今夜の画像は、先日の他社医療ウィッグカットご依頼の作品です
患者さんと私を繋いで下さった娘さん&赤ちゃんもご一緒に北九州地区から来て頂きました
患者さんは医療かつらを一度被られたそうですが、あまりの不自然さに不安になられたと伺いました。最初にお会いした時もまだ不安そうな雰囲気でした。
『今日からこのウィッグに慣れることから始めましょう』
抗がん剤治療後の脱毛された疎らなヘァを短く整えながらご持参された医療ウィッグを触ってもらいました。
自毛のカットを済ませば、医療ウィッグの持ち方や被り方を伝えました
何度も繰り返しの中でフィットする位置を体感してもらいます
以前のヘァスタイルの写真を見せて頂きながらカウンセリングです
お顔立ちや医療ウィッグの長さを見ながら私はイメージを作り上げていきました。
医療ウィッグを先ずは半分作り上げてビフォーアフターの違いを患者さんに見てもらいます。普段のサロンワークでもですが…
シルエットや質感や似合わせ…ヘァスタイルとはホントに深いですよね
患者さんの不安そうな顔つきが消え…笑顔がこぼれた瞬間は本当に嬉しいです
『明日から普段どおりの生活を楽しんでください』
『元のヘァスタイルよりも良くなって若返ったみたいで嬉しい』
とそばにおられた娘さんへ笑顔で伝えられる姿は、いちひとりの女性としてキラキラ耀かれた姿でした
ひとりひとりお顔が違うのと同じように…
ヘァスタイルもひとりひとり似合わせていくことの大切さ、ウィッグだけどウィッグではないナチュラルな医療ウィッグを今後も作り捧げていきたいです