【神奈川県まとめ】

工場夜景を海上から眺めることができるワンダーなアトラクション。小型の交通船なので工場に大接近できます。船首に立てば臨場感とスリルはMAXに・・・!
【乗船時間】
約90分
【料金】
3,800円
前回:
【神奈川】平和な公園に突如現れる巨大な廃墟『根岸競馬場跡』(山手駅/根岸駅)
2018/12/8(土)
真っ暗な海辺でキラキラとかがやく工場夜景。無機質な鉄の城が夜の闇に浮かび上がる様子は、通常のイルミネーションとは一味違います。
もともとかなりマニアックな趣味の1つでしたが、テレビ番組やSNSを通じて少しずつ人気を増しています。
観光資源として取り上げているエリアもあり、今ではすっかり市民権を得たといっても過言ではないでしょう。
これまで、茨城県の神栖(かみす)や神奈川県の川崎で見てきましたが、ずっと気になっていたのは工場夜景クルーズ。文字通り、船に乗り海上から工場夜景を見ることができるのです。
お値段もそこそこする上に、予約が必要だったりとなかなかチャンスが無かったのですが、今回ついに乗るときがやってきました!
何社かありますが、今回は京浜フェリーボートが催行する京浜運河 工場夜景クルーズへ。
乗船場は、みなとみらい線「日本大通り駅」3番出口より徒歩5分、JR「関内」より徒歩15分のところにある大さん橋ふ頭ビル。大さん橋の中では無く、付け根のあたりにあります。

※途中に他社の工場夜景クルーズの乗船場もあるので、間違えないようにご注意ください。
受付を済ませると、オレンジ色のライフジャケットの置かれた椅子で待機。乗船客は、意外にも20代、30代のカップルが中心。もはやマニアックな趣味ではないことは明らかです。

このクルーズで乗船するサンタバルカ号は、遊覧船ではなく交通船。もともとは羽田空港D滑走路建築の作業者を乗せていた人員運搬のための船です。

公式ホームページでは「タイヤをぶらさげた武骨で堅牢な小型船です」「肉食系」などと書かれていたため、小さくてゴツい船を想像していたのですが、意外と花やかなデザイン。
座席は「後部のデッキ」と「船内」の2箇所。
デッキは壁のない吹きさらし仕様ですが、みんな寒さを我慢して外に座ってます。

船内は暖かいけど、窓ガラス越しなので写真は撮りにくい・・・と思いきや、窓を開けることが可能!
人も少なく、船長さんの解説も聞きやすいので一番良い席なのでは?

サンタバルカ号は、遊覧船の2倍ほどの速度で一気に進みます!
船内ではフリースのブランケット貸してくれ、加えてライフジャケットがかなりの保温効果。冬の海上なんて極寒かと思いきや、意外と大丈夫。
船長さんのガイドがはじまります。
この船長さんはこの航路を知り尽くしている方で、目につくもの全て解説してくれます。そして、なんともいえない朗らかな声なので、耳を傾けていると妙に和みます。

マリンタワーやみなとみらいの夜景をバックに、サンタバルカ号はどんどん進んでいきます。
真っ暗な中、モクモクと煙をあげる工場に到着しました。

工場というのは、基本的に関係者以外は近づくことができません。したがって、陸で見る工場夜景ってあまり近づけないことが多いのです。
しかし、クルーズとなると話は別。
海の上から大接近するので、細部までじっくり見ることができます。海といっても、工場に囲まれた運河なので波もおだやか。

この写真では何だかさっぱりわからないかと思いますが、こちらは溶鉱炉から出る炎。写真では普通の火に見えますが、実際は青白く幻想的な炎なのです。

船長『炎も小さいときは線香花火くらい。そんなときはお客様に申し訳ない気持ちでいっぱいです』
船長さんは悪くないよ。
いくつかの工場を見ながら進むクルーズ。終盤に差し掛かると、まるでお城のような工場が見えてきました。

こちらは、「川崎のモンサンミッシェル」とも呼ばれている東亜石油の工場。圧倒的な存在感です。

この辺りで船はストップ。そして、船首に出ていいとの案内が・・・!
船首へ行くには、船の側面にある通路を通るのですが、なんと柵がありません!冬の夜の海なんて、万が一落ちたら一大事。船体に付いている手すりにつかまりながらそろりそろりと進みます。

船首というのはこの部分。

かなり開放的なスペースですが、工場を間近で眺めることができます!

さあ、風も強いし写真も撮り終えたので船内に戻ろう。
すると、船長さんからこんな一言が。
船長『これからアトラクションがあるので、何名か外に残ってくれると嬉しいんですけどね。』
アトラクション!!!!何それ!!!
気になるので、外のデッキに逆戻り。
さあ、はじまりました!!
船は一気に加速して、ワイルド走行と呼ばれるハイスピードモードに。
私たちのいるのは、屋外の船首。風でばっさばさです!
でも、波がほとんどないので、上下の揺れはありません。ただただ爽快で気持ち良いアトラクションでした。
90分のクルーズを終えて、華やかな横浜の街へ帰ってきました。

クルーズって座る席がけっこう大事です。
この工場夜景クルーズにおいては、『屋内席』が一番良い気がします!
風は凌げるし、船長さんの解説は良く聞こえるしと良いことばかり。
見所ポイントでは自由に船首に出ることができるので「工場夜景がよく見えなかった・・・」なんてことにはなりません。
次回:
【千葉】2回目のはとバスツアー『東京ドイツ村&マザー牧場2つのイルミネーションとジンギスカン食べ放題』(浜松町駅発)
【神奈川県まとめ】
京浜運河 工場夜景クルーズ

