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山岳ガイド赤沼千史のブログ

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NHK金とく日本最後の秘境・黒部源流~清流の最初の一滴を求めて~地上波全国再放送

2016年09月24日 | ツアー日記

ここのところがそうなんですが、そういえば昨年のあの時も連日の雨、雨、雨、雨

いったいこれは番組になるのかなあと金子さんはじめスタッフ全員が思っていたその時、奇跡的にも僕たちの上空には青空が広がったんです。

本当なんです。

その昨年放送されたNHK「金とく日本最後の秘境・黒部源流~清流の最初の一滴を求めて」がとうとう地上波全国放送なんだそうです。

あーまいったなあ。

なんか高天原温泉では金子さんと僕の入浴シーンまで。

こまるなあ、ほんとこまる。

というわけで、全く消極的に番宣します。

取り敢えずこういう事です

ご無沙汰してます。 番組再放送のお知らせです! 9/27 14:05〜14:55(総合・全国) の枠で、 「金とく 日本最後の秘境・黒部源流〜清流の最初の一滴を求めて〜」 を再放送します。 1年経ってついに地上波全国放送です! 国会期間中で、もし国会中継が当日に入った場合には、⑵9/28 ⑶9/29 ⑷10/6の候補日の順に同時間帯に放送を行います。 実は今年の夏、後輩と黒部源流まで歩いてきました。今回は高天原温泉にも泊まり、温泉沢から水晶岳も登り、雲ノ平では熱を出すこともなく二朗さんとは飲んで語り、改めて素敵な場所だって感じられました。 東京に転勤して、毎日目まぐるしく忙しく、急にできた休みを利用しての登山で、本当に心洗われました(・・;)

以上、制作を取り仕切ったディレクターからのメールです。

宜しければご覧ください。

あーこまる。

 


ノドグロを炊く

2016年09月20日 | 安曇野の暮らし

 連日山に入っていてたまの休みとなると無性に料理がしたくなって、帰り道にスーパーマーケットに寄ったりする。

最近といえば、魚の煮付けにはまっていて、とにかく何でも煮付けてみたくて仕方がない。

山のブログも書かずに、煮付けのブログばかり書いて大変恐縮だが、今回の煮付けは特別だったのだ。

いつものスーパーの魚売り場に直行すると、体長25センチ程のアカムツという魚が三尾ほどいた。

ルビーのような色をしているが、特長のないさえない魚だ。

ん?アカムツ?んんんんん、まてよ、アカムツってノドグロじゃねーの?

早速携帯をピコピコやって検索すると、やっぱそうだ。

アカムツ、別名ノドグロ、スズキ目スズキ科ホタルジャコ属の魚とある。

げげげ!安い。980円。しかも2割引。

いつも富山や糸魚川の鮮魚センターに売ってるヤツなんか数千円がざらで、富山ではサイズは違うにしても、12,000円なんてのも見たことがある。

回転寿司なんかにあったとしてもそれは大トロなどと肩を並べる最も高い魚で、ご大層に金色の皿にのっていたりする。

で、勇気を振り絞ってそれを注文するのだが、大概薄っぺらな身なのでそれはあっさり僕の口からノドに落ちて、ノドグロのノドグロたる所以を味わうまでもなく敢えなくその儀式は終わるのだ。

そんな経験も数回しかないのだが、笑

ところがそのノドグロが980円の2割引!

買いだ!!

レジではお姉さんに、「これ安いよねー?」などと話しかけ苦笑される。

レジ袋にはいった二尾のそれをまるで札束でも抱えるかのようにして家に帰った。

さて、いそいそと家に帰るつくと、早速調理を始める。

ウロコをガリガリけずり取りハラワタを取り出す。

25センチながら丸々と太った身は十分な厚みがあって、僕の馴染みの岩魚25センチなんかに比べるとかなりのド迫力だ。

身を切る包丁はべっとっべとに脂がのる。

白身なのに。

なんじゃこりゃ!!!

一尾は煮付けに、そしてもう一尾は三枚におろして塩焼きとうしお汁とした。

はて果たしてそのお味は?

ノドグロごときがなにをか況んや!

煮付け、、、、、、、、最高!

ふわふわのやわらかさ、甘みは充分、口の中で直ちに溶けてゆくきめの細かい肉質と隅々にまで行き渡った上質な脂。

凄い魚だ。

塩焼き、、、、、、そのにじみ出る脂が凄くてこれは塩焼きではなくて、これはもはやムニエルだ。

しっかしこれも美味いぞ!

うしお汁、、、、、、これは鯛には負ける。旨味成分は鯛のアラの勝ちってとこだろうか?

