ちゃりけん

自転車・旅・音楽

I can't live without a rose.

地球の反対側からの手紙

2010-01-20 | 
正月の話で恐縮ですが、ふと彼のことを思い出し昨夜はあれやこれや随想してしまった。

南北アメリカ大陸縦断中の古川さんから年賀状が届いている。

古川さんは二本松市の方でサイクルフレンズや針道駆楽部にも所属している。
俺とは数年前からの友人である。
彼は二本松から福島市の庭坂まで自転車通勤していて、その帰りに帰り道の俺の家に時々寄ってくれた。
物静かに語る彼の目は、夢に向かって真っ直ぐに見開いていた。
彼の目と同じ目をしたヤツをもうひとり知っている。
現在は大学に通うナオキだ。
彼は単身渡米しマーチングバンドの夢をかなえた青年だ。
彼もまた静かに話す人間だ。
本当に夢を追いかけているヤツは話し方が似ているのかも知れない。
一度見たら一生忘れられないほどの輝きを放つ瞳を見せつけながら。
ナオキについてはまた次の機会に紹介しよう。

古川さんは家に来ていろんな話をしてくれた。
旅の話が始まるとあっという間に何時間も経っていた。
オイラは日本国内をちょこちょこ旅してるだけだが、彼の目に映ってるのは地球だった。
10数年前にオーストラリアやニュージーランドを一周したときの話をたくさん聞いた。
語学の勉強は殆どせずに出発したのだそうだ。
彼が言うにはナマジッカ話せるよりは何にもしゃべれないほうが安全なのだそうだ。

彼は08年5月に再び旅立った。
今回は人類の歴史、アフリカからアジアに来た人類。
モンゴロイドは北極へ渉りアメリカ大陸へ。そして南極まで旅を続けた。
いわゆるグレートジャーニーだ。
彼はそれをやってのけると言う。
アラスカのベーリング海峡に到達するまでに、熊に2回もテントを襲撃されている。
なのに諦めずに何度もアタックしていて、襲ってきた熊と闘ったりもしながら北極圏にたどり着くことに成功している。

幾度か国際はがきをもらっているが、毎回驚愕の旅の最中である。
カナダのロッキーに登っただの、ホーストレッキングしただの、川下りしただの、おいらにゃ想像も尽かない世界に彼は生きている。

今回のはがきはアルゼンチンからだった。

彼の現在については針道駆楽部のホームページに詳しく掲載されているのでご覧ください。

針道駆楽部「ヒロの地球の歩き方」
http://www17.plala.or.jp/harimichi-club/hiro.html

BIRD氏に届いた手紙によると

2010/01/02


今年もよろしくお願いいたします。

ただいま、アルゼンチンのメンドサに来ておりここで新年を明かしました。

ここメンドサは杜の都、仙台に似ており街路樹が続き、街の中はおしゃれなレストラン、カフェが所々にありとってもよい雰囲気です。

ワインの産地でもあるのでそんなところでは多くの人がおしゃべりしながら飲んでいる姿を見ます。

そんな中での年明けカウントダウンを期待したのですが、中心部の公園行ってガックリ、何人かが適当に爆竹を鳴らしている程度でした。
ボロいホテルに戻りビール飲んで寝てしまいました。

さて、これまでの経過を軽く書きます。

7月初めにパナマからコロンビアのカルタヘナへボロく小さなペラ機で飛び、エクアドル、ペルーとダイレクトに南下しました。リマへは行かずにワラスへ向かい、4ヶ月一緒に走った彼と別れまた1人旅に。

2000mー4000mの峠を何ども乗り越えクスコへ。

マチュピチュへはレールウェイをひたすら歩いた末に向かいの山から眺めただけでした。

あまり遺跡に興味を持たないため(メキシコのティオティワカンでそうだった)ここからでも見ることが出来て充分でした。

ボリビアのラ?パスではワイナポトシ山(6088m)に1泊2日で登リ、夜中からの頭痛との戦いで途中リタイアを覚悟しながらなんとか登頂しました。エクアドルのコトパクシでも高山病に掛かりながらも頂点に立てただけで感動がウェーブとなって押し寄せてきてました。

知り合いのいるスクレを経由し、ウユニへ。南米に行ったら是非とも走りたかった念願の場所でした。

世界1広いウユニ塩湖に入り込むと果てしない滑走路を走っているようだった。

しまった路面はとても走り易く鳥になった気分!。

しかし、1度湖から出てダートに入ると酷い深砂となりとても走りにくく何ども押しが入る。

特に宝石の道と呼ばれるルートは南米でも屈指の悪路、1日中高度4500mオーバーの砂地を押して進んだ日もありました。

ここにはさまざまな色の湖があり、そしてワイルドな温泉があり高高度での入浴は不思議な気分!

