昨日は、とあるプロジェクトの技術会議に
終日出席していた。
会議室などの閉空間において、
耳鳴りは極めて障害となっていたが、
ガジェット(TCI)のおかげで、
苦痛度合いが 低減されていた。
会議のあと、ウィングナイトと待ち合わせ、
飲みにいった。
カリスの右耳は聴こえにくいので、
左側に座ってもらった。
ウィングナイトは、さわがしい場所で話す人の声は
なかなか聴き取れず、
適当に うなずいていると語ってくれた。
ウィングナイトは、きっとカリスを元気付けてくれたのだろう。
ウィングナイト、ありがとう!
とあるビルの屋上に、カリスにうりふたつの
漆黒の戦士が現れた。
カリスと同じ顔をしているが、目つきは相当悪い。
ヤツが耳鳴り怪物の正体、オニキスだ。
カリスが渾身のチカラをこめた、
180kgの鉄拳を撃つ。
オニキスもまるで、カリスの影のように、
漆黒の鉄拳を撃つ。
オニキスのパワーは、カリスを圧倒し、
カリスはビルの屋上にて倒れこんでしまう。
そこにウィングナイト(設計技術者)がヘリコプターにて、
カリスを救出にやってくる…
ここで悪夢から覚醒した。
Pekoアネゴが耳鳴りで倒れ、
ヘリで搬送される悪夢をみたと語ってくれたことがある。
今日、カリスも同じ悪夢をみたよ。
でもヘリで搬送されるなんて、スゴイ発想だ…
イカス女(ヒト)だな、Pekoアネゴ!
セミが家の前で死んでいた。
なぜかゴミ箱に捨てる気にはなれず、
近くの公園の木の下に埋めてきた。
カリスの右耳は、セミの鳴き声が聴こえないといったが、
窓を開けて、セミの鳴く方向へ右耳を向ければ聴こえる!
セミの鳴き声も、50dB以上ならば聴こえるのだ。
セミよ!おもいっきり鳴け!
カリスの右耳に、その夏の声が届くように!
耳鳴りのせいでやめたこと…
・残業:80時間/月
・難関国家試験への挑戦
・修行(筋トレ)
耳鳴りがあってもやめないこと…
・イクメン(子育て)
・母の介護…{介して、護(まも)る、カリスの好きな言葉!}
この命あるがきり、育て、護(まも)ってみせる!!
ドクター・レンゲルのアドバイスによると、
耳鳴りのせいにして、何かをやめる…
それが耳鳴り治癒の最大の障害になる。
何事にも挑戦しつづけるようにしてくださいと
アドバイスをもらった。
ガジェット(TCI)のおかげで、
耳鳴りに対する不安感は軽減している。
残業と修行を、再び始めるとするか。
でも今は、ミニ夏休み中だ…
安心 2011年 9月号の付録に
オルゴール療法CDがある。
オルゴールの音が脳幹の血流の流れを促進させて、
自然治癒力を機能させる…。
耳鳴り・難聴が1週間で治ったとの記事が
掲載されている。
またもやカリスは購入して、試してみることにした。
耳鳴りの音…それは本来、とても小さいといわれている。
脳がAmplifier(増幅)しているトリックに
すぎないのだ。
耳鳴り怪物のトリックを暴き、息の根を止めること、
それがカリスのミッションである。
TCI(Tinnitus Control Instrument)
(ティナイタス コントロール インスツルメント)は
大学病院から お試し期間として、
1ヶ月間、デモ器をレンタルしていた。
お試し期間の1ヶ月で治ってしまう人もいるらしいが、
カリスは治らなかった。くやしい。くやしい。くやしい。
お試し期間が終了し、装着に違和感がなかったので、
TCIを購入することになった。
TCIの定価は63,000円らしいが、
現在は国産品?の登場、大学病院紹介割引?で、
52,500円だった。
耳飾アネゴに話したら、ガジェット(TCI)の値段が高い~!!と
ビビッていた。
でも、これで耳鳴りが治れば安いモンだよ。
