毛無峠

峠の先は危険なのです・・・。
前回:
【群馬】美しくも危険な火口湖『湯釜』(草津町)
2017/7/8(土)
湯釜から車で走ること20分ほどで、毛無峠の長野県側へたどり着きます。
毛無峠は長野県高山村と群馬県嬬恋村を結ぶ峠なのですが、通り抜け不可。
そんな行き止まりの峠に来た目的はこちら。

この看板を見に来た!!!

最近話題のグンマーネタでよく見かけるこの看板、コラかと思いきやホントに実在するものでした。
『群馬県』『この先危険につき、関係者以外立入禁止』
この2つの看板が並んでしまったがために、群馬県がとても危険な場所に見えてしまいます。
そのため、『グンマー=危険地帯』ということを物語る際によく使用されるのです。
看板の足元には『遭難多発区域』と記された木製看板。

その下に落ちているのは登山届けの注意書き。縦に割られた看板が不安を煽ります。
さて、この毛無峠、この看板以上に見応えのあるものがあります。
それは小串硫黄鉱山の跡。

駐車場の近くには、錆び付いた鉄塔が並んでいる。
森林限界を越えたこの一帯で、まるで樹木のかわりのようにそびえています。
立ち入り禁止方面を望むと、遠くにいくつもの遺構を見ることができる。

かつては2,000人以上が暮らしていた天空の鉱山都市。

閉山したあとは、多くのものが撤去されることなく遺されております。

年を経て、徐々に自然と一体化してゆく。

鉱山跡地へは、駐車場から約1時間ほど歩くとたどり着くことができるそう。

何かのついでに立ち寄れるような場所ではありませんが、土曜日ということもあって人はけっこういました。
ツーリングにきたライダーグループや、小串鉱山に向かって歩いていく人たち。
そしてラジコン飛行機をあげている方々も。

ここはラジコン飛行機の聖地でもあるらしい。
ラジコンの音が鳴る、静かでちょっと不思議な場所。
色は違えども、どことなく屯鶴峰(奈良県)を思い出す場所でした。
このあとは、約1時間半かけて北志賀竜王スキーパークへ。
なぜ夏にスキー場へ行くのかといいますと、ゴンドラで行く山頂にはソラテラスというカフェがあるのです!
そこでは、見渡す限りに広がる雲海を見ることができる場所。
リフト乗り場のおばちゃんに聞いてみると、今日は雲海出ていないそう・・・。
やめよう。
おばちゃんの撮影した雲海の写真見せてもらいました。
雨が降った日の翌日など、湿度が高いときが雲海チャンスらしいです。
(公式HPにはライブカメラがあるので、事前にwebで雲海状況を確認できます)
さて、今日のお風呂はどこへいこう。
温泉はいくらでもある長野県。迷います。
そうだ!
ここまできたら野沢温泉まで足を伸ばしてみよう!
次回:
【長野】野沢温泉で過ごす夏の夜~ホタルと河一屋旅館と13の外湯~(野沢温泉村)