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MILESTONES Blog

未来のために今がある。
だからがむしゃらに。 無我夢中に。

シークレット ウインドウ - Secret Window (2004)

2005-07-12 15:48:28 | 映画2004
アメリカでは封切りで大盛り上がりしていただけに、ちょっと期待したいところだったのですが、スティーブン・キングにジョニー・ディップという組み合わせ負けしている感じもありました。

私は怖いのは無理なので、今の今まで見ていなかったのですが、サイコホラーというのですか?こういうのは。ちゃんと最後まで見れました。

個人的には助演のジョン・タートゥーロの奇怪さとあの独特のアクセントがよかったと思いますが、やはりジョニーがでずっぱりで後半でもやはりこういうオチか、というのがバレバレだったので、小説の方が面白いんだろうなと思いました。

実際に原作者のスティーブン・キングも誰かに盗作しただろうと言われる経験があるみたいなので、そういう側面を考えると面白かったなと思います。実体験から来た話プラスα。

ターミナル(2004) - The Terminal

2005-02-27 03:58:38 | 映画2004
トム・ハンクス、スティーブン・スピルバーグ。キャッチミー~に続くこの大物2人のタイアップです。とにかく変わった人が描きたいみたい。そしてその人が他の人をもいい意味で巻き込んで、影響し、変えていくというプロセスがいいらしい。

実は前半、多少つまらないかな?と思ったのですが、中盤以降なかなか引き込まれました。ちょっとイミグレーションについては難しい問題である時期だけに、こういう描き方をしていいのかな?という部分は多々ありましたが、心打たれるお話であります。

でも実際のところ、アメリカお得意の、だからこうなんだ!みたいな具体的な指南はなく、信念を貫けということなのか?それとも状況を理解して柔軟に対応しろということなのか?というところで悩んでしまったという意味では、あまりそういうメッセージ的なものにこだわってはいけないのかもしれないと思います。

トム・ハンクスのロシア訛り英語は本当にそう聞こえた、という意味でよかった。さすが役者。

他の脇役もよかったけれど、ゼタ・ジョーンズは彼女でなくても良かった気がする。ちょっと中途半端。でも彼女らしくはあるビッチさ、わざとらしさがマル。
(12/17/2004)

シャーク・テイル(2004) - Shark Tale

2005-02-13 21:07:30 | 映画2004
とにかく声優人が超豪華!ウィル・スミス、ロバート・デニーロ、レニー・ゼルウェガー、ジャック・ブラック(スクール・オブ・ロック)、アンジェリーナ・ジョリーン、マーティン・スコセッシ(ギャング・オブ・NYの監督)。主人公がウィル・スミスにそっくり。それにまず大受けして、そして最初からだれが声優をやるかを提示していたので、それに誘われて飛行機のなかで見てしまいました。

話自体はそこそこぼちぼち。可もなく不可もなく。いや、むしろ不可より。だれをターゲットにしているのかいまいちわからない。こういうメンバーで組むならもう少し対象年齢をあげてもらいたいと思った。

ただ面白かったのが、魚なのに人種が分かってしまう点。ウィル・スミスはどう捉えても、黒人系。アクセサリーや話し方などなど。それが楽しかったくらいかなぁ。
(01/01/05)

アイ、ロボット(2004) - I, Robot

2005-02-13 20:38:50 | 映画2004
ある一時期からテクノロジーの脅威系の映画にはあんまり期待しなくなってしまったのですが、このアイロボットはその中でもかなりよい部類に入ると思う。実はテクノロジーの脅威の映画は日本のアニメ界が昔からやってしまっていて、それらがそれらで完成度がものすごく高かったものだから、何を実写で作ってもおどろおどろしい静かな恐怖が出ないだろうな、という気がしていたのです。

でもアイ、ロボットは動くロボットが静かに怖かった。こう、「はいはい」って何でもやってくれるんだけれど、それは命令でやっているわけで(私はプログラミングの勉強もしているので分かるのだが)そういうプログラムを組めばどうにでもなる。そういう意味では多重人格の人が持つものに似ている恐怖があると思う。この人はこういう人だという予想のもと人はいろいろと判断するのですが、それが予想に反した時の恐怖は結構心に響いて怖いものです。それがこの映画では現れていて、なかなかよかった。