月収50万円超の頃の体力・気力のカリスに
戻ることができれば、安いモンだよ。
TRT療法(ティナイタス リトレーニング セラピー)で、
耳鳴りが消える可能性は確かにある。
その確率は、たったの1%~3%だ。
だが耳鳴りが、不治の病でないことは分かった。
ドクター・レンゲルを始め、文献などから得た情報だ。
母集団によってデータは異なるので、
カリスの耳鳴りが消える可能性が1%~3%とはいえない。
もっともっと可能性は高いと思う。
カリスが治ってみせて初めて、
耳鳴りが不治の病ではないことの証明となる。
カリスは、耳鳴りの治療法で唯一、
科学的根拠が存在するのは、
現在のところTRT療法しかないと考えている。
両手でも数え切れないほど、
耳鳴り怪物への攻略法を試してきたが、
効果が期待できそうな療法は、TRT療法だけだ。
ただTRT療法は、“耳鳴りを消す”ための療法ではなく、
“耳鳴りに慣れる”ための療法だ。
“耳鳴りに慣れた”状態が どのような状態なのか、
そして どのような想いなのか、
いつか、このブログで報告したい。
今、オレは耳鳴りをきわめて不快と感じている。
耳鳴りがあることで、気が狂いそうだ。
耳鳴りのせいで、不幸だと感じている。
いつの日か、耳鳴りが残っていても、
不快だと思わない、不幸だとも思わない、
そして気にならないと思えるとき…
そのとき、TRT療法の効果だと報告できるであろう。
耳鳴りは難病なので、治療は長期にわたって行われる。
会社に、耳鳴り発症の原因は激務にあるので、
治療にかかる費用の補償を要請したが、
予想どおり却下された。
会社としては、業務との関連付けが困難なこと、
そして仮にオレのを認めてしまったら、我も我もと要求がきて、
会社としては、どうしようもなくなるとのことだ。
やはり自己責任だ!泣き寝入りだ!
そもそも会社に期待なんかしてはいけないが、
とてもくやしい!
会社は何もしてくれない…当然だ、家族じゃないんだから。
割り切れ!自分の身は、自分で守るのだ。
ただ医者の診断書がでれば、長期休暇は認めるとのこと。
人生半ばにて、ひと休みするか…。人生の夏休み…。
耳鳴りは、難病だ!
ガンですら早期発見すれば治る時代に、
耳鳴りを治す方法は無いとされている。
しかし慢性の耳鳴りは、病気ではなく、
やっかいな症状として扱われる。
難聴については聴力測定、耳鳴りは自覚症状、
いずれも自覚症状で客観的に診断できない。
耳鳴りしていなくていても、そして聴こえていても、
オレは「ひどい耳鳴りだ、聴こえない!」って
自己申告で言ってしまえば、難病認定されてしまう?
ということになり、国も企業も認めてくれない、
よって補償されにくいのだろう。
比較的、低音域の耳鳴りは治りやすいが、
高音域の耳鳴りは治りにくいとされる。
近所の鍼灸院に毎週、通っているが、
3か月めの今も、全く改善していない。
ギルス鍼灸師とカリスが手を組んでも
耳鳴り怪物の強大さには及ばない。
でも今のところオレが、鍼・整体で改善すると考えて、
通っているのだ。オレの意思だ!
効果がないと判断すれば、
いつでも鍼灸院通いは、やめることができる。
…つづく
鏡に映った自分を見る。
なかなかの男前だ。どこからみてもブ男ではない。
太い腕、厚い胸板…
品位も高く、人格も良い(と思う)。
なのにカリスは、負け犬的人生をひたすら歩んでいる。
それはきっと心が貧しいからだろう。
資質はあるのに使いこなせない。
男前なのにモテない。
仕事でいくらがんばっても、なかなか頭角を現せない。
そして最悪の不治の病…耳鳴りを発症する。
このまま負け犬的人生を終えて、ある日この世を去る時、
父の待つ天国へ行けるように、
ちょっぴりでも何か良いことをしておこう。