「7月11日(土)」
「自転車屋の生き物歳時記」
「ホンビノスガイ」
北アメリカからやって来た
外来種だが
食用になり美味なので
オオハマグリとか
白ハマグリなどと表示されて市場に出ている。
ホンビノスガイ
(英: Hard clam、学名: Mercenaria mercenaria)は、
二枚貝綱マルスダレガイ科の一種。
海岸に近い潮間帯の砂や泥の中に生息する。
原産分布海域は
北アメリカ大陸の大西洋側である。
食用になるため、
アメリカ合衆国西海岸やヨーロッパ、
台湾、中華人民共和国などに移入されている。
日本の東京湾などにも定着し、
後述のとおり漁獲対象になっている。
名前を漢字で記すと本美之主貝となる。
これはローマ神話の美の女神である
ウェヌス女神からのエポニムで命名された
ビーナス属 Venus に当て字された美之主に由来する
(本来は北海道に生息するビノスガイ(M. stimpsoni)に
与えられた名称であった)。
現在の学名では当てはまらないように見えるが、
和名の命名時には本種がビーナス属に分類されていた。
現在はメルケナリア属 Mercenaria に
分類が変更されている。
日本では、
酒蒸しや焼き料理などアサリやハマグリと
同様の料理法で食され、価格も割安である。
2007年に水産庁が
「魚介類の名称のガイドライン」を策定する以前は
大アサリと呼ばれていた。
なお、
中部地方沿岸部でよく食用とされる大アサリは、
和名ウチムラサキSaxidomus purpurataという
別種の貝である。
また、
ハマグリの減少に伴って
白ハマグリやオオハマグリという名前で
市場に流通する事もあったが、
和名シロハマグリは
同じマルスダレガイ科で
南米に産するPitar albidusを指すため、
本種を指して「シロハマグリ」と呼ぶのは誤用である。
原産分布域は
北米大陸の大西洋岸で、
カナダのプリンス・エドワード島から
アメリカ東海岸を経て
メキシコ湾にかけて広く分布し、
潮下帯から水深12メートル程度までの
砂質から砂泥質の海底に生息する。
元々は日本に生息していなかったが、
1998年に
東京湾の幕張人工海浜(千葉県千葉市)で発見された。
1999年に京浜運河、2000年に千葉港、
2003年に船橋付近、さらには2000年代になって
大阪湾で発見されている。
原産地である北米大陸から
船舶の船体に付着したかバラスト水に混ざって運ばれ、
東京湾や大阪湾に定着したと考えられている。
しかし、
バラスト水が由来ならば、
北米大陸からの船舶の発着があり
当然本種が発見されるはずの名古屋港や横浜港、
神戸港では未発見であるなど、
移入手段を断定するには
証拠が不足しているとの指摘がある。
日本では主に、
千葉県市川市、船橋市地先の三番瀬で
鋤簾や底引き網漁にて漁獲されている。
また、
東京湾最奥部の干潟域では潮干狩りでも採取される。
日本での繁殖が確認されたのが比較的近年で、
アサリ漁場に多く生息するため、
かつては邪魔者として扱われることが多かったが、
現在は重要な海産物として
船橋市漁業協同組合では
「浜の救世主」と評価している。
食味の良さが注目され、
2005年頃から行徳漁協による漁獲と流通が行われ、
当初は首都圏、
2010年代からは
京阪神でも鮮魚店やスーパーなどに
販売チャネルが拡大し、
水産物として採貝される機会が増えた。
2013年には漁業権が設定され、
2017年には千葉県が
「三番瀬産ホンビノス貝」を
千葉ブランド水産物に選ぶまでになった。
「江戸前の貝」として人気も高まり、
東京湾の千葉県側北部海域では
2018年の水揚げ量が2500トンと
5年間で2・3倍に増えた。
ただ在来種の貝に比べて
水産資源としての知見は少なく、
千葉県は2020年度から
市川市や船橋市の漁業と協力して、
季節ごとの重量や殻の大きさの変化、
漁船の隻数や操業日数、
漁獲量をデータベース化する計画である。
砂抜きは比較的簡単で、
アサリやハマグリと同様、
暗所で海水程度の塩水に一晩ほど漬けておくことで、
ほぼ完全に砂抜きが完了する。
ホンビノスガイ(ホンビノス貝、本ビノス貝とも)と
表記され流通している。
@サイクルプラザ・イレブン@
●当店ホームページ
https://cycle-plaza-eleven.com
●サイクルプラザ・イレブン・Amazonマーケットプレイス店
http://www.amazon.co.jp
●チャーリー自転車・モバオク!店
