ラスベガスで
飲んだくれて
西海岸制覇のつもりで
宵良い酔いで駆け抜ける
誠意を貫く征夷の勢威に
歴史は直せないと開き直る
僕らの誤解が育てた
魔の果実は
夕暮れ時のオレンジの中で
在りし日を思い出すように
川べりに飾られている(捨てられている?(置かれている…
憎悪の果汁で満たされているその果実を
今ガリリとかじるのは、誰?
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水にさらされて
僕はIDOの不思議を
紙に書き留めました
何処にもないメモを
僕はたき火をするために
たくさんかき集めました
怖いほどに透き通った湖に
僕のアイデンティティを
投げ出せば
何にもない精神に
意味もなく灯る火に
皮肉にも
新たに語られ始める物語を発見するのでした . . . 本文を読む