコ動画のコメントのようにイヤーーー!! ヤメテーーー!! キターーー!! ウッソーーー!! ほんまでっかーーー!? ヤバーーー!!
などなど、ありとあらゆるネガティブな言葉が一瞬のうちに飛び交いました。


そして、主治医の次の言葉を待ちます。

「実は…遺伝子検査の結果で、ネガティブだという事が判明しました…」


(lllll・___・lllll)ハァ?


えっ!? えっ!?
今、なんておっしゃいました!?

…ネガティブって…オールネガティブって事ですか??


って事は…

トリプルネガティブ乳癌って事ですか!?


「はい…」


(; ゜ ロ゜)ナン!( ; ロ゜)゜ デス!!( ; ロ)゜ ゜トー!!


えぇーーー!!
(またしても、頭の中ではニコニコ動画の再生が…)



という事で、 
私メシコロの2回目の乳がんも、またしても厄介なトリプルネガティブ乳がん確定!! となりました。
遺伝子レベルの検査をすると、病理検査の結果が覆されてしまう事があるんですね…。


ですので、ホルモン陽性乳がん用のオンコタイプDXの主たる検査結果(再発リスクや治療効果率)は参考になりません。

しかし、
日本での病理検査では見抜けなかった敵の本性を暴けたのには、やはり海外の医療は進んでいるんだと思い知らされました。
検査にしても、化学療法にしても日本は遅れているのが現実なんです。


もう、わたし的にはあまり参考にならないレポートですが、参考のために画像を載せますね。
ただ、塗りつぶし箇所が多い事についてはご理解ください^^;

レポート自体は3枚です。
最初のページにほぼ結果が出ています。









左上の44の数字が再発スコアです。
 0~17   低リスク
 18~30  中間リスク
 31~    高リスク

ぶっちぎりの高リスクです。
そもそも、トリプルネガティブ乳がんの場合は高いスコアが出るとの事です。
( ▽ |||||;)ソウデスヨネ


中央の30%は再発率です。
ホルモン陽性でホルモン療法を行った場合での再発率になります。
(私の場合、これに関してはまったく参考になりません)









こちらの図ですが、ホルモン療法のみの場合と、ホルモン療法+化学療法を行った場合の再発率が表わされています。
黒い実線がホルモン療法のみで、青い実線がホルモン療法+化学療法です。
明らかに化学療法をプラスした方が再発率が下がっています。

病理検査の結果通りのホルモン依存型乳がんだったら、迷わず補助的な化学療法を選択です!!

でも、そもそもがトリプルネガティブ乳がんなので…^^;










こちらが、ホルモン(ER・PR)とHER2のスコアです。
どれもこれもネガティブです。

まさに、ふたたびのネガティブです。



さて、今後の治療方針です。
検査結果を聞いたその日に、主治医から腫瘍内科の先生に連絡を取っていただき、急遽受診させていただきました。
腫瘍内科医は化学療法のスペシャリストです。
アメリカで実績を積んでこられた先生はとても丁寧に詳しく、そして、親身に質問にも答えてくださり、安心して治療をうけられそうです。

6年前は腫瘍内科(オンコロジーセンター)は無く、点滴センターも窓のない狭い空間だったのですが、今回は点滴センターもリニューアルされて広く、綺麗でとても快適そうでした。
オリエンテーションもその日のうちに受けさせていただき、採血もしてきました。


来週末から化学療法をスタートします。
補助的な治療というよりは、しっかりとした治療になります。
ただ、放射線療法と同じで、前回使用した抗がん剤の中で、毒性が強く体内に蓄積されている薬は排除していますので、マックスとはいかないのですが、それに準じた抗がん剤で、今現在、効果が高いと言われている薬をチョイスしています。


この記事を読んで、私ももしかしたらネガティブかも知れない…と不安になった方もいらっしゃるかも知れませんが、私の様なケースは稀です。
主治医も驚いていて、とても複雑な表情をしていました。
ですから、こんなケースもあるんだと読み流してくださるのが良いと思います。



化学療法の薬については、次の記事に書きますね。

取り急ぎご報告まで。







乳がん検診を受診しましょう







アリガトウ




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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (NY)
2012-05-26 04:01:41
初めてコメントします。NY在住の乳がん患者です。こちらではオンコタイプDXは標準治療になりつつあり、私の場合も保険が適用されました。ということは、信頼性があると理解しています。私の場合、病院で病理検査では、ホルモン感受性がすごく高かったのですが、オンコタイプではそれほどでもありませんでした。野で、オンコタイプではやや低めに出る傾向があるかもしれません。
また、30%とと出ているものは、おそらくタモキシフェン5年服用、+CMF(抗がん剤)投与の
場合の再発率かと思うのですが(塗りつぶされているので、私の場合と同じと解釈して)いまは、CMFを投与するところはあまりないと思われます。よってその数値は、ホルモン治療をしない場合でもいくらかは、下がるとみていいのではないでしょうか。(どのような抗がん剤を使用されるのかはわかりませんが)
私の場合はAC+Tをドウスデンス(2週間に1回投与)という強烈な方法を使ったため少し再発率が下がるといわれました。
参考になるかわかりませんが。ちなみにNYのこの病院(アメリカで2つある大規模ながん専門の病院の一つです)では白血球を増やす注射は必ず抗がん剤用投与の次の日に自分でぶすっと打ってました。ですから白血球が少なくて投与がのばされることはありません。
頑張ってください。
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NYさんへ♪ (メシコロ)
2012-05-26 06:04:41
はじめまして!!
コメント並びに貴重な情報をありがとうございました。

