
人は幸せになるために生まれてきたのである。
私が神ならば、耳鳴りに苦しむ人を見捨てない。
私が神ならば、耳鳴りを治そうと努力する人を見捨てない。
私は、残念ながら神ではない。
超人でもなく、ただの人間である。
耳鳴りを治すことも、受容することもできない
ただの人間である。
ただあきらめはしない。この命尽きる日まで。
近況連絡をもらった。
耳鳴りが治ったことを「終戦」とすれば、
耳鳴りと共存できたことは「休戦」といえる。
そして「休戦」は、やがて「終戦」につながる
可能性が高い。
耳鳴り完全消失が最終目標ではあるものの、
「休戦」状態にたどりつくことができれば、
最終目標にグンと近づいたといえるだろう。
カリスは、耳鳴りとまさしく激戦状態にある。
最終兵器TRTを発動してから、ちょうど3ヶ月経過…
休戦どころか、連日爆撃、爆弾投下状態である。
しかし「休戦」は、ある日突然、やってくる…。
カリスの組織に強力な風邪が流行っている。
その名も「カリス風邪」!
カリスに感染し、カリスの免疫力と闘い強大化、
そしてメンバー3名に感染した。
組織は大混乱、マヒ状態だ。
しかしながらカリスのように強力な風邪でも、やがては治る。
そして耳鳴りもやがては、治るのだ。
※TCIのボリュームは、今のカリスには
2.5がちょうどいいかもしれない。
耳鳴りのせいで、うつに近い状態であれば、
会社を休んでもよいのです。
ドクター・レンゲルから診断書がもらえます。
カリスは、2か月くらいの休暇が必要と
診断されています。
貯まった失効有休(50日間)を使って、
人生ひと休みできます。
でもカリスは、耳鳴りがあっても
難しい仕事に挑戦しつづけることはできます。
信じられないくらい短い設計工程の中、
大型物件、新規装置の設計製図を、
メンバーをマネジメントし、完了させることができました。
耳鳴りのせいで、どうしても会社を
休まなければならないということはありません。
耳鳴りとのファイナル・バトルは、これからです。
耳鳴りは、ハンディキャップなのでしょうか?
耳鳴りなどカリスの中の小さな不調(キズ)にすぎません。
小さな不調なら、カリスにはたくさんあります。
上から順番に適応障害,飛蚊症,近眼,老眼,慢性鼻炎,
歯周病,四十肩,慢性胃炎…まさしくキズだらけです!
それでもこの命が燃えているかぎり、
立ち上がれるチャンスは必ずあります。
でも何もせず、ただ口を開けて待つだけではダメですよ。
耳鳴りで苦しみ、そして失意のドン底にいるカリスをみて、
「耳鳴りでは死なないでしょ…」となぐさめて?
くれた人が何人かいる。
確かに耳鳴りが直接の死因になることはない。
だがカリスは、この耳鳴りが治らなければ
早くこの一生を終えてしまいと思っている。
耳飾アネゴは耳鳴りを発症したとき、
自殺する人の気持ちがわかると言った。
耳鳴りの辛さ、苦しみ、不安は、
慢性の耳鳴りをもつ人でなければわからない。
ちょうど2ヶ月が経過した。
耳鳴りの大きさは変わっていないと思う。
いや、時にはTRT療法を始める前より、
ひどくなったと思える日もある。
でも良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら、
まずは自分のナットクできるところに落ち着くのだなと
思える今日、この頃である。
TCIを装着していると、
うまく耳鳴りに「ぼかし」が入るのだ。
「ぼかし」が入ることにより、少し「安心」する。
TCIの電池が切れたら困るので、
いつもカバンの中に、電池を入れている。
TCI(Tinnitus Control Instrument)
(ティナイタス コントロール インスツルメント)を
毎日10時間以上 装着している。
TRT療法を始めてから、まだ2ヶ月足らず…、
耳の中でキリギリスがキンキン鳴いている日がある。
TRT療法には、副作用はないはずだが、
明らかに悪化したと感じるときがある。
ドクター・レンゲルに このことを話したところ、
「良くなったり悪くなったり、それを繰り返しながら
治っていくのよ。」と
ありがたい教えを受けた。
確かに調子の良いときもある。
一喜一憂するのは、しばらくやめて まずは耳鳴りが
気にならないレベルにまで たどりつこう。
カリスは、かって組織内で“カリスマ設計士”と呼ばれていた。
技術部門幹部候補とされていたカリスは、
将来の部下、プロジェクトメンバーを育てていたが、
今では すべて他社、他部門に引き抜かれてしまった。
今は縮小部門に取り残され、
失意の中、最悪の病の耳鳴りを発症した。
現在、闘病中のカリスは お荷物社員である。
組織においては、最もリストラに近い存在だ。
だが、このような状況に陥ったのは、
すべてカリスの自己責任なのか?
組織に問題は、無かったのか?
脳梗塞とは、脳の血管がつまり、
脳の一部が死んでしまう病気である。
しかしながら人間は、脳のすべてを使っているわけではない。
脳の一部が死んでしまったとしても、
リハビリにより、使っていない部分の脳が活性化され、
正常な状態にもどっていくことができる!
耳飾アネゴが、オレに語ってくれた。
たとえ聴覚(有毛)細胞の一部が死滅しても、
使っていない部分の細胞を活性化させることができれば、
聴覚障害も耳鳴症も、きっと治る!
耳飾アネゴは当初、両側に耳鳴りがあったが、
片側の耳鳴りは、治った!
カリスの左耳も、治ったぜ!
そして右耳の耳鳴りも治して、共に
「耳鳴り消失委員会」を立ち上げよう!
耳飾アネゴ!そのプラス思考で、
オレたちをゴールに導いてくれ!