Charme de France

小さなフランス語教室の主宰者の個人的なブログです。(*^-^*)

マルセイユの海辺のレストラン☆Le Petit Nice Passedat

2010年09月07日 | フランス&文化

九月始めに、マルセイユの海辺にそそり立つホテル内のレストランで働いていた藤沢哲平さんが帰国しました。藤沢さんは、今年の日本の夏の暑さに驚いていました。マルセイユは夏でも最高気温が30度程度で、10月頃まで海で泳げるそうです。ホテルの目の前が海ですから、よく泳いでいたそうです。帰国間際には、「送別の儀式」と称して、真っ暗な夜の海に同僚達が藤沢さんを放り投げたそうです。「も~う、ちょう~怖かったですよぅ~ほんまに。ほんでね、僕を助けようとした人も後ろから、ど~んって押されて、そいつも一緒に海に投げ込まれたんですよぅ」と何とも荒々しいお話を藤沢さんから伺いました。いたずらが絶えない職場だったそうですが、最初はいじめられて辛かったそうです。哲平さんはそれによく耐えました。偉い



日本でも職場の雰囲気が険悪になることはあると思うのですが、異国の地ですと、日本では考えられないような仕打ちに遭うこともあります。哲平さんは、一年間のフランス修行で、色んな困難を乗り越えて、またいっそう強く、男らしくなって、料理人としても腕を上げました。



私は、哲平さんのように忍耐強く、そして創造的に何かをつくる人達が大好きです。料理人、パン・ケーキ職人の方達と知り合えた私は本当に幸運です。女性でも、とても強くて一途で、仕事に喜び、遣り甲斐を感じている人が沢山います。そういう若い人達のエネルギーに触れると、私も遣る気が湧いてきて、頑張ろうという気持ちになります。「今時の若者は...」とぼやく人がいますが、幸い、私の周りの若い人達は皆、素敵です。そして、素晴らしい夢を持っておられるので、その夢が叶いますようにと私は秘かに願っています。



哲平さんの夢はもちろん、自分のフレンチレストランを持つことなのですが、肉料理のない、「豊富な魚料理を中心にした美味しくヘルシーなフランス料理」を創ることだそうです。私は魚料理が好きですので、今から哲平さんの夢を共有しています。隠された苦労が多いと、夢が達成された時の喜びもひとしおです。私は料理人、そして創るお仕事に携わっている人達を尊敬しています。


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