保険適用、羨ましい限りです。
そうですか、オンコタイプだどホルモン感受性が低くでる傾向があるのかも知れないんですね。
今度、ドクターに訊いてみたいと思います。
日本では、遺伝子検査が保険適用外という事もあって、殆んど普及されていないので、症例が少ないというのが現状です。
(それでも、私のかかっている病院は全国ランキングではベスト3に入っています^^;)

再発率の30%は、タモキシフェンの単体での場合で、タモキシフェン+CMFの場合には10%近くまで落ちると聞きました。
CMFについては、ドクターからも今現在では一般的ではない旨聞いています。

はじめてのトリプルネガティブ乳癌の治療でしたら、タキソテールとFECをそれぞれ4クールずつ行うのですが、2度目と言う事、幸いにして早期であった事を考慮して、それに準じた治療を受ける予定です。

次回の記事で詳細を書きます。

NYでは抗がん剤投与の次の日に、白血球を増やす薬を注射するんですね!!
それも自ら!! 凄い。さすが進んでる!!
私は元々白血球数が少ないので、次の投与日に白血球を増やす注射を打って、4週間ごとの投与スケジュールになりそうです^^;
やはり日本の治療は遅れていますね。

ありがとうございました。
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Unknown (てと)
2012-05-26 06:23:30
おはようございます(=^・^=)

とても難しい内容で私には中々理解できないのですが
体調が悪い中、こんなに長く丁寧なブログ更新ありがとうございます。

メシコロさんのブログはいつも拝見しています。
また来ます

返信する
Unknown (NY)
2012-05-26 07:14:49
ちょっと気になったので、再度コメントします。CMFで10%まで落ちるというのは疑問です。ホルモン治療はこっちに置いといて、抗がん剤治療のみで私が聞いたのは、CMFは3%、TCで5%、AC-Tで6%、AC-Tのドウスデンスで上乗せ1~2%なので7~8%再発率が下がる。というものでした。どっちにしてもメシコロさんはCMFはとらないようなので関係ないかもしれませんが。おそらくオンコロジストはその辺よくわかっていると思います。これからの治療はオンコロジストとよく相談されるのがベストかと思います。余計なことをかきました。
気に障ったら削除してください。
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てとさんへ♪ (メシコロ)
2012-05-26 07:24:37
おはようございます (=^エ^=)

私も、もっと勉強をしなければいけないのですが、なかなか大変です^^;

スイーツデコのマグネット楽しみにしています♪
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NYさんへ♪ (メシコロ)
2012-05-26 08:30:36
気に障るだなんてとんでもありません。
親身になってくださっていると受け止めています^^

検査結果がトリプルネガティブだと判明したために、この検査結果自体の信憑性が私にとっては殆んど意味のないものになってしまった為、主治医からさっと説明を受け、日本語での説明書を読んで理解しているという状況なのですが、ホルモン陽性だった場合の私のケースですと、3枚目の図でもTam単体では再発率は約30%、Tam + CMFですと約10%に下がると表示されているので、その様に解釈しているのですが…。

再発スコアによって、%は違ってくるのではないでしょうか。

オンコロジストはアメリカで実績を積んでこられた方なので、日本で行える治療の中で、私にとっての最善策を提案してくださっていますので、安心しています。

貴重なお時間を、わざわざ割いていただいて本当にありがとうございました。
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Unknown ()
2012-05-26 09:00:24
難しいです・・・ただ・・・
やっぱり遺伝子検査を受けて良かったのですよね?病理の結果をふまえての治療とは
異なった化学療法をこれからして行くって事ですよね?メシコロさんが、順調に治療を行えて
今回も乗り切っていかれるように毎日お祈りします!!体調が早く戻られますように!!
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保険適応を望む(^_^;) (たんぽぽの詩)
2012-05-26 10:08:09
これは日本の検査だけで治療したら、
えらいことになるところでしたね。
オンコやってよかったですね。
遺伝子検査の保険適応を望むわー!
高すぎるー!

私、CYP2D6遺伝子ちゃんとあるかしら?
(^_^;)

もう化学療法なのですね。
効きそうなのをチョイスしてできるのも
いいですね。
体調に気をつけてね!
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花さんへ♪ (メシコロ)
2012-05-26 11:30:31
難しいですね…ホントに(^_^;)

日本での病理検査が間違っているわけではなくて、さらに踏み込んだ検査法が、海外では保険適用であると言う事なんですよね。

はい、今後の治療は遺伝子検査の結果に基づくものになります。
仮に、ギリギリでホルモン陽性だったとしても、弱陽性ではホルモン療法の効果は少ないと言うので、やはり化学療法が有効になってきますから。

何時も応援してくれてありがとう。
(*⌒▽⌒*)

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たんぽぽの詩さんへ♪ (メシコロ)
2012-05-26 11:52:33
本当にそうですよね!!
今は、18人に一人の割合で乳がんを発症すると言われる時代です。
もっと、リーズナブルな価格で遺伝子検査を受けられるようにして欲しいですよ!!

我が家は今回の発症で、すっかり遺伝子治療貧乏です…。
ゥェ―。゜(ノ´д`ヾ)゜。―ン

ところで、CYP2D6遺伝子!?
うわぁ!!
新たな遺伝子だわー。

来週末からスタートです。
順風満帆に走破出来る事を願うのみです。
ありがとう(〃^▽^〃)
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