
公演が決まった時から楽しみで楽しみでしかたなかった劇団☆新感線の「髑髏城の七人」を観てきました!
髑髏城の七人は1990年に初演が上演され、その後1997年、2004年と7年ごとに上演される新感線の人気作。
7年ぶり5度目の上演となる今年は、メインキャストを若手俳優に一新し、主人公の捨之介(すてのすけ)と天魔王(てんまおう)はこれまで一人二役で演じられていたものを、捨之介を小栗旬くん、対峙する天魔王を森山未來くんがそれぞれ演じ分けるという演出に変更させたのだとか。
2004年のアオドクロは染様が主演で当時かなりの評判だったのは記憶していて、ずっと観たいなぁって思っていました。
今回満を持しての初髑髏城の七人観劇・・・感想は、もうめっちゃくちゃ面白かったです!!!
スピード感があり飽きさせないストーリー展開、迫力の殺陣シーン、魅力的なキャスト陣、スタイリッシュな衣装と舞台セット、痛快なエンディング・・・ここまで「かっこよさ」を追求したエンターテイメント作品は他にないんじゃないかって位、「かっこいい」舞台に最初から最後まで大興奮でした。
しかも友達が当ててくれた席がなんと、センターブロックの2列目という役者を見るにはこの上なく素晴しい神席でびっくり。
だってだってすんごい目の前に旬君や未来君や勝地くんがいるんですよ。これで正気でいられるわけがありません。
汗は飛んできそうだし、刀を斬った時の風を感じるし、舞台を駆けめるぐる足音の震動が伝わってくるしで、自分も舞台に参加してるような錯覚に陥った位、ものすごい迫力に感動の嵐でした。
旬君は心優しいヒーローの捨之助。髑髏の絵が描いてある着流しが背が高くスラっとした彼によく似合ってて文句なしにかっこいい。長身を活かしたダイナミックな殺陣は迫力満点。
旬君はTVで見るより、舞台の方が絶対光る役者さんだと思う。
未来君は敵対する天魔王役。冷徹で残酷・・・なのに美しい。彼の得意の歌もダンスもなかったけれどお芝居が素晴しかった!結構若いころから知ってるので、こんな役も出来るんだ!?でっかい役者になったもんだわ~とちょっと感慨深い物がありました。
早乙女くんとのキスシーンは目の前だったから超ドキドキした!
勝地くんは刀を絶対抜かない抜かずの兵庫。コミカルかつ勢いのある芝居で舞台を所狭しと走り回る兵庫は、登場人物の中で一番好きなキャラクターでした。勝地くん、顔がほんとにちっちゃくて、細くて可愛かった~。
早乙女くんは、妖艶な佇まいとキレのある華麗な殺陣、さすがです。
未来君との立ち回りは流れるように美しくて、惚れぼれしちゃいました。
敵方に寝返ってからは雰囲気がガラっと変わるところ、鳥肌ものでした。
これからの新感線のいのうえ歌舞伎にはかかせない役者さんになりそう。
今回すごく驚いたのが小池栄子ちゃんの極楽太夫。TVで見るより何倍も綺麗で細くて、堂々として手芝居も上手で、なにより声がとっても色っぽくて素敵でした。
なんかね、新感線の舞台が初とは思えないくらいハマってて一気に好きになっちゃいました。
沙霧役は仲里依紗ちゃん。今回が初舞台だったみたいだけど、負けん気は強いのに可愛らしい一面も持つ沙霧の初々しい感じが出てて良かったです。舞台の発声に慣れないのか声が枯れちゃってるのはちょっと気の毒でしたけど頑張ってる姿に胸を打たれました。
他にも、河野まさとさん演じる三五はお調子者だけど憎めない感じが良かったし、狸穴二郎衛門(実は徳川家康)役の千葉哲也さんも渋くて素敵だったし、新感線の看板女優の高田聖子さんも贋鉄斎というコミカルなキャラクターを可愛らしく演じていて存在感は抜群だったし、兵庫のお兄さん役の磯平もなにげに大活躍だったしで、ほんと皆よかった!!!
それぞれのキャラが立ってて見せ場もしっかりあるのに、ちゃんと集団としてまとまってるし、ストーリーも全然ぶれないのがすごいんですよね~。
それにしても、私が観に行った回はハプニングがちょいちょいあり、殺陣のシーンで旬君が刀を落としてしまったり(さっと客席に降り立って刀を拾い、舞台に上がった旬君かっこよかった~)、未来君が扇子を落としてしまったり(カテコで一列目のお客さんに、すみませんってアイコンタクト取っててうらやま~でした)、舞台が斜めになってるので役者さんが舞台から落ちそうになったり、ドキドキの連続でしたけど、役者さん達の怪我やハプニングをもろともせず、必死にお芝居に向き合う姿にシビれまくりでした。
面白いとは聞いてたけど、こんなに面白いとは思ってもみなかった髑髏城の七人。
過去に上演されたのも観てみたい!!!
DVDは高くて買えないので、そのうちゲキシネでやってくれないかな~。
<あらすじ>
時は戦国、豊臣秀吉が天下統一を成しとげようとした頃の関東が舞台。関東髑髏党の首領、天魔王は、秀吉を倒し関東制覇をもくろんでいた。再び乱世を起こそうと暴虐の限りを尽くす髑髏党に敵対するのは、飄々と乱世を泳ぐ男・捨之介。
ここに、関東一の色里「無界」を束ねる無界屋蘭兵衛(むかいやらんべえ/早乙女太一)や、女主人として「無界」を取り仕切る極楽太夫(ごくらくだゆう/小池栄子)、素性を隠して働く沙霧(さぎり/仲里依紗)、荒武者たちを従えて隊を率いる兵庫(ひょうご/勝地涼)、調子よく戦場を渡り歩く三五(さんご/河野まさと)、孤高の刀鍛治、贋鉄斎(がんてつさい/高田聖子)の6人の仲間が加わり、天魔王と対決する。
ちょっと前に 公開舞台稽古って WSで流れてましたね。思い出しました。
すいません、よくわかってなかったです(笑)
いつか 生旬くん、観に行きたいなぁ…
こばち様は旬君のファンでもいらっしゃるんですね♪
私も花男の花沢類をやった時からずっと好きな俳優さんです。
彼もまた潤君と同じように蜷川さん演出舞台に出たりと頑張っているのでずっと応援して行きたいなって思ってます。
生旬君、TVで見るより何倍もかっこいいですよ♪
着物の裾から覗く生足を間近でまじまじと見て、キャー!って感じでした^m^