もしかしたら、味噌汁の方が合うのかもななどと考えながらも、家族三人でぺろっと二尾の超高級魚を食ってしまった。

秋から冬にかけてが旬だそうです。

ノドグロお勧めですよ、みなさん。

後日談

実は、翌日もノドグロの病に取り憑かれてしまった僕はスーパーの魚売り場をうろつくことになる。

おお!今日もあるぞ!

本日のノドグロは値引き無しの980円、店員さんに聞くと「刺身でいけますよ」とのこと。

一本買って三枚におろし、皮目を残しバーナーで焼いて炙りとした。

大トロにも負けぬ甘みと濃厚さが口の中に広がる。

しかも幸運にもこいつは卵を抱いていた。

肝には少し苦みがあるがこれまた絶品。

みなさん、見かけたら買いですよ、買い!

 

 

 


鯛の煮付け

2016年06月21日 | 安曇野の暮らし

最近魚の煮付けにはまっている。
ちょっと前にイワシ、先日は赤メバル、三日おいて今日は近所のスーパーで見つけた35センチほどの福岡産天然真鯛、548円。
マジ天然?
ま、そこはおいといて
真鯛って意外と安い!
こないだのメバルはもっと小さくて798円だったかなあ?
煮付け初心者としてはかなり思い切った買い物だった。

本日の真鯛、ウロコも取ってあるしハラワタも取り除いてある。
便利だなあと思いつつそこら辺もちょっとやってみたかった。

蕎麦茹で用に使っている我が家で一番大きなアルマイト鍋37センチに鯛の半身がようやく浸る程度の酒と水を同量、その三分の一ほどの醤油とみりん、ショウガ一かけを加えて落としぶたをして中弱火で炊きあげていく。
しばらくしたら、煮汁を表側にかけながら煮詰める。
絶対にひっくり返してはいけない。
頃合いをみて砂糖を加え甘さを加減する。
最初さらさらしていた煮汁が次第に粘度を増していく。
ああ、このたまんない匂い!
そして鯛の皮目に美しい照りがのった頃それはついに完成したのだ!

あーもう待ちきれないのだが先ずは日本酒をグビリとやりながらしげしげと眺める。
喰ってしまうのがもったいない程のなかなかの出来映えだぜ!
箸を入れるとほろっと剥がれる身。
いいねいいね。
煮汁にどっぷりつけて口に放り込む。
おー!美味い!!
驚愕のうまさ!
外はこってり、中ふわっっふわ。
海から遙か離れた内陸の長野県で、こんなモノが頂ける幸せ。
そして日本文化が造りあげた食の妙に感激だ!
日本人に生まれてよかったなあ。

いつかはキンメそして超高級魚ノドグロを炊いてみたいと思うのであった。

 
 

有明山登山道を守る

2016年06月09日 | ツアー日記

僕が所属する有明登山案内人組合では、我等が心の山有明山の登山道整備を毎年行っている。
草刈りやら足場切り、崩壊箇所の補修、ペンキマークつけ、鎖やロープの設置、梯子架けなどやるべき事は多い。
有明山は三本の登山道を持つが僕らが整備するのは表参道と呼ばれる黒川沿いのルートと裏参道と呼ばれる中房温泉への下山路だ。
最近では高低差の少ない裏参道からの往復登頂が増えている。
やっぱ楽だからね。
でも、なんと言っても有明山へ登るとなれば表参道からというのが最もドラマチックで深くそして、キツイ。
多くの登山熟達者は山はキツクないと満足出来ないという気の毒な方々だから、そんな方々には是非このルートからの登頂をお勧めする。
この表参道は黒川沿いを何回か渡渉をしながら登って行くので、やはり沢沿いということもあって、一旦大水が出ればなにかと不都合が起きてしまうのだ。
古くからの信仰の道、先人達が大切に維持してきた道なのだが、当時この道の管理をしていた有明山神社が暴れる川の猛威に負けていったんは左岸の尾根へルートが付け替えられた事があった。
しかしこの道もアップダウンが激しく決して快適とは言い難いルートだった。
そこで有明登山案人組合がこのドラマチックな黒川ルートを調査し復活させようということになり、以降僕らがこの道の補修作業を行う事になった。 
 
 
 
