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(新潟)米百俵の地:「脱ゆとり教育路線」に長岡が反旗(教育環境)

2005年05月10日 | 環境一般
「まちづくりは人づくり」の「米百俵」の長岡市が、文部科学省の「脱ゆとり教育路線」に反旗を翻した。教育のあり方を検討する同市の委員会が、知識より人格形成に重きを置いた「新・米百俵プロジェクト」の策定を提言。森民夫市長も「文科省は間違っている」と息巻いている。

 提言をまとめたのは「熱中!感動!新ながおか夢づくり教育検討委員会」(委員長・羽賀友信市国際交流センター長)。

 森市長は提言を発表した4月末の記者会見で「できない子に授業時間を増やしても、勉強嫌いになって不登校が増えるだけだ」と発言。文科省は、総合学習の時間の削減を含め、学習指導要領の改訂を検討していて、教育現場で戸惑いの声もあるが、市長は「学習時間を増やしても伸びる子は一部。長岡の先生は憂慮している」と続けた。

 提言は長岡の教育のあり方について「あくまで人格の完成に重きを置く。教え込むことが中心の教育から、子供の力を引き出す教育に変えていく」と指摘。地域での社会教育活動も単位として認め、浮いた時間を基礎学習にあてることも可能とした。

 羽賀委員長は「行政主導ではなく、住民主導でやりたかった。真っ白な状態から検討した」と話す。

 提言に盛り込まれた事業は、乗馬体験やカヌー・シーカヤック体験、ロボコン教室、縄文体験教室など15。市は今年度「ロボコン」など2事業の予算化を検討している。

 これらのプログラムの一部は総合学習の時間での実施が見込まれている。森市長の怒りの背景にはそうした事情もあるようだ。

朝日新潟
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