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水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

得体の知れない存在に

2010年05月28日 13時43分12秒 | 詩編
 得体の知れない存在に
 僕らは変容したいのだ
  いつも夢を見ていて

 今ある体 この身体の形は私たちを型に嵌めてしまいはしない
 ありえない可能性は必ず 現れる あのうねる身体にはすべてのヒトに共通の願望が輝いている
 夢は風
 駆けていけ

 地表を駆け抜ける風を
 どうしても
 この目にどうしても残せなかった
 これまで
 でも いま 見え始めてきた
 わかる
 目のあらを吹き飛ばしてくれる風が僕の目を通り過ぎてそのまま行って欲しいのだ

 愛は確かか
 何ものをも

 どうしても朝から始まった物語を
 僕は眼でつかめなかった
 風のおとをききのがしていた

 身体に教えなければ駄目だ
 いずれ思い通りに動かさなければいけない
 じゆうは雨に打たれて生まれる
 じゆうはコブラのように暴れ狂ってそして知ることにはなるだろう
 あなたに そして全世界に打ちのめされ苦しみを叩き込まれた体だけが
 はじめてその自由を手に入れる
 それはこの平面で鍛えられるものではないから書くのを休むのも好いんじゃないか

 この身体が打たれなければ気づかなかった
 どんなに空しい人生であったかを

 悲しみよ
 きみ尽きるな
 この世にいる悲しみがなくて
 どうして幸せに生きてこられたか
 悲しみは僕らに強さを与えてくれる唯一のものだ

 この身体が
 動くなら
 動くだけ
 動かして
 それがいまを強く生きることだ

  そうだ
 だれがこんなに人生をこまごまと決めろといった?
 僕らは自由だ
 だから辛い
 全ての謎が解けるほど
 僕はそんなに大人じゃない
 
 もともと僕らは井の中の蛙
 帰るところは只ひとつ
 心配するこた何も無い
 
 うねうねとした光の線を夢見たときもあった
 
 僕らが
  



 
 

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