丘の本棚

こどもたちとの毎日を気ままに綴ります。

読みたくなるとき

2023-05-02 17:37:35 | おすすめの本
ときどきふっと、タクシーの松井さんが読みたくなります。
空色のタクシーに乗っている松井さんを、ご存知でしょうか?



あまんきみこさんの「車のいろは空のいろ」シリーズの主人公、タクシー運転手の松井五郎さん。
実は、松井さんが乗せるお客さんは、ちょっとワケありな人(人?!)ばかり。


「あれ、もしかしてこのお客さんって…?」
お話の途中で気付くときもありますが、最後の最後まで全然わからなくて
「え~?!そうだったの~?」
意外なお客さんの正体にびっくりしたり…。


こどもの頃は、松井さんに会いたくて会いたくて、どこかに空色のタクシーが走っていないか探したこともありました。
このお話を読むと、あなたもきっと探したくなります。
松井さんが運転する、空色のタクシーを…。



このシリーズはたくさんお話があるのですが、先日『星のタクシー』を読んでいるときに、
「あっ!ここにも出てきている!」
と、気付いたことがあるんです。


春の夜、松井さんは、公園でふたりの女の子に出会います。
公園の入口で、何の花かわからないけれど、「ほんのりいいかおり」がすることに気付きました。
そして、「ふわんふわんの白いわたがしのような花」―桜を見つけるのです。

松井さんがその夜桜を見つけた瞬間、
思わず「これだ!」と心の中でさけびました。



おそらく、オオシマザクラですよね。

春休みに、長男の理科のワークを丸つけしていたら、桜についてのコラムがのっていたんです。
オオシマザクラが紹介されていて、それから桜を見るたびに、よく観察していると、家のすぐ近くの公園にもありました。
「あのときの桜も、これだったんだな~」と納得しました。

夜桜見物 - 丘の本棚

夜桜見物に行ってきました。夕方6時からライトアップだったので、それに合わせて出発!この桜、なんだか丸っぽいかたまりになって咲いていました。ソメイヨシノ…では...

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今日のおやすみ前の一冊をご紹介🍀

あまんきみこさんの「車のいろは空のいろ」シリーズより、『星のタクシー』



ストーリーテリング

2023-05-01 23:06:39 | おすすめの本
今日は長女の誕生日👧



ここ最近の長女は、「謎解き」や「ミステリー」の本を多く手に取るようになりました。
かと思いきや、小学生女子らしいかわいい挿し絵の本を読んでいることも多いです。


「これ、おもしろいよ。読んでみたら?」
と言われて、おすすめしてくれることも多くなりました。
ちょっと前までは、「読んで、読んで」と言っていたのに…。
(まあ、今でも「夜のお話に読んで」と持ってくることもありますが)




長女や長男が小さい頃は、もう夜にはこちらが一秒でも早く横になりたくて、
寝る前の読み聞かせなんて、とてもとてもできませんでした。


だから、長女も長男もよくわかっていたんだと思います。
絵本を持ってくるのは、私が洗濯ものをたたむ時。
ふたりとも決まって、私が服をたたもうとすると「読んで」と持ってくるんです。


なぜかって、それは「洗濯ものをたたむ」=「他の家事が一段落ついた」証拠だとわかっていたからなんでしょう。


離乳食作りや、こどもたちの汚した後始末に比べたら、
服なんてたたまなくても死にはしない!
と後回しにしていたので…。




長女が生まれて2か月ほどすると、よくひざの上で「ももたろう」を話して聞かせていました。
長女を抱いているので本は持てませんし、
「ももたろう」なら、最初から最後まで絵本がなくても、お話できると思ったので、毎日ひたすら「ももたろう」ばかり。

時々「かちかちやま」も話してみたんですが、やっぱり「ももたろう」が一番話しやすかったです。




ちなみに私が、長女のために買った一番最初の本は、
ナツメ社の『母と子のおやすみまえの小さなお話365』です。
お腹にいる時に買いました。

今でも時々、夜のお話に読んでいます。
やさしいピンクのカバーの本、ずっとずっと大切に本棚にあります。




今は新版がでています。



今日は、長女おすすめの本をご紹介🍀

宗田理さんの『不思議堂古書店三代目のベストセラー大作戦 痛快!天才キッズ・ミッチー』