竹心の魚族に乾杯

Have you ever seen mythos?
登場する団体名、河川名は実在のものとは一切関係ございません。

打開策はあるのか

2007年01月29日 21時13分53秒 | 番外編「湖」
昨日朝一に浅場のポイントに入らなかったのは失敗だった。朝から深場でやってもアタリが取り辛いだけだった。短い地合に数を稼がないといけないと思った。

さて、ミニパワーの足を治して第一線に復帰させたのだが、これは、リールは軽い方が誘うのに向いていると考えたからだった。ところがラチェット機構のガクガクする手応えがせっかくの魚の引きを殺してしまい、魚が掛かっているのかバレてしまったのか分からないということがよくあった。加えてこのガクガク感のためにスイベルがトップガイドに当たったのに気付かず、そのまま巻き込んでしまうことが多かった。もちろん巻き上げが遅いためにバレるということもよくあった。アンタレスの方はこの点、魚の感触を味わいながら快適に巻き上げることができる。ギア比が6.2もあるので、下巻きはしていなくてもハンドル1回転で約50cm巻くことができるからだ。ただ、調子に乗ってグリグリ巻いていると、途中で口切れなのかフッと手応えがなくなることがあった。また、リールの静粛性は重要で、アンタレスはトップガイドにスイベルが当たった時は「コツン」と来るのでどきりとする。アンタレスの方が重いとは言え総合的にみてゲーム性の高い釣りに向いていると思う。ミニパワーは、やはり置き竿で回遊待ちに使うべきだった。
そしてまた、釣果にこだわらず快適なゲームを楽しみたいなら、やはり1本竿に限るということだった。もう1本を置き竿にしておくのは逆効果。誘いというのは「食わせる」んじゃなく「じらす」ためにやるらしいのだ。これは意外な盲点だった。

ワカサギは普段極く小さなエサを食べている。だからハリもエサも小さくすれば、違和感なく食わせることができると思う。しかしこれではあの小さな魚のアタリは出ない。水深が10mもあればなおさらだ。だから誘う。魚を刺激してできるだけ大きなアタリを出させる。魚は興奮して大きなハリもガップリとくわえる。ゲーム性が高く楽しい釣りだ。
もし細い糸を使っていれば、糸の伸びで小さなアタリは消えてしまう。適度に糸を張ったり緩めたすれば、魚が食っていれば微妙に変化が出るので、魚が食った瞬間をとらえることができる。しかしこの方法はタナが変わると仕掛けのバランスをとるのに苦労すると思う。こちらはベテラン向きだ。

アジ釣りでは、良型を狙うのにサビキではなく1本針でハリスにガン玉を打たないのだという。こうすると魚から糸が見えないらしい。本当かどうかは分からないが、サビキ仕掛けの欠点を補うために発展してきた仕掛けだと思う。一方でサビキ仕掛けというのは、エサがたくさんあるということで「今がハミ時だよ」と魚を刺激する釣り方なのだろうと思う。集団でエサを食べる習性のある魚は我先にとエサを食べるのでハリに掛かってしまう。反対に、1尾、2尾と魚が来ても素通りしてしまう。単独行動している魚にスイッチを入れるのは容易じゃない。自然に食わせた方が早い。この辺りにヒントがありそうな気がする。

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