https://www.mbok.jp/
●ブログ
自転車屋男2
http://blog.goo.ne.jp/charinko_2008/
よろしくお願いします。
「自転車屋の生き物歳時記」
「ホンビノスガイ」
北アメリカからやって来た
外来種だが
食用になり美味なので
オオハマグリとか
白ハマグリなどと表示されて市場に出ている。
ホンビノスガイ
(英: Hard clam、学名: Mercenaria mercenaria)は、
二枚貝綱マルスダレガイ科の一種。
海岸に近い潮間帯の砂や泥の中に生息する。
原産分布海域は
北アメリカ大陸の大西洋側である。
食用になるため、
アメリカ合衆国西海岸やヨーロッパ、
台湾、中華人民共和国などに移入されている。
日本の東京湾などにも定着し、
後述のとおり漁獲対象になっている。
名前を漢字で記すと本美之主貝となる。
これはローマ神話の美の女神である
ウェヌス女神からのエポニムで命名された
ビーナス属 Venus に当て字された美之主に由来する
(本来は北海道に生息するビノスガイ(M. stimpsoni)に
与えられた名称であった)。
現在の学名では当てはまらないように見えるが、
和名の命名時には本種がビーナス属に分類されていた。
現在はメルケナリア属 Mercenaria に
分類が変更されている。
日本では、
酒蒸しや焼き料理などアサリやハマグリと
同様の料理法で食され、価格も割安である。
2007年に水産庁が
「魚介類の名称のガイドライン」を策定する以前は
大アサリと呼ばれていた。
なお、
中部地方沿岸部でよく食用とされる大アサリは、
和名ウチムラサキSaxidomus purpurataという
別種の貝である。
また、
ハマグリの減少に伴って
白ハマグリやオオハマグリという名前で
市場に流通する事もあったが、
和名シロハマグリは
同じマルスダレガイ科で
南米に産するPitar albidusを指すため、
本種を指して「シロハマグリ」と呼ぶのは誤用である。
原産分布域は
北米大陸の大西洋岸で、
カナダのプリンス・エドワード島から
アメリカ東海岸を経て
メキシコ湾にかけて広く分布し、
潮下帯から水深12メートル程度までの
砂質から砂泥質の海底に生息する。
元々は日本に生息していなかったが、
1998年に
東京湾の幕張人工海浜(千葉県千葉市)で発見された。
1999年に京浜運河、2000年に千葉港、
2003年に船橋付近、さらには2000年代になって
大阪湾で発見されている。
原産地である北米大陸から
船舶の船体に付着したかバラスト水に混ざって運ばれ、
東京湾や大阪湾に定着したと考えられている。
しかし、
バラスト水が由来ならば、
北米大陸からの船舶の発着があり
当然本種が発見されるはずの名古屋港や横浜港、
神戸港では未発見であるなど、
移入手段を断定するには
証拠が不足しているとの指摘がある。
日本では主に、
千葉県市川市、船橋市地先の三番瀬で
鋤簾や底引き網漁にて漁獲されている。
また、
東京湾最奥部の干潟域では潮干狩りでも採取される。
日本での繁殖が確認されたのが比較的近年で、
アサリ漁場に多く生息するため、
かつては邪魔者として扱われることが多かったが、
現在は重要な海産物として
船橋市漁業協同組合では
「浜の救世主」と評価している。
食味の良さが注目され、
2005年頃から行徳漁協による漁獲と流通が行われ、
当初は首都圏、
2010年代からは
京阪神でも鮮魚店やスーパーなどに
販売チャネルが拡大し、
水産物として採貝される機会が増えた。
2013年には漁業権が設定され、
2017年には千葉県が
「三番瀬産ホンビノス貝」を
千葉ブランド水産物に選ぶまでになった。
「江戸前の貝」として人気も高まり、
東京湾の千葉県側北部海域では
2018年の水揚げ量が2500トンと
5年間で2・3倍に増えた。
ただ在来種の貝に比べて
水産資源としての知見は少なく、
千葉県は2020年度から
市川市や船橋市の漁業と協力して、
季節ごとの重量や殻の大きさの変化、
漁船の隻数や操業日数、
漁獲量をデータベース化する計画である。
砂抜きは比較的簡単で、
アサリやハマグリと同様、
暗所で海水程度の塩水に一晩ほど漬けておくことで、
ほぼ完全に砂抜きが完了する。
ホンビノスガイ(ホンビノス貝、本ビノス貝とも)と
表記され流通している。
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