チョンチョニ針穴

針穴写真のブログです

金環日食2

2012年05月22日 | 印画紙

21日、晴れました。

針穴で金環日食を撮りました。



7時35分、シャッター時間1/500秒
ネガではリング状になっているかどうか微妙でしたが、コンタクトプリントで露光時間を調整してこのポジを得ました。
シャッター時間をもう少し長くしていたらもっとはっきりと撮れたかも知れないが、針穴でここまで撮れれば成功でしょう。

シャッターはいつものやり方(手で開閉する)では無理だと分かったのが19日で、19日夜に対策を考えました。手動での高速開閉も考えましたが時間制御出来ません。何かいい方法はないかとあれこれ考えているうちに1眼レフのシャッターを利用することを思いつきました。
針穴の前に1眼レフカメラを置くというものです。
20日も上手い具合に晴れてくれたので1眼レフ利用による撮影テストをやってみたら1/1000秒~1/500秒くらいがよさそうでした。ただし、日食で暗くなってきたらどうなのかはいろいろやってみるしかありません。
シャッターをどうするか焦りましたが、窮すれば思いつく!でした。



7時41分、シャッター1/500秒、7時43分シャッター1/250秒
こんな時にまで2重撮りをやってしまいました。

今回、次の3つの問題を抱えていました。
1.適正シャッター時間が分からないのでいろいろやってみるしかない。
2.印画紙ホルダーの手持ち数から印画紙10枚しか撮影できない。
3.印画紙ホルダーの取替えに時間がかかる。

しかし、2重撮り写真を見て思いついたのは、1枚の印画紙に像が重ならないように6ショットくらい撮影すれば上記問題にうまく対処できたということです。今ごろ思いついても遅いけどね。

 

この日は針穴仲間や友人に声をかけて観察&撮影会をやりました。
カメラオブスキュラ、手持ちの針穴板と受像板を用意し、また参加者も日食グラスを用意したりして日食を楽しみました。


針穴プレートによる日食文字(ケータイで撮影)

 


記念撮影(青い箱はダンボール箱で作ったカメラオブスキュラ)


金環日食

2012年05月19日 | カメラ

来週月曜日21日は金環日食ですね。

針穴で金環日食を撮ろうとカメラを作りました。
太陽までの距離1億5000万Km、太陽の直径140万Km、
カメラの焦点距離1mとすると、比例計算で太陽の像は9.3mmとなります。
9.3mmは小さめですが、現実的なところで1mのカメラとしました。


4×5シートフィルムホルダー搭載のカメラボディです。フィルムホルダーに印画紙をセットします。


カメラボディに1mの暗箱を付けて先端に直径1.1mmの針穴とシャッターを付けました。
脇にはカメラが太陽を捉えているかを確認するための照準を付けました。

問題はシャッター時間です。皆目見当がつかないので、事前に試し撮りして決めるしかない。さらに日食でシャッター時間はどうなるかもわからないので、当日に変数を組んで撮るしかないでしょうね。

 

今回はまたとない機会なので針穴仲間や友人たちと観察会をしようとカメラオブスキュラも作りました。こちらも焦点距離は1mです。カメラの脇にのぞき窓をつけてそこから目視観察します。デジカメでの撮影も可能です。


カメラオブスキュラを使ってケータイで撮った太陽です。少し斜め方向から撮ったようで楕円になっていますが、わりとくっきりした像が撮れました。


最大の問題は当日お日様が顔を出してくれるかどうか?
神頼みです。