ここからチリに抜けまたひたすら南下。しかしまた山へ行きたくなりチリーアルゼンチンの峠越えとしては最高高度であろうアグア?ネグロ峠(4780m)を一気に乗り越えアルゼンチンへ。

アラスカをスタートし、ここまで28000km。最南端の町であるウシュアイアまで残り約4000km。

佳境に来てますがまだまだと思って行くつもりです。





ウシュアイアまで遂に4000㎞かあ。やりやがったな古川さん。
なんとしても行き着いて無事に日本に帰ってきてほしい。

俺に届いた年賀状には南米の子供の写真が。


こんな顔の子供・・・日本にも居るのだろうか。逢いたいな。きっといるな日本にも。
古川さんは何を見て何を感じているのだろう。

俺への葉書には

この大陸のスケールの大きさを肌で感じながら毎日新鮮な気持ちで走らせてもらっています。
ちゃりけんさんも日本一周が無事に終わったらちょっと世界に行ってみませんか?
台湾や韓国など身近に行けるだろうし、費用だって日本を走るのと変わらないはず。
いかがでしょうか。
更なる活動を期待しています。


と書かれてある。
確かに俺に残された国内の旅は、北海道と九州が3分の2と紀伊半島、それと屋久島~沖縄だけである。
残り5~6000㎞。一回に1000㎞と考えればあと5~6回。
早ければ再来年あたり結願できる。
もちろんまだまだ見ていないところはあるし、島々をひとつずつ回っていたら10年以上掛かるだろう。
さてさて日本にこだわるのか、それとも世界に旅立とうか。
NHK地球ラジオを聴いていると背筋がぞくぞくとしてくるのは何故だろう。

まあ
とりあえずは日本一周を完結させよう。

古川さん
夢をありがとう。

早く会いたい。
無事で帰ってきてください。
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12 コメント

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Unknown (中原)
2010-01-20 10:44:14
自転車で世界中を回るって夢ですよね。
いつか出来たらいいですね。
今日も雑誌にスペインのガウディの建物が紹介されていたのですが、懐かしいともにまた行ってみたくなりました(^_^)
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Unknown (ピナ男)
2010-01-20 22:59:25
人生は一回こっきり。
こんな人生を送れる方を羨ましいと
思います。
現実だらけの仕事環境。
たまにはこんな夢のある話を聞くと力を
もらえそうな気がします。
ところでワタシのおじきがこの方を
知ってると話してました。
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Unknown (庭坂)
2010-01-20 23:40:49
世界。それは赤岩にある。
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Unknown (PaNTaH)
2010-01-21 12:58:17
古川さん。
7年ほど前に一度、郡山のSサイクルさんでお会いしたことがあります。
クソ暑い日に、わりと普通の格好でフラっと自転車でやってきて、
「今度オーストラリアを横断するんで、調整に来ました」と言ってました。
なんだか、近所にポタリング感覚で出かけるように話すのに驚きました。

自分にはとってもマネのできない、スゴ~イ人だな~と思います。

…マネしようとしてもできませんが

お正月に残り4000Kってことは、夏までにはゴールかな?
無事に帰ってきて、いろんな話を聞かせてほしいですね。

ボクもせめて、チャレンジする気持ちだけは持たないと!!
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Unknown (ちゃりけん)
2010-01-21 18:51:22
中原さま>
ガウディ?!!
見てみたいです。テレビでしか観たことないです。
行かれたんですね中原さん?すごーい!
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Unknown (ちゃりけん)
2010-01-21 18:54:40
ピナ男さま>
四国遍路したときに、何人もの人に言われました。
「あなたは私の分までお遍路してください」
つまりお遍路さんにお接待するということは、一緒にお参りしてることと同じになるそうです。
こうsて古川さんのことを思ったりその国のことを考えたりするだけでも、自分も旅をしてる気になるから不思議ですね
返信する
Unknown (ちゃりけん)
2010-01-21 18:55:48
庭坂さま>
んだんだ。まだまだ調査残ってっから。
5月までは無理だべなあ雪で。
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Unknown (ちゃりけん)
2010-01-21 18:58:31
PaNTaHさま>
そうですね、きっと毎日がポタ感覚で旅をしてるのかもですね。
もちろん危険なことも多いとは思うけどそれ以上に大陸を楽しんじゃってるんだと思います。
険しい路だから4000でも半年掛かるかもですね。真冬に(日本は夏ですが)なる前にウシュアイアに着いて欲しいですね。
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Unknown (ちゃりけんファン@JA)
2010-01-21 21:20:54
ご無沙汰してましたw
でも、いつも楽しく拝見してましたよぉ~^^

古川さん・・・凄い方ですね!
記事を読みながら、ビリビリと電流が流れる様な感動を受けました。
反面、そんな長い間の費用も大変だろうなぁ~と、馬鹿な心配をしてしまう私(汗)

そそ・・・今度の日曜(24日)ちゃりけんさん領域にお邪魔します^^
あづま総合体育館ですけどね(笑)
返信する
Unknown (ミニクッパ)
2010-01-22 04:40:03
 クラブでの通信でも旅のレポートがありましたが、危険な目にもあっているようでした。
 自転車で走るということも大変ですが、さらに言葉や治安も異なる国で生きていくというのが本当にすごいことだなと思いました。無事にゴールして欲しいですね。
 自転車の楽しみは千差万別。折角巡り会えた自転車のある生活を自分なりに楽しんでいきたいです。
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