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チョンチョニ針穴

針穴写真のブログです

印画紙カメラの作成

2014年08月14日 | カメラ

印画紙カメラ(キャビネサイズ)を製作しました。

 

ハリアナ写真を始めた頃は、菓子箱でカメラを作り、

1箱で1枚の撮影のため5~6個のカメラを持って撮影に出かけていました。

 

そののち、印画紙ホルダーを使って複数枚の撮影ができるようにと、

四切サイズとシノゴサイズのカメラを作って使っていました。

 

そして今回、写真中央のキャビネサイズカメラを作りました。

左から四切用(箱高さ350×幅320×深さ140㎜)、キャビネ用(205×165×85)、シノゴ用(160×130×65)

 

シノゴ用は市販のフィルムホルダーを使用(キャビネ印画紙を半分にカットして80~85×120㎜の印画紙を使用)

四切用とキャビネ用の印画紙ホルダーは手作りです。

 

今回製作したキャビネ用印画紙ホルダーです。

ホルダーの裏表で2枚印画紙をセットする構造とし、とりあえず3セット作成して6ショットが撮れるようにしました。

 

主な材料は厚紙、木板、すきまテープ(光漏れ防止)、銅箔(ハリアナ用)など。

 

カメラ製作中はそれに熱中し、自分の趣味はハリアナ写真撮影よりカメラ作りではないかとさえ

思いながら作っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


金環日食

2012年05月19日 | カメラ

来週月曜日21日は金環日食ですね。

針穴で金環日食を撮ろうとカメラを作りました。
太陽までの距離1億5000万Km、太陽の直径140万Km、
カメラの焦点距離1mとすると、比例計算で太陽の像は9.3mmとなります。
9.3mmは小さめですが、現実的なところで1mのカメラとしました。


4×5シートフィルムホルダー搭載のカメラボディです。フィルムホルダーに印画紙をセットします。


カメラボディに1mの暗箱を付けて先端に直径1.1mmの針穴とシャッターを付けました。
脇にはカメラが太陽を捉えているかを確認するための照準を付けました。

問題はシャッター時間です。皆目見当がつかないので、事前に試し撮りして決めるしかない。さらに日食でシャッター時間はどうなるかもわからないので、当日に変数を組んで撮るしかないでしょうね。

 

今回はまたとない機会なので針穴仲間や友人たちと観察会をしようとカメラオブスキュラも作りました。こちらも焦点距離は1mです。カメラの脇にのぞき窓をつけてそこから目視観察します。デジカメでの撮影も可能です。


カメラオブスキュラを使ってケータイで撮った太陽です。少し斜め方向から撮ったようで楕円になっていますが、わりとくっきりした像が撮れました。


最大の問題は当日お日様が顔を出してくれるかどうか?
神頼みです。


新作カメラ

2011年07月16日 | カメラ

 

広角用針穴と望遠用針穴を交換できる針穴カメラを新作しました。

 

ブローニーフィルムで6×6の仕様です。手前の黒い面がシャッターユニットで、5角形の窓がシャッターです。5角形にしたのはシャッターがスムーズに閉じるように工夫した結果です。上面にも3脚用のネジをつけたので上下逆さの多重撮りなども可能です。

 

ボディに広角用針穴を取り付けたところです。固定は2本のヘヤバンドを使用。焦点距離36ミリ、針穴径0.2ミリ、F値180。

 

針穴をオフセットすることも出来ます。これは作ってから気がついたもの。

 

望遠用の針穴ではこうなります。焦点距離160ミリ、針穴径0.45ミリ、F値360。

 

材料はアガチス工作材を使用し、手引きの鋸で設計寸法に材料をカット。工作台がないので直角度や寸法を精度よく切り出すのが難しかった。切り出した材料を接着剤で貼り合わせた後、内面は黒のスプレーで塗装し、外表面はニスで塗装。完成後、印画紙を使って光漏れ有無をチェック。一応光漏れなしです。設計~製作期間2週間。

光漏れなしを確認したので、ブローニーフィルムを装填し撮影してみました。フィルム装填が少々やりにくい。ヘヤバンドでの針穴取り付け、交換が少々やりづらい。等々ありましたが、とりあえず、フィルム1本撮影して現像依頼中なので、出来上がってきたら写真を見ながらこのカメラの上手な活用方法など考えよう。広角の焦点距離36ミリはやや大きすぎたかも。