でも終わりにはちょっと笑ってしまった。そのオチは、何十年も前に手塚治が火の鳥で書いてますから!残念!(笑)
(12/29/2004)

華氏911(2004) - Fahrenheit 9/11

2005-02-11 12:42:25 | 映画2004
宣伝のために大統領選のこの時期に持っていただろう?と思わずにはいられない今や超セレブのムーア監督の映画。私は個人的にこのおっさんは好きではなくて、大盛り上がりしている民主党を尻目に冷静に映画をみせてもらいましたが、そりゃないだろ、というの半分。アメリカマスコミを叩きたかったというコメントから読み取れる部分でのアメリカ人が普通は知らないであろう部分をピックアップした部分への評価半分。でもまた観ようという気にはなれませんね。

日本ではよく言われているように、事実を見せるというよりはムーアの個人的感情が剥き出し。観客をある方向へ持っていこうとする意図みえみえ。そういう意味ではあなたも随分フェアじゃないわよと言いたい。あとは長くて、結局この人は何が一番言いたいの?と思わずにはいられない。世間にはブッシュ叩きだと取られているけれど、それが目的ではない気がする。だとするとメディアでのあれは明らかに宣伝行為でそういうところが好きじゃないなぁ。この映画でブッシュ政権に異論を唱える人がいたら、それはそれで問題があると思う。

この映画はもう少し別のところに、最後の方の誰が軍隊に入り、誰が戦争に行くのかという部分と、それをせざるを得ない貧困層の人たちへ何ができるのか?という問いかけに焦点を絞ったほうがよかったのではないの?と思う。でもそれだったらこんなに観客を動員できなかったのかなとも思うけれど、とにかく私は微妙だと思いました。
(09/02/2004)

追記:民主党敗退後、英国TVから最もサムい米国人と言われたり、トークショーで初めてスーツを着て登場してイメージチェンジを図ったりしているあたりが、情けなくなってきた。本当に私はこの人好きじゃない。

エターナル・サンシャイン(2004) - Eternal Sunshine of the...

2005-02-11 12:38:39 | 映画2004
ジム・キャリーの最新映画。今回はマジです。豪華キャストを従えて本格的にコメディーではない彼が観られます。作品の構成上ネタばれは絶対させられませんが、自分の記憶、恋愛感情の行方、その整理の仕方。それらをうまく扱っていい映画になっています。

タイタニックのケイト・ウィンスレット、スパイダーマンのキルステン・ダンスト、ロード・オブ・ザ・リングのイライジャ・ウッドなど共演者の名前を挙げただけでも豪華ですが、この映画自体はまったく豪華ではない。マニア受けする方向かと思われます。ファンキーなケイト、ロード~の後でそろそろ役どころを変えてみては?というイライジャ、素に近いと思われるキルステン。そして最初は本当なのかと疑ったほどの静かな寂しく深いジム・キャリーをお楽しみください。

これ以上は言えないのです。静かにいい映画。でも(日本で)一般ウケはしないと思う。
(03/19/04)


予想通り、これは玄人ウケしまくっていますね。なんかこの映画のよさが分かると本物、みたいなところがあるので、それはちょっと歓心しないんですが、どんぱちのわかりやすい映画はよし。こういう難解なのもそれはそれでよし。

でもこういうケイトの役柄みたいな人が西海岸や、北東海岸には多く、ゴスじゃないんだけど、音楽はオルタナティブを聴いて、たばことか葉っぱとか吸ってみたいな若い人たちには圧倒的に支持されています。映画のなかでいうと黒ぶちめがねのエンジニアみたいな感じ。ああいう人が友達に多くいるけれど、あの手の人たちにはたまらないっぽい。

たまにジム・キャリーらしさが出ているところがまたそれほどマニアックな方向からコメディーに引き戻しているみたいで、それもそれでよいと思うのです。
(11/27/2004)

原題:Eternal Sunshine of the Spotless Mind

Mr. インクレディブル(2004) - Mr. Incredibles

2005-02-11 12:33:34 | 映画2004
ピクサー新作。ピクサーの今までの作品の中でも一番好きです。今までの映画よりも、対象年齢層をあげた感じがします。子供を連れて行く親も楽しめるように、と作ったっぽい。というのもこの超能力家族、どこにでもいそうな普通のアメリカの家庭という感じ。もちろんそれがウリなのですが超能力がなければどの会話の部分をとってもごくごく普通。それがまた面白いんだと思います。

