喋りは下手だが語りたい

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2001年宇宙の旅

2019-08-13 10:26:18 | 映画感想
やっと見終わりました!!!

実は以前にも挑戦したんですけど、
導入部分が長くて退屈で、宇宙出てきたところで見るのやめちゃったんですよね。。

今回、続きから見てなんとか見終わりました!!!

以下、ネタバレありです。


























めちゃくちゃ有名ですし、
スーパーコンピューターのHALっていうのが反乱を起こす話だというのは見る前から知っていました。
そして、HALはIBMの文字を一文字ずつずらして命名された、
という都市伝説も父から聞いて知っていました。(これ、デマらしいですね。)


邦題「宇宙の旅」ですし、宇宙のシーンから始まるのかと思ってたら、
冒頭、よくパロディやオマージュで使われる「ツァラトゥストラはかく語りき」でテンションが上がった後、
ひたすら猿人がウホウホウホウホ……

5分、10分くらいならまだしも、15分経ってもまだやってんですよ。
え?宇宙は?HALは??

やっと宇宙が出てきたと思ったら、ロケットが宇宙ステーションに着陸するまでがまた長い。
猿人でひたすら待たされた上、この展開の遅さ。
これが名作?私には理解不能だ…と、前回はここで諦めたのでした。

で、今回。
やる気が出たので、続きから見始めました。
宇宙ステーションのシーン、やっぱりだるいなぁと思って見ていると、
やっと何かが起こりそうなセリフが出てきた。(月の基地で感染症が云々)
月の基地でモノリスから怪音が聞こえた時は、やっと始まった!とようやくワクワクしてきました。

次のシーンからついにHALが出てきて、
「HALに感情はあるか?」という議論のところから、乗組員とHALの間に壁があるなって感じになってきて、
そこからの緊張感はすっごくドキドキしましたね。

ラストは正直訳が分からなかったんですけど、
あぁ、そうか、なるほど、と納得せざるをえなくて(全然理解してないけど)、
本能的に怖いと感じる終わり方でした。。

説明不足(敢えてしてないんだろうけど)な映画なので、
めちゃくちゃ考察のし甲斐があるんだろうなぁ。

そして、何より宇宙のシーンがすごい。
今はCGが当たり前で、クオリティもすごく高くなっているけど、
この映画が作られた当時、CGなんてなかったわけですよ。

私は宇宙映画と言ったらスターウォーズをまず思い浮かべちゃうんですけど、
スターウォーズ(エピソード4)より約10年も前に作られてるんですよね。
で、SWは完全にファンタジーなので、「こういう設定だから」で変なところがあっても押し切れるけど、
2001は一応リアル路線。
出てくるのはフォースも使えないし、宇宙空間で息出来ない普通の人間。
重力発生装置とかも無い。

それであの無重力感を出したのはすごいと思いました。
回転する大掛かりなセット組んだんだろうなぁ。

そして最初は退屈だなぁと思っていた冒頭のシーンは、
結末を知ると、あぁ、必要なシーンだったんだなと思えました。(でもやっぱり長い)
ロケットの着陸までにやたらと時間がかかるのも、
撮影技術をゆっくり見せたいってのもあるんだろうけど、
キューブリックの美学なんだろうなぁと思います。

キューブリックの映画って、なんか常に意味深で緊張感が漂っている気がする。
なので見るだけで疲れます(でも嫌いじゃない)。

ところで、この映画の邦題「宇宙の旅」がちょっと気になります。
原題は「A space Odyssey」なんですよね。
割と最近にも「オデッセイ」ってSF映画がありましたけど、
西洋の教養が全くないので、いつも「オデッセイ」って何?って思っちゃうんですよね。
「長い冒険」とか「知的な探求」という意味があるそうです。(ググった)
ちゃんと理解するため、そろそろ「イリアスオデュッセイア」を読むべきだろうか~?

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