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フランスルブラン"opus,concerto,infinite"

2012年09月07日 | クラリネット-ルブラン
90年代に発売された"opus,concerto,infinite"モデルの設計について

Tom Ridenourと言う人が、デザインに関わっていたそうです。
http://www.ridenourclarinetproducts.com/
今は、自分の名前でクラリネットを製造しているみたいで、クラリネットの指導者でもあるようです。
サイトの経歴によると1989年から1997年まで期間ルブランの新製品の開発に携わったみたいです。

サイトを見てて面白いのが、クランポンのR13やfestivalのA管に取り付けるとバセットクラリネットになる下管を生産されてます。prestigeでしかバセットクラリネットは生産されてなかったと思うので、R13好きにはちょっと気になる製品では無いでしょうか?意外と安いですしね。

opusは、全てのジョイントのテノンにメタルリングがはめ込まれ、オーケストラ向きの落ち着いた音色
concerto,infiniteは、上管のバレル側テノンのみにメタルリングがはめ込まれ、広がりのある明るい音色
どれも捨てがたいですけど、infiniteは、ルブラン伝統のインライン(ジャンプド)トリルキーを装備した最後の高級機種なので、ルブランファンにとっては特別なクラリネットでしょうね。

音色の問題でopus2やconcerto2ではなく旧型opusやconcertoを好む人も居るのですが、キーの形状というより、いつでも下管のバランスを調整出来るように取り付けられたネジが緩みやすいと言う理由で旧型を使う人も多いみたいです。
旧型のキーも形状が凝っていて抑えやすく、従来のクラリネットに比べたら操作しやすいですから、楽器としてのバランスが良いのでしょう。


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2 コメント

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Unknown (たま)
2012-09-12 01:51:21
再び訪問いたしました^^;
こちらに載っている、clarinetperfection のサイトを見ると、
90年代(前半?)のconcertoには2タイプあって、ルブラン伝統の作りをした1189SLモデルがあったようですね。
今となってはinfiniteとの実際の音の違いは分かりませんが、
やはり多少違いがあるようですね。
また、今まで知りませんでしたが、トリルキーの形状だけでなく、
C#/G#キーやAb/Ebキーのポストが独立している点も、ルブランの伝統的な仕様だったのですね。
ネジ1つでも、ルブランは調整しやすいよう円錐形になっており、細かいところに神経が使われているような気がします。
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Unknown (あきんこ(ブログ作成者))
2012-09-12 23:11:32
オーパスなんかは違うんですけど、ジャンプトリルのモデルは下管も凝ってますよね。
concertoの1189SLって言うのは、知りませんでした。私も全然知らないモデルを見つける(最近では、symphonie"L"モデルとか)ことが多いのですが、イギリス向けとかアメリカ向けとかでラインアップが違うっぽい気はします。
infiniteは、私は持ってて調整して吹いてますが、かなり音量が出て”鳴る楽器”だと思います。opusが吹き矢で命中させる感じだとしたら、infiniteはグレネードランチャーって感じでしょうか(ますます分からないですね)マウスピースやリガチャーの影響も顕著でこれが柔軟な楽器ってやつだなーって思います。暗い音や明るい音の吹き分けもしやすいですね。
また、ルブランのネタを探してきますので、ぜひ、コメントお待ちしてます。
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