 林道終点から丸木橋を渡って対岸の森へ入る。
周囲にはあがりこサワラと呼ばれる巨木が林立した苔むした原生林だ。
最初穏やかなこの道も上部へ行くと傾斜が増し、数回渡渉を繰り返すと現れるのが右岸から落ちる妙見の滝。
ここから谷は狭まり川の側壁は垂直に立ち上がり、流心には高さが20メートル程有る巨大なチョックストーンが立ちはだかって僕らの行く手を阻む。
この左岸の弱点を突いた登山道の補修が今回の作業場所だ。
巨大チョックストーンと側壁の間の水流のある割れ目に流木を利用して梯子をかける。
昨年の大水で水流が変わり現在では本流がこの割れ目を流れ下っている。
途中から水流はチョックストーンの下へ吸い込まれていて、平水なら全く問題のない水量だが一旦増水するとかなりの水流がこの割れ目を流れ下る事になるだろう。
梯子掛けには巨大な流木を使ってガッチリ組み上げる事にした。
完成した梯子はとても快適だ。
階段状に難なく登り上げることが出来る。
うれしくって何度も登ったり下ったりしてしまった。
史上最高の出来映えだと自画自賛しておこう。
 
 
 
 
表参道はここから昨年造った高巻き道を経て白河の滝に至る。
ここからは沢から離れて鎖やロープを伝って急登を登るとポンと尾根に飛び出し松川村馬羅生道をあわせる。
山頂へは更に急登が続く。
据えられてからかなりの時間が経ったであろう祠が沢山有って、風雪で変形した栂の木や黒くざらついた花崗岩の尾根は霧でも巻けばまさしく修験の道、仙人の世界だなあと僕らに思わせてくれる。
果てしなき急登の先には素晴らしき北アルプスの眺めと眼下の安曇野。
お勧めいたします。是非登って下さい。
下山は楽ちん?裏参道を通って有明荘で入浴でもどうぞ。

日本の名峰絶景探訪#100 「赤城山 氷雪に刻む夢」放送

2016年02月24日 | テレビ出演

先日同行させていただいた

日本の名峰絶景探訪#100 「赤城山 氷雪に刻む夢」

が放送が放送になります。

BSTBS 2月27日(土)22:00〜22:54分

今回の演者は世界不思議発見のミステリーハンター諸岡なほ子さん。

赤城山は関東平野の縁にある火山で、大沼、小沼などのカルデラ湖を取り囲む外輪山の総称で、最高峰は今回目指す黒檜山。

予報はロケ日の二日間とも雨の予報でしたが !流石持ってるディレクター、いやいや、それはとってもカワイイ諸岡さんのおかげて、穏やかな撮影となりました。

ミステリーハンターとして世界をまたにかけて来た諸岡さんですが、日本の雪山を歩くのは初めてでアイゼンを装着するのも初めてとのこと。

でもそんな方にも丁度いいのがこの赤城山なのです。

日本の名峰絶景探訪のホームページはこちら

そう難しくない赤城山とはいえ、駒ヶ岳への急斜面、諸岡さんも内心辛かったようです。

でも、駒ヶ岳への稜線にポンと飛び出すと一気に広がる関東平野が目に飛び込んできたのです。

日本一の平野だわなやっぱ。

ここからは行き交う人達と挨拶をかわしながら快調に歩けたこの日。

大人達に混じって4人の子供達にもであいました。

「ねえ、山登りすき?」

問いかけると

「きらーい」

即答でした、笑

長野県にの山にはない伸びやかな上州の山々はぼくにとってもとっても新鮮だった。

是非ご覧ください。

 

 

 


下北沢lownライブやります。

2016年02月15日 | 音楽

2月21日(日)午後7時から

下北沢 lown(ラウン)にて僕がやってるバンド「プレイトーンズ」のライブをします。

お時間のあるかた是非お出かけください。

下北沢ライブ居酒屋 lown ←こちら

今回はわが住処とする安曇野周辺で活動するサンロクレコードの個性的な面々を引き連れて

「音楽するなら田舎に越しな」と銘打ってのライブ。

サンロクレコードは安曇野周辺の少し変わった面々が立ち上げたレコードレーベルです。

その構成メンバーは音楽家や美術家など50人ほどで、何か面白いことは出来ないかと日々金にもならぬ事に意外とまじめに取り組んでる訳です。

音楽やアートをするにあたって田舎に居ることのデメリットはもはや何もない時代と言えるでしょう。

そんな我々の実像をご覧頂き、もしなんだったら引っ越しの相談のります的な変なライブになりそうですが、ご興味のあるかた遠慮なく相談員(バンドメンバー)にご相談ください。

