今回のガムランのコンサート「青銅の響き」では、器楽曲(踊りが伴わない)が3曲演奏されます。そのうち古典曲である《ブンドゥ・スアラ》は、死者の魂を天界に導くために演奏される作品で、この曲は各地で演奏されるレパートリーのようですが、地域によって異名同曲が多いそうです。この曲を《ブンドゥ・スアラ》と命名してくれたのは、今回、サリ・メカールのメンバーとして浜松で演奏してくださるプトゥ・スティアワンさん。「ブンドゥ」は悲しいという意味、スアラは、音や声という意味ですから、「悲しい音楽」となります。プトゥさんは、名前の通り、生粋のバリ人です。彼の村ではこの曲を《ブンドゥ・スアラ》と呼ぶそうです。ゆっくりとした、バリ人にはとても切なく、悲しく響く曲なのです。
ところで、今回の写真、日本で発売されている「bronze BLOSSOMS」と題されたバリのガムランのCD(ビクター VICG60410)にも、この曲が4曲目に収録されています。タイトルは《アンクルンAmgklung》となっています。こちらのCDの解説は皆川厚一さん。彼も今回、サリ・メカールの公演に演奏者として参加します。
ところで、今回の写真、日本で発売されている「bronze BLOSSOMS」と題されたバリのガムランのCD(ビクター VICG60410)にも、この曲が4曲目に収録されています。タイトルは《アンクルンAmgklung》となっています。こちらのCDの解説は皆川厚一さん。彼も今回、サリ・メカールの公演に演奏者として参加します。