
10時前、夫の見舞い。
夫は禁断症状に苦しんでいた。

絶食、終日点滴の病状の中、
「今日、退院する。」
と大声で怒鳴る。
幻覚、幻聴に悩まされているらしい。

看護師さんと、看護学生さん2人が見回りに切てくださった。
夫は、無理難題を言って看護師さんたちを困らせた。
夫の所から離れることが善いと思って、病室を出る。
私一人では対処できないから、ボランティアさん(男性)を呼んでアドバイスを頂いた。
主治医に会って話をきくまで付き合ってもらった。(10時半~15時半)
12時まで、待合室でAAボランティアさんに夫の病状を聞いて貰ったりアドバイスをして貰ったりした。
お昼になっても、主治医に会えないので、いつ会えるか看護師さんに聞いたら、主治医に連絡を取ってもらって、14時には面会できることを確認して、自宅で昼食をとった。AAボランティアさんとは別行動。
14時に病院に行ったら、看護実習の学生さんと話をすることになった。
夫の30年間の闘病について語ったら涙を流して聞いてくださった。
優しい方である。
私は彼の闘病生活と付き合っているが、私は泣いたことがない。冷酷なのだろうか?
主治医の春田先生(若い女性)の話を聴く。
カルテを持ってきて
「AAボランティアさんにも見せていいですか?」
といわれたので、
「いいです。」
応えた。一緒に説明を聞いて頂けたら今後、AAボランティアさんのアドバイスがよく分かるようになると思ったからである。
病状は食道が腐敗して、食道狭窄になっているとのことである。
「こんなに腐敗しているのは、毒薬自殺未遂の患者さんみたいです。」
と医者。
AAボランティアさんは
「酒をのみ続けたらこんなになります。私もこんなになったことがあります。」
と言われた。
私は
「幻覚幻聴が出て、大騒ぎをして医療スタッフの皆さんや入院患者さんに迷惑をおかけするから、夫はこの病院から追い出されますか?追い出される場合は転医先を紹介して頂けますか?」
と質問した。
医者は
「○○さんは、何も食べることは出来ません。今、ビタミン剤など投与しています。来週、レントゲンの撮影をして、傷跡の治療をしながら、流動食から食事ができるまでの治療をします。点滴が出来ないような場合は身体を拘束することもあります。」
と言ってくださった。有難いことばであった。
「見舞には毎日来なくてもいい。」
とおっしゃってくださった。
禁断症状がとれるまでは時々認知症の症状が続いて、私の存在が彼の感情を刺激するからである。
15時半、病院を後にする。
有難い1日であった。
夫の病状を話すことで、気が楽になった。
午前中に母を病院に連れて予定だったが、母はタクシーで病院に行ったらしい。母の病気は高血圧と便秘。
母宅訪問。来客1人(母の友人)
母と義弟に夫の病状報告と雑談。
帰りにスーパーで食材を購入したが、冷蔵庫の保存食で一人で夕食。
夜は歌番組を見て入浴。
就寝