ちゃりけん

自転車・旅・音楽

I can't live without a rose.

十万劫&御幸山(ぱくり)

2010-01-18 | MTB/山/探検/スノーシュー/廃線廃道/遺構
1月17日(日曜日)
昨夜はふくじれんの新年会だった。
みんなとカラオケ屋出たのは何時だたんだろう・・・馴染みの店行ったら満員で入れなくて仕方が無いのでブラブラナイトサイクリング。
車がまばらな夜中のアイスバーンが面白くてついついアチャラコチャラ。
帰る途中で「ちゃりけ~ん」と声を掛けられたのだが、今思うとタクシーに乗った隊長だったような気がする。

就寝1時半ごろ。

起床9時半
やべえ寝過ごした。

携帯にメールが二通。
一通はポンちゃんから。
「今日は外は走らないよ、ローラーやるから」
みたいな内容。
彼のストイックな自転車への取り組みはきっと今年開花することだろう。
あんな強い男は見たことない。

もう一通は141くんから。
「帰宅途中でもこけて痛くて走れないし針道のスキーに行くかも悩んでる」
みたいな内容。
すいませんテキトーで。

141くん、俺が知ってるだけでも、今年もう3度も落者してる。
大丈夫かなあ。厄年だったんじゃなかったっけか?

はあ
んじゃひとりでチンタラ行くか~。
どさ行こうかな。
路面はいい感じの凍結路。

東へとハンドルを向け、阿武隈川を渡る。
ポンちゃんちの前を通ったら
「ぐお~~~ぐお~~」
とローラーの音がしたので、声を掛けずに素通り。

そういえば、俺に内緒で十万劫と御幸山にこの前行ってきたって言ってたなあ。

http://blogs.yahoo.co.jp/pontsuko/archive/2010/01/10
1月9日のブログに書いてあったっけ。

御幸山は、10年以上前に登った(歩いて)ことがあるので懐かしかった。

よっしゃ、んじゃ行ってみっかあ。

十万劫へは渡利の茶屋沼から。
お寺までは大した雪もなく順調。
そこから山頂までは圧雪。
何度も足をついてしまった。
ひとあせ掻かされて山頂に着いた。






この日の行程をルートラボに載せたのでご参照あれ。
<script type="text/javascript" encoding="UTF-8" src="http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/paste?id=c9e8e0edadffa5ea33c0b542647887c3&width=320&height=480"></script>



http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=c9e8e0edadffa5ea33c0b542647887c3

さてどうすっかな。
このまま南の悪路を降りて畑の高屋へ行こうか迷ったが、時間掛かりそうなのでお寺まで引き返して林道を南へ降りた。
途中から左折して上染屋分校方面へ。
八才子という集落へ登ってみたら、民家があって道が終わり。
今までの苦労はなんなのさぁ状態で戻る。

上染屋分校は現在、児童数0だそうだ。
「こどしはひとりだげ居るんだが、かわいそうなので本校さ通わせでんだ」
畑仕事でほっかむり手ぬぐいのおばあちゃんは腰が九の字だった。

以前も書いたが、県庁から直線距離で4kmの地点に分校があるってのは全国でも珍しいだろうなきっと。
遺産になるのも時間の問題だなあ。



分校の校庭のベンチは陽だまりだった。
時刻は正午。
いつもの山崎の五個入りアンパンを食べた。
ぽかぽかキモチよかった。
猫も日向ぼっこ。


渉りの鳥だろうか。軋るように囀っていた。
青い空と白い雲。


時が止まってしまう前に準備して出発。

福島市大波と霊山町小国との境目には峰が続いているので、一旦国道115号線まで出ないと御幸山方面に行けない。
乾いた舗装路を下る。ブレーキングがちょとおっかない。

小国小学校は新しくなっていて近代的な建物になっていた。

このあたりでキオクがあやふや。
御幸山はすぐそこに見えるがルートがわからない。
適当に何回かアタックするが行き止まりで引き返す。
随分時間をロスしてしまった。
結局は七つ森林道まで戻って北側から登った。

