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さらば、準急浅草行き

3月18日のダイヤ改正。JR東日本のダイヤ改正の注目は、寝台特急「出雲」の廃止と、103系、113系の引退…形式名でいってもしょうがないか。103系は昔の山手線(黄緑)や総武線(黄)、武蔵野線(橙)、そして常磐線(緑)にいた、全面色塗りのあの電車。113系は、いわゆる「湘南カラー」とよばれる緑とオレンジのツートンカラーの、やはりベタ塗りのあの電車です…。

しかし。私鉄である東武沿線の住民にとって一大事は、同日におこなわれる東武伊勢崎線のダイヤ改正。僕にとってショックなのは、JRへの特急乗り入れではなく、東武から「準急、浅草行きです」というアナウンスががなくなってしまったことだ。

東武伊勢崎線には、いつもどこかで妙な「コンプレックス」臭がただよう。まず首都圏に乗り入れている大手民鉄で唯一、山手線内に駅を持たない事が大きい。東京で誰かと住まいの話をすれば「東武線なんですよ」「ああ、池袋から出ているあれね」…という会話から始めなければならない。今でこそ「北千住」は知られていても、行ったことのない人には、今でも知らない世界。ただし、最近は「御徒町」も読めない東京の女の子もいたりするので、あまり関係ないか、というか、山手線を意識すること自体がコンプレックスじゃんの。

でも、逆に言えば、東京都心に行く路線なのに、主要な列車の呼び名が「準急浅草行き」って、なんかよかったな。10両編成が入れない浅草駅を終点、起点とする持つ東武伊勢崎線。でも18日から、「普通」の路線になる。10両編成の電車が10分間隔で、北千住から浅草に向かう途中でトンネルに消える。さびしいけれど、これも時流ですよ。一方で新しくなることを喜ぶ自分もいるし、何はともあれこれからもお世話になります。

このダイヤ改正ならびに東武伊勢崎線について、これを読んでもチンプンカンプンな方は、適当にキーワードを検索にかけてみてください。1000倍くらいの濃度で解説してくださるサイトがいっぱいあるので、弊ブログでは説明は省略させていただきます…。

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