田舎暮らし応変戦隊「ストレンジャー」が親身にお話を伺います、なんつて。

そして対バンはサンロクレコードとも縁の深い東京モンの東欧系マズルカバンド「カツラマズルカ」と我が相方大チャンの古くからの友人敦賀隆氏。

ベテラン達の圧巻の演奏をご期待ください。

会場あまり広くありません、後予約頂ければ幸いです。

サンロクレコードyoutubeはこちら


中部ネイチャーシリーズ 感動!山の絶景旅 「日本最後の秘境・黒部源流~清流の最初の一滴を求めて~」

2016年02月03日 | テレビ出演

中部ネイチャーシリーズ 感動!山の絶景旅

「日本最後の秘境・黒部源流~清流の最初の一滴を求めて~」

昨年東海北陸地方のみで放送になった「金とくネイチャーシリーズ」がBS1にていよいよ全国放送になります。

NHK BS1 2月4日 木曜日 午後 9:00~9:43 (全国放送)

 

2015年9月初旬、NHK撮影隊は富山県折立から入山し黒部源流部を目指しました。

初日から時折雨がぱらつく太郎坂を登り太郎平小屋に到着する頃には本格的な雨模様となってしまいます。

それからというもの雨は来る日も来る日も降り続いて、僕らが辿る登山道はまるで沢のように流れ黒部側は大増水に見舞われることに。

ゲストの俳優金子貴俊さんを中心に雨の間隙を縫って遅れぎみのスケジュールをこなしていく撮影隊ですが、行動は全て雨合羽を着込んで、カメラマンや音声さん達は濡れてはならぬ機材をなんとかかばいながら過酷な撮影をつづけます。

雨、霧、風、、、、、周囲の山などは殆ど見ることができません。

「これ番組になるの?」

撮影隊の全員が不安になるころおいうちをかけるように、なんとディレクターが40℃の高熱を出しダウン。

あー、我々は一体どうなるのだ!!

 

あとはとにかくご覧ください。是非是非。告知送れてすみません。

ブログもサボっていてすみません。

 


ビートルズをやってみた ヤァ!ヤァ!ヤァ! 発売

2015年12月09日 | 音楽

10月から11月の始めにかけて、一ヶ月以上の苦闘の末完成したビートルズのカバーアルバムです。

総勢38名の松本、安曇野、大町周辺在住のミュージシャンとデザイナー達で作りあげた「ビートルズをやってみた ヤァ!ヤァ!ヤァ!」がジョンレノンの命日12月8日にサンロクレコードから発売されました。

いつも活動しているバンドを解体して、意外な組み合わせで録音された楽曲はどれも個性的で、それでいてみんなが知っているあのビートルズ。
「ああ、あの曲かあ!」
なんて当たり前。それがまた楽しい宝探しのような一枚です。
それはまさにサンロクサウンド。
ここ安曇野に住んで居るからこそだせるその雰囲気を皆さんにも聞いて頂きたい。

僕も3曲参加していますよ。

このブログからお問い合わせ可です。メーセッジからお申し込み下さい。メールアドレスをお忘れなく。
販売して頂けるショップ等も募集中です。

【CD取扱店】
麻倉 大町市大町4095-13
Yショップニシ 大町市平海の口12076
ゲストハウス東家 松本市大手4-5-1
ナチュラルベーグル歌 松本市深志3-8-17
Give me little more. 松本市中央3-11-7

蕎麦とりい 安曇野市穂高6079
アトリエ宇-sora- 安曇野市穂高有明8172-3

 

(全11曲・税込2160円)
────────────
※通信販売は麻倉にて取扱予定です。http://asagura.com/

【ライブ情報】
第10回 麻倉音楽会
日時:12/19 19:00 入場料:1000円
場所:麻倉 大町市大町4095-13
https://www.facebook.com/events/1006233306087134/

【メディア情報】
12/11 9:35 FM長野「NAGANO HEATBEAT」後編
12/9 18:20頃 FMまつもと「夕暮れ城下町」生出演
12/4 9:35 FM長野「NAGANO HEATBEAT」前編
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12/8 中日新聞長野版
12/8 信濃毎日新聞
12/2 大糸タイムス

サンロクレコード FBページ


本木幸治メモリアル

2015年12月07日 | 音楽


舞踏家であり松本アンダーグラウンド界のボスだった本木幸治(こうさん)が突然亡くなって六年が過ぎその7回忌が、彼が生前造りあげた松本ヴィオパーク劇場で行われた。

ヴィオパーク劇場は松本市の北の方、旧四賀村の山の中にひっそりと佇む。

劇場はダイナミックに組まれた梁に壁は土壁塗りっぱなし、客席は土間になっていて荒削りな外観であるが、正面奥にはカチッと組まれた美しい檜の舞台を配する。

こうさんのこの舞台に対する思い入れが伝わって来る場所だ。

色んな人が言う「松本には変は人がおおい」と言うことは、おそらくそれはコウさんが松本に存在していたからに他ならない。

なんかはみ出しちゃった人間達のお家みたいなところをコウさんはいつも作る人だった。

夢寂、彗星クラブ、エイハブ船長、そしてヴィオパーク劇場。

売れない芸術家や音楽家達はコウさんの店に集った。

ヒッピー達は旅の途中松本にしばらく滞在しては、コウさんがやっていた工事現場への資材搬入やビルクリーニングの仕事をやらせてもらってはまた旅を続けた。

仕事終わり、彼らの夕食は大概コウさんの店で食べて帰るから、コウさんから支払われた給料はまた彼の店に戻って行く仕組みになっていたのだが(笑)