林道の途中からアンテナまでは車も入れる舗装路。
スパイクのお陰でなんとかここまでは乗れた。
アンテナから先は登山道。
乗ったり降りたり担いだり。

どうにか三角点まで自転車を連れて行くことができた。

霊山や佐須、無垢路岐など阿武隈の山々、西には安達太良や吾妻が聳えていた。
御幸山(五幸山)は標高476m。

高い山ではないが立派な羽山神社や奥の院があり、眺望も素晴らしい。


ここまでで時刻は15時。
日没までに家に帰りたいので帰路は国道にて。
このときばかりはスパイクタイヤが邪魔だった。

冬場の阿武隈登山。癖になりそうだ。
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12 コメント

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Unknown (kikuman)
2010-01-18 22:27:38
飲み会の次の朝から・・・ですか・・・
さすがカリスマこでらんにサイクリストだわ。
しかも、御幸山てっぺんに、「プログレス」
持って行ってるし~
「紙」は、忘れなかったんでしょうかね・・・
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Unknown (ちゃりけん)
2010-01-19 08:17:24
kikumanさま>
いんやあ。今週末はVVF研修旅行で自転車乗れないから、なんとしても17は乗りたかったんす。
ほら、他の人と違って平日や土曜日は乗る時間ないから。
天気も穏やかでなかなかのサイクリング日和でしたよん。でも御幸山は思ってたよりきつかったっす。
ひとりはつまんね。
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Unknown (koji)
2010-01-19 18:22:22
ハイテンションの飲み会の次の日に、しっかり自転車で遊ばれているとは驚きです。お酒に飲まれないところも、MTBでその毒気を消してしまわれるところもです。
ひょっとして“ちゃりけんさん”はアルコール燃料車なのでしょうか。
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Unknown (ききょうや)
2010-01-19 21:19:41
やってますねえ。
大波の奥、いったことないです。きつそうですね、しかも半分担ぎって…。考えただけでもこたつが恋しい。
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Unknown (NXN)
2010-01-19 22:05:33
たまげだ人だ~
誰も三角点のとこまでチャリ担いだ人はいねがったぞい!
まさか漕いで登ったんでねえべない。
けんちゃんならやっかも知んにない!
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Unknown (pokky)
2010-01-20 01:03:31
新年会超盛り上がりですね!

それとMTB担ぎで思い出しましたが15,6年前に阿武隈山地を”とれとれバイク”というイベントで走りました。最近、そのイベントについて聞きませんがどうなったんでしょうか?
30cmほどの霜柱がいまだに印象に残っています。
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Unknown (ちゃりけん)
2010-01-20 08:31:50
kojiさま>
アルコール燃料車・・・よく言われます。
確かに、くたびれてどうしようもないとき、たとえば旅先で目的地まであと40kmとかの時にワンカップ引っ掛けると勢いが出て力が湧いてきます。
ヒルクライムのときに飲んで出てみようかなあ。

なああんて嘘ですからね。オイラが言うと嘘に聴こえないかもですが。
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Unknown (ちゃりけん)
2010-01-20 08:37:43
ききょうやさま>
阿武隈山脈あたりは細かい林道や幹線道路がたくさんあって面白いです。平坦は少なくてアップ&ダウンばっかです。標高差が50mとかで1kmも続かないような坂道なのですが、3つ4つ5つと越えていくうちに脚にきて結構きついです。
ふっと美しい景色に出逢えたり、日本の原風景のまんま残ってるところもあったりしてノスタルジーを感じます。
一日中走ってからす鳴いて、んで、ああ俺はいったい何をやってんだろう、とか川原に寝そべって茜色の空みたりとか。
まあ人生には必要かなあ。
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Unknown (ちゃりけん)
2010-01-20 08:41:13
NXNさま>
なにかだってんだいで!あんだだぢが行ったっつうから悔しくてマネッコしただけだべした。
三角点まで行くの大変だったぞい。何回ずり落ちたことが。
軽いMTBほしいぞい。
フロントショックもいらないから軽いシクロクロスみたいなの。ギヤも6枚もあれば充分だし。パスハンターっつうのがい?
いぐべない遺構と、廃道!
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Unknown (ちゃりけん)
2010-01-20 08:45:55
pokkyさま>
とれとれについては全く無知ですが、昔、バカなことを真剣にやってた先人がいたと人伝えには聞いています。おいらが自転車に乗り始めたのはまだ6~7年なのですが、もっと早くからこの趣味に目覚めていればよかったなと後悔しています。
オイラが行きたいと思った場所、やってみたいと思ったことは、すべてもう誰かがやってきたことなんですね。
んで、また10年くらい経ってまた誰かがやるんでしょう。このブログが閉鎖されるまで、後続の誰かが参考にしてくれたらいいなあと思っています。
30cmの霜柱、踏んだらどんな音がするんだろう。
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