「僕のギター」はアルバム「さざなみCD」の1曲目を飾る、
シンプルで力強い曲です。
この歌に出てくる「君」は、片思いの相手とかではなく、
恋人あるいは一緒に暮らす人生のパートナーではないでしょうか。
その君のことを歌にして、君と僕のふたりの幸せを祈る、
そういう曲ではないかと思います。
とるに足りないと思っていたことが、だんだん輝きをましていくこともある。
だからこの歌を何度も、何度も歌い続ける。そうすればこの祈りがきっと通じる。
イントロからフォークギターのストロークがフィーチャーされていますので、
「僕のギター」はフォークギターを指しているのでしょう。
長い間(多分彼のデビュー前から)使っていて、相当古いギターだけど、
出す音は新しいよということかな。「新しい地球の音」はどういう音だろう。
さて、私もフォークギターを所有しています。モーリスの1974年製造の
W-18というもので、高校1年か2年のときに小遣いを貯めて買いました。
ラベルには寺田楽器とありますので、OEMのようです。
昔自分で選んで買って、今も手元に残っているものとしては、多分3番目に古いものです。
ちなみに1番古いのは中学の部活(卓球部)で使ったバタフライのラケット。
2番目は高校に入学する時に買ってもらった腕時計、セイコー 5ACTUS(完動・美品)。
当時はフォークブームで、自分もどうしてもギターを弾きたくなって、
中学2年のときに、使っていないギターがあるからというので友達からフォークギターを
借りて、家に持ち帰って弾き始めました。それがギターとの出会いです。
吉田拓郎、NSP(ニュー・サディスティック・ピンク)、グレープとか、懐かしいです。
「新譜ジャーナル」の1975年1月号など、あのあたりの雑誌も何冊か残っています。
最近はもうほとんど弾きませんが、37年経ってもまだまだいい音で鳴ってくれます。
愛の歌はつくれませんが、大事にしていきたいと思います。
おしまい