 


カメラ改造

2009年02月01日 | カメラ
今日は強風が吹き荒れています。
仲間と撮影に行く予定でしたが、この風ではカメラは吹き飛ばされるだろうし、何よりも寒いので勘弁です。

このカメラはジャンク品を500円くらいで買ってきて、不要部分を取り外し、レンズを針穴に付け替えたものです。
手巻き式、レンズカバースライド式という構造で、針穴改造に都合がいいかなと思って買ってみました。
分解しなんとか改造できたので、思惑通りです。レンズカバーをシャッターに使います。
特に苦心するところもなく、割りと簡単に改造できましたが、しいて言えばシャッターですね。レンズカバーを開けないとシャッターが落ちないし、シャッターを切らないと巻上げが出来ないので、これだとレンズカバーを開けて針穴撮影中にシャッターを切らないといけません。これは不都合なので、レンズカバーを閉じていてもシャッターが切れるようにしたところくらいがちょっとばかり面倒だったところかな。
完成したと思ったら三脚穴がないのに気がついて、急遽ネジを外付けで取り付けました。
撮影枚数がわかるのが嬉しいかも。とは言うものの、撮影枚数のわからないカメラもいいもんですけどね。
心配はレンズカバーから光漏れしないかどうか??光漏れしたら、常時黒い布切れで包んでおくのかな。そのときはまた考えましょう。
モデルは45Camera Basic miniです。

しのごカメラ

2008年05月21日 | カメラ

蔵のある街のボケ写真はこのカメラによるものです。
この日はあまり時間がなかったので、このカメラで撮ったのは4枚だけです。
しかし、家に戻って現像したら3枚しか撮れてませんでした。
どうやらフィルムホルダーのフタを取り外すのを忘れたまま撮影したらしく、これでは写るわけがありません。
気をつけなくては!

四切りカメラ

2008年03月09日 | カメラ

この箱はパソコンの伝票用の用紙が入っていたもので、サイズはおよそ300×400×170ありますが、焦点距離は上げ底で120ミリにしてあります。
これに304×254の四つ切り印画紙をセットして撮影しているところです。
撮影してみたけど、まだ時間がつかめない。
そんなことより不審者と間違われないように気遣うほうが優先ですね。

Tigre改造2

2007年12月22日 | カメラ

Tigreを焦点距離20mmから80mmに改造しました。
最初の改造では内部で乱反射しているようだったので、懐を広げてみました。
80mmだとさすがに画角が狭いので、対象に対して狙いをしっかり定めないと思わぬところが写ってしまいます。


印画紙カメラ

2007年12月05日 | カメラ
印画紙用のカメラです。

箱カメラと缶カメラで針穴を始めましたが、1台で1枚しか撮れないため、ホルダーを使って何枚も撮ることを思い立ちました。

このカメラは紙製で、別に紙製の印画紙ホルダーも10セット(10枚分)作りました。

焦点距離は55mmと80mmの2段階選択式になっています。
また、針穴も0.3mm、0.9mm、0.3mm×5穴の3択式になっています。

10枚撮影できるので一応満足ですが、サイズが255×160×85と大きいため、車で移動するときは問題ないものの、電車などを使う場合は躊躇してしまいます。


手作り木製カメラ

2007年11月18日 | カメラ
ブローニーフィルムを使用するカメラ3兄弟です。

中央は長男で、日本針穴写真協会のワークショップで作った6×17のカメラを6×12に縮小し、外箱を紙製から木製に改造したものです。
右は長女で、長男と同じ構造でサイズを6×6にしたものです。
左は次女で、長女より奥行を少し拡大して6×9にしました。

すべて手作りですが、光漏れもなく外観的にも気に入っています。よく見ると合いが悪くて隙間があったり、塗装もムラができていますが少し離れて見る分には申し分ないカメラで、ケンチャナヨです。
工作は近所の某○○○○ホームの工作室を使わせてもらいました。カムサハムニダ。
3兄弟とも広角カメラですが、狭角の望遠カメラとして次男カメラを作ろうかと思案中です。