「スカーレット」は1997年1月に発売されたシングルです。
アルバムは「フェイクファー」にAlbum Mixとして収録されています。
またWikiの情報で恐縮ですが、1997年1月~3月のTBSドラマ「メロディ」のために
書き下ろした曲ということです。
主役は小泉今日子さんで、キョンキョンといえば我々の世代では
いまだに圧倒的な人気を誇っています。(あくまでも個人の感想です)
ただ、私はドラマは見ておりませんので、この楽曲がどの程度ドラマを意識したものなのか、
残念ながら全く承知しておりません。
さて、この曲もタイトルが歌詞の中に全く出てきません。
ただし、CDジャケットからもわかるようにスカーレットとは色の名前、やや黄味の赤を指すようです。
歌詞の中に「赤い灯」という言葉が出てきますので、この赤がスカーレットということでしょう。
そして、「小さな 赤い灯を 守り続けていくよ」と歌っていますから、
守っていかないと消えてしまうかもしれない小さな赤い灯=ふたりの愛を
ずっと大切にしていきたいという、
スカーレットはまさにこの曲のテーマそのもののようです。
スピッツ得意のギターアルペジオで、ごく短いながら印象に残るイントロから
いきなりサビから始まり、最初にテーマが歌われます。
使われている言葉も比較的平易で、想像をかき立てられるというようなところはあまりないようです。
わかりやすいラブソングといってもいいのではないでしょうか。
それでもこの曲が人気が高いのは、歌い出しでいきなり「離さない」という力強い宣言がなされ、
美しいサビの二段重ねでぐいと物語に引き込まれてしまう、
その構成の巧みさにあるのではないかと思います。
草野さんが「この曲はひとつの到達点だと思っている」と語っている(出典:Wiki)ように、
美しく、哀切さに満ちているメロディーを持つこの曲は、
スピッツを代表する名曲の1つといっても過言ではないと思います。
……ただ、曲を聞きながら歌っていると、「無邪気なままの熱で」が
「無邪気なままの夏で」になってしまうのは自分だけでしょうか。
さて、「スカーレット」で検索するとスカーレット・ヨハンソンが大量に出てきてしまいます。
スカーレット・ヨハンソンといえば、例の自分撮りのヌードですが、まさかそれを
ここに載せることはできませんので、かわりにオハラさんを。
おしまい