由河朝巳さんの単行本です。
帯コメントには、
「カラダで感じる恋、あります・・・
恋とセックスの間を叙情的に切り取った
8人の女の子たちそれぞれのエッチ体験!!」
とのこと。
裏帯には「ライトHラブこんちぇると」
とも書かれていますが、どの作品ももれなくエッチしています(笑)
ただ、こういう短編集って、1話完結な分展開が速いので、
サクサク読めて、そしてハッピーエンドが多いのが好きだったりします。
「にげみち。」「積年。」の二本は、学生時代から実は両想いだったけど、
久しぶりに再会して・・・という、お約束な展開ではあるものの、こういうのが実は一番好きだったりします。
まさしく積年の想いが報われる瞬間ですね。
「好きな人に似合わないって言われたら、おしゃれする意味がない」
とか、こういうセリフに弱いです(笑)
「キオク。」もまた、合コンで偶然に再会するものの、
酔った勢いで一回しちゃって、その後、寝て起きてから気づくという。。。
どんだけ気づかないんだよ!
と突っ込みたくなるものの、こういう展開って大好きですね、やっぱり。
ラストの「やくそく。」と「やくそくの日。」は、
可愛い百合モノですね。家庭教師と生徒の関係。
「先生の初めては次に来た時にもらう」とか言われながらも、
しっかりと来る先生がめちゃくちゃ可愛いですね。
先生も攻められっぱなしかとおもいきや。。。なかなかにイイ関係ですね、この二人!
という訳で、最後の百合作品で、単行本全体の印象もちょっと変わった感じがします。
絵も結構好きな方なので、今度は連載で是非読んでみたいところですね。