いつも安くて旨いモノをいつも喰わしてくれた、そしてみんなで毎晩よく飲んだ。

松本にはコウさんがいるからあそこに行けば大丈夫だとみんなが思うようなところだった。

僕もよく通ったし、そこで知り合った友達は世代を超えていまでも大勢いる。

この世の中には色んな人が居るんだと知ったのはそう、まさしくコウさんのところだった。

 

コウさんは松本を拠点に活動していた舞踏家だった。

彼が舞踏を始めた頃、実は僕も誘われるまま訳もわからぬまま一緒に白塗りをし街で躍ったことがある。

高校生の頃演劇部に所属していたしテント芝居にも興味があったのは確かだが、舞踏となるとそれはまったく未知のモノで、それが意味するところなど何も理解など出来るものではなかったが、なんか面白そうだなとコウさんにしたがったのだ。

街の人に通報されたのだろう、警察官がやって来て、我々のでたらめなパフォーマンスは敢えなくハンパな結末を迎えることになる。

そんな松本の街だったが、その後のコウさんの活動によって今では白塗り舞踏家たちが商店街のお祭りに呼ばれるまでになった。

松本の人達は白塗り舞踏家にであっても驚かないし、子供達も怯えて泣いたりはしない。

コウさんは色んな人を繋げたひとだ。

昼は工事現場に出かけ、夜は飲み屋を経営し、様々なイベントを企画しホンモノのアーティストを呼び続け、そして自ら踊ったひとだ。

コウさんのまわりにはいつも友人達が居て、その友人同士がまた繋がっていくそんな場所の真ん中に居る人だった。

そしてこの日もコウさんが最後に造りあげたこのヴィオパーク劇場に沢山の人が集っていた。

盟友怪物サックス奏者の梅津和時さんや多田葉子さんも駆けつけてくれた。

こんな素晴らしい人達と一つ同じステージを造りあげることが出来るのも、コウさんのお陰なのだ。

僕にとってこうさんと出会ったか出会わなかったかと言うことはおそらくとても大きな意味を持つ事だったのと思う。

そしてそう言う人はきっと僕だけじゃないはずだ。

たまらなく懐かしい。

こうさん、また会いたいね。

 

 


「金とく」日本最後の秘境・黒部源流 ~清流の最初の一滴を求めて~放送

2015年10月14日 | ツアー日記

またまた番組宣伝で恐縮ですが、この夏、NHK富山さんとロケハン、ロケ含めて同行させて頂き相当な日数をかけて撮影した番組が放送になります。

NHK「金とく」日本最後の秘境・黒部源流 ~清流の最初の一滴を求めて~

が10月16日午後8時から放送となります。

残念ながら、放送は東海北陸7県のみとなります。

金とくホームページ

出演はご存じテレビや舞台で大活躍のこの方、金子貴俊さん

撮影は8月末から9月にかけて行われましたが、早々と出現した秋雨前線がいすわり、来る日も来る日も雨また雨、担当ディレクターはついに40度オーバーの高熱を出すという困難を極めた撮影となりました。

「我々はいったいどうなるんだろう?」

その答えは誰にも解らなかったと思います。

そんな中でも、金子さんいやな顔ひとつせずに、そんな不条理を楽しんでいるかに見えました。

今思い出しても、色んな思い出が蘇ります。

寒い、冷たい、なんにも見えない、道はぐちゃぐちゃ。

「それ、カメラ壊れないですか?」

「壊れるかも知れないすね」

降りしきる雨の間隙を縫って、または30分も冷たい黒部の水に浸かって果敢にカメラを回すカメラマンや音声さん達、

困難な状況下では自分の面倒見るのが精一杯なのに、雨に弱い機材の面倒まで見ることの大変さ、ほんとに頭がさがります。

さて、苦悩の撮影隊は一体どうなったのでしょう?

果たして天使は微笑んでくれたのか?

ご覧になれない地域の方々は親戚縁者、友人知人、何でも頼って録画してもらって下さいね。

請うご期待!