天空橋駅周辺散策

かっこよすぎる名前に引かれて途中下車して周辺散策へ!お店などはほとんどありませんが、天空橋、穴守稲荷、平和祈願鳥居などの見所が。このエリアを詳しく調べると、羽田空港の歴史が見えてきます。
前回:
【東京】都内でバードウォッチングするなら『東京港野鳥公園』(東京モノレール流通センター駅)
2019/3/9(土)
かっこいい駅名ってありますよね。
東京だと「水天宮」や「神泉」、「鬼子母神前」なんかはカッコイイ駅名ランキング上位の駅。今回訪れる「天空橋」もそんなカッコイイ駅名シリーズの駅の1つ。
遥か上空、雲の上にかかる橋が想起される、何ともファンタジックな名前。いったいどんな駅なのでしょうか。
■強風吹き荒れる天空橋駅
天空橋駅は、羽田空港連絡線である東京モノレールと京急線の2つの空港連絡線が乗り入れています。
今回は東京モノレールの土日祝限定の1dayパス(700円)でアクセスしました。
東京モノレール1dayパスについてはコチラ
こちらが東京モノレールの天空橋駅。アーチ型のデザインがおしゃれ。

すぐ近くにあるのが京急線の天空橋駅。

曲線的な東京モノレールに比べると、こちらはタイル貼りのキュービックなデザイン。対になっているような気もします。
天空っぽいかと問われると難しいところです。
ただ、駅周辺はコンビニ含む建物が何もなく、ちょっとだけ俗世間と隔離されたような雰囲気。また、晴天の中強風が吹き荒れており、想像力が豊かならばわずかに天空らしさを感じることができるかもしれません。
■静かにたたずむ天空橋
そんな天空橋駅ですが、もちろん天空橋という橋があります。
こちらが天空橋。思いの外小さく、高さも無い橋なので、"天空橋っぽさ"はあまり感じられません。でも、逆さピラミッドな街灯はかっこいい!

サビたような外観ですが、もしかしてサビることで耐食性を発揮する耐候性鋼でしょうか?

駅周辺は何もありませんでしたが、天空橋を渡った先には住宅街があります。
橋を渡らないと民家が無いのは、かつてGHQによる立ち退き政策が行われたためでしょう。

ここに住んでる人は「最寄り駅:天空橋」。これってかっこ良くないですか?
羽田空港に激近だし、東京モノレールで浜松町、京急線で品川と川崎までアクセスできるので意外と住みやすいかも。
※東京モノレールの天空橋駅から天空橋に向かうには道路を渡らなければならないのですが、歩道も無くガードレールがあるため、ちょっと遠回りすることになります。最短距離で行きたい方は京急線天空橋駅の地下通路を利用するのがおすすめです。
■穴守稲荷神社
天空橋駅と穴守稲荷駅の間くらいには穴守稲荷神社があります。

江戸時代に埋め立てられた土地である羽田一帯において、水害から近隣を守るために建立された神社です。

もともと穴守稲荷神社は、現在の羽田空港の敷地にありました。潮干狩りができ、温泉も湧いていたため人気の観光地でもあったようです。
しかし、第二次世界大戦後、GHQによる羽田空港拡張に伴い、周辺住民とともにを強制退去させられてしまいました。
■平和祈願鳥居
天空橋駅近く、弁天橋のそばにそびえる大鳥居。こちらは、旧穴守稲荷神社の鳥居で平和祈願鳥居といいます。

この鳥居は穴守稲荷神社の鳥居で、もともとは羽田空港奥にありました。
前述のように穴守稲荷神社が強制退去となった際、この鳥居も移転されることになったのですが、鳥居を倒そうとすると、ロープが切れたり、工場責任者が病死したり・・・・様々な怪現象が相次ぎ、結局空港内に残されることとなったそうです。
その後、再び羽田空港拡張整備の障害となり、1999年にこの場所へと移転されました。

よく見ると、鳥居の足元に何かがある!

台座のようなものが接着されています。もしかして、ここには何かが並んでいたのではないでしょうか。
もう片方を見てみると・・・・

招き猫だ!!
今日はかなり強い風が吹いています。もしかして、風で飛ばされてしまったのではないでしょうか。
周辺を探してみると、 招き猫とダルマを見つけました!飛ばされで車道に転がってしまったら大変。植え込みの木に固定してきました。

でも、台座の数と合わないのです。がんばって探したのですが、招き猫を1匹見つけることができませんでした。
最後にもう一度天空橋へ。夕暮れと橋の組み合わせは最強です!

このあとは同じく東京モノレール沿線の大井競馬場で開催されるメガイルミ見に行きます!
でもその前に、せっかくの1dayパスなので羽田空港へもちょっとだけ寄っていきます。
次回:
【東京】羽田空港で遊ぼう Part 5 限定グルメ!1,500円の高級吉野家を食す!(国際線ターミナル)