工場夜景を海上から眺めることができるワンダーなアトラクション。小型の交通船なので工場に大接近できます。船首に立てば臨場感とスリルはMAXに・・・!
【乗船時間】
約90分
【料金】
3,800円
前回:
【神奈川】平和な公園に突如現れる巨大な廃墟『根岸競馬場跡』(山手駅/根岸駅)
2018/12/8(土)
真っ暗な海辺でキラキラとかがやく工場夜景。無機質な鉄の城が夜の闇に浮かび上がる様子は、通常のイルミネーションとは一味違います。
もともとかなりマニアックな趣味の1つでしたが、テレビ番組やSNSを通じて少しずつ人気を増しています。
観光資源として取り上げているエリアもあり、今ではすっかり市民権を得たといっても過言ではないでしょう。
これまで、茨城県の神栖(かみす)や神奈川県の川崎で見てきましたが、ずっと気になっていたのは工場夜景クルーズ。文字通り、船に乗り海上から工場夜景を見ることができるのです。
お値段もそこそこする上に、予約が必要だったりとなかなかチャンスが無かったのですが、今回ついに乗るときがやってきました!
何社かありますが、今回は京浜フェリーボートが催行する京浜運河 工場夜景クルーズへ。
乗船場は、みなとみらい線「日本大通り駅」3番出口より徒歩5分、JR「関内」より徒歩15分のところにある大さん橋ふ頭ビル。大さん橋の中では無く、付け根のあたりにあります。

※途中に他社の工場夜景クルーズの乗船場もあるので、間違えないようにご注意ください。
受付を済ませると、オレンジ色のライフジャケットの置かれた椅子で待機。乗船客は、意外にも20代、30代のカップルが中心。もはやマニアックな趣味ではないことは明らかです。

■ハイスピードな交通船で行く!
このクルーズで乗船するサンタバルカ号は、遊覧船ではなく交通船。もともとは羽田空港D滑走路建築の作業者を乗せていた人員運搬のための船です。

公式ホームページでは「タイヤをぶらさげた武骨で堅牢な小型船です」「肉食系」などと書かれていたため、小さくてゴツい船を想像していたのですが、意外と花やかなデザイン。
座席は「後部のデッキ」と「船内」の2箇所。
デッキは壁のない吹きさらし仕様ですが、みんな寒さを我慢して外に座ってます。

船内は暖かいけど、窓ガラス越しなので写真は撮りにくい・・・と思いきや、窓を開けることが可能!
人も少なく、船長さんの解説も聞きやすいので一番良い席なのでは?

■工場夜景クルーズ出発!
サンタバルカ号は、遊覧船の2倍ほどの速度で一気に進みます!
船内ではフリースのブランケット貸してくれ、加えてライフジャケットがかなりの保温効果。冬の海上なんて極寒かと思いきや、意外と大丈夫。
船長さんのガイドがはじまります。
この船長さんはこの航路を知り尽くしている方で、目につくもの全て解説してくれます。そして、なんともいえない朗らかな声なので、耳を傾けていると妙に和みます。

マリンタワーやみなとみらいの夜景をバックに、サンタバルカ号はどんどん進んでいきます。
真っ暗な中、モクモクと煙をあげる工場に到着しました。

工場というのは、基本的に関係者以外は近づくことができません。したがって、陸で見る工場夜景ってあまり近づけないことが多いのです。
しかし、クルーズとなると話は別。
海の上から大接近するので、細部までじっくり見ることができます。海といっても、工場に囲まれた運河なので波もおだやか。

この写真では何だかさっぱりわからないかと思いますが、こちらは溶鉱炉から出る炎。写真では普通の火に見えますが、実際は青白く幻想的な炎なのです。

船長『炎も小さいときは線香花火くらい。そんなときはお客様に申し訳ない気持ちでいっぱいです』
船長さんは悪くないよ。
■クライマックスは圧巻の「塩浜運河」
いくつかの工場を見ながら進むクルーズ。終盤に差し掛かると、まるでお城のような工場が見えてきました。

こちらは、「川崎のモンサンミッシェル」とも呼ばれている東亜石油の工場。圧倒的な存在感です。

この辺りで船はストップ。そして、船首に出ていいとの案内が・・・!
船首へ行くには、船の側面にある通路を通るのですが、なんと柵がありません!冬の夜の海なんて、万が一落ちたら一大事。船体に付いている手すりにつかまりながらそろりそろりと進みます。

船首というのはこの部分。

かなり開放的なスペースですが、工場を間近で眺めることができます!

さあ、風も強いし写真も撮り終えたので船内に戻ろう。
すると、船長さんからこんな一言が。
船長『これからアトラクションがあるので、何名か外に残ってくれると嬉しいんですけどね。』
アトラクション!!!!何それ!!!
気になるので、外のデッキに逆戻り。
さあ、はじまりました!!
船は一気に加速して、ワイルド走行と呼ばれるハイスピードモードに。
私たちのいるのは、屋外の船首。風でばっさばさです!
でも、波がほとんどないので、上下の揺れはありません。ただただ爽快で気持ち良いアトラクションでした。
90分のクルーズを終えて、華やかな横浜の街へ帰ってきました。

クルーズって座る席がけっこう大事です。
この工場夜景クルーズにおいては、『屋内席』が一番良い気がします!
風は凌げるし、船長さんの解説は良く聞こえるしと良いことばかり。
見所ポイントでは自由に船首に出ることができるので「工場夜景がよく見えなかった・・・」なんてことにはなりません。
次回:
【千葉】2回目のはとバスツアー『東京ドイツ村&マザー牧場2つのイルミネーションとジンギスカン食べ放題』(浜松町駅発)
【神奈川県まとめ】