世界初の人工雪の研究などで「雪博士」として世界的に有名な故・中谷宇吉郎北大名誉教授(一九○○-六二年)の研究を中心にした「雪と氷の対話展」が十一月十日から十二月三十日まで、旧ソ連のラトビア国立自然史博物館で開かれる。北大からは当時の実験器具などが貸し出される。
同博物館は首都リガにあり、開館百六十年で設備を新装したばかり。同展はその記念行事として開かれる。
中谷博士の業績は同じ雪国のラトビアでもよく知られており、記念行事を企画したメンバーが、博士の出身地の石川県にある「中谷宇吉郎雪の科学館」に呼びかけ、開催が決まった。
記念講演やシンポジウムのほか、中谷博士の雪結晶の研究記録や観察方法を紹介したり、博士の詩を朗読したりして、科学と文学の両方に通じた博士の仕事をしのぶことにしている。
北大は総合博物館や低温科学研究所が後援し、人工雪の研究装置などを貸し出し、実験を再現する予定。総合博物館の松枝大治教授は「中谷先生が今も世界で尊敬されていることが分かる」と話している。
北海道新聞
同博物館は首都リガにあり、開館百六十年で設備を新装したばかり。同展はその記念行事として開かれる。
中谷博士の業績は同じ雪国のラトビアでもよく知られており、記念行事を企画したメンバーが、博士の出身地の石川県にある「中谷宇吉郎雪の科学館」に呼びかけ、開催が決まった。
記念講演やシンポジウムのほか、中谷博士の雪結晶の研究記録や観察方法を紹介したり、博士の詩を朗読したりして、科学と文学の両方に通じた博士の仕事をしのぶことにしている。
北大は総合博物館や低温科学研究所が後援し、人工雪の研究装置などを貸し出し、実験を再現する予定。総合博物館の松枝大治教授は「中谷先生が今も世界で尊敬されていることが分かる」と話している。
北海道新聞