映画自体は細かいところにこだわってこだわって作っているんだな、っていうのがピクサーの職人魂を感じます。もう一度観たい!と思う映画。DVD今から買う予定です。それにしてもキャラクターが全員濃い。濃すぎる。それにみんな表情が豊か。それがイイ。あのデザイナーがインパクト強すぎる。おかっぱだし、潔癖だし(笑)。あの人の声を監督がやっているそうで、ああいう声を出せちゃう監督が作っている映画というのが二重に可笑しくて。「マントはだめよ!」

黒人のアイスマン(フロゾン)の妙にぴっちりしたゲイっぽい感じが素敵。最後のスケーティングシーンのあの手はなんなのよ?(笑)サミュエル・ジャクソンの声にも笑ってしまった。あと内容としては、これまたどうにでも発展できそうなので、近いうちにTVシリーズでやるんじゃないかなと思います。でも何度も言うようにピクサー好き。ディズニーと決裂してトイストーリー3はディズニーが単独でやるそうですが、これで失敗したらディズニーやばい。
(11/04/2004)

オーシャンズ12(2004) - Ocean's Twelve

2005-02-11 12:31:17 | 映画2004
スター俳優をこれでもか、というくらい使って、楽しくスマートにエンタメしていたオーシャンズ11から3年半。ジュリア・ロバーツを12人目に引き入れ、オーシャンズ12として戻ってきました。もちろん内容は前回の続きから。きちんと3年半経過していました。

今回も前回に引き続いた12人(ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マッド・デイモン、バニー・マックなど)に敵役アンディー・ガルシア。今回は前回よりもさらに出演者が、製作者が楽しんでいる感あり。えぇーここでこんな人が出てきちゃうの!?この人がこんな扱いになっているの?というのが面白い。そういう意味ではブルース・ウィルスには爆笑。キャサリン・ゼタ・ジョーンズは、実はいまいち。あの人はビッチな役のほうが似合う。

今回のスター選手はマッド・デイモンでしょう。あの、僕ちゃん、っぽい話し方、場が読めてない感じ、若くて焦っている感じがよく出ていて満点。ジュリア・ロバーツの妊娠ネタは旬でよろしい。こういうエンタメ映画はとことん話題性に飛びつくのがよろしいかと思います。最初はこれで話がまずかったら・・・と思いましたが、きちんと2転3転して楽しませてもらいました。EU、アジアも登場して何気にインターナショナルな作りになっています。が、雑技団系のアジア男、今回は完璧などこにでも居そうなやつ。まくしたてる中国語もなぜか通じてるし。

次回作を作ってもよし、このまま放置してもよし。でも作っている本人たちは本当に楽しいんだと思います。TVのインタビューでもみんなでワイワイと楽しそうでした。逆に控え室のみんなをだまらせるのが大変だったとか。
(12/17/2004)

クローサー(2004) - Closer

2005-02-11 12:28:23 | 映画2004
前評判通り、これはよかった。これは俳優を中心にオスカー候補になってかなりいいところまで行きそうなレベル。特にナタリー・ポートマンが最高によかった。彼女は助演女優賞とっても不思議ではない。レオン以来の衝撃的な役だし、それに伴ういい演技と存在感と、壊れそうな危なさを醸し出している。

他の配役も適役だと思う。ジュリア・ロバーツの写真家も、気の弱すぎるジュード・ロウも、医者のクライブ・オーウェンも。この話のもつれはジュード・ロウの弱さが全てなのかな、という気はする。彼の信じきれない心とか本人から聞きたいっいう相手を信頼するが故の言動とか、真面目な分どうしても割り切れない複雑な心理感情とかがうまく出ていてすごく良かったと思う。

でもこの話はこうなるしかなかったのだろうな。これで抑えてしまってもジュード・ロウが納得しないままいつか破綻したんだろうから。そういう意味ではなんか辛くて切ない気分にはなりました。でもいい映画。(12/25/2004)