鍋割山

12月25日

新松田から7:50発の寄行き富士急バスに乗り込む。

早く来すぎた我ら。　時刻表を見入っていると、止まっているバスの運転手さんが、「50分発、マイナス3度」と嬉しそうに教えてくれた。

アイゼンを持ってこなかった私、　この時点では、「マイナス3度！」と深く反省。（ただし、実際には、3～5度ぐらい）

ま、相棒がアイゼン一式あるというので、「いざとなったら、片一方貸してね。」とお願いして。

今回の計画、アンド　相棒はブログ仲間でもあるうさぎさん。　

過去にも行った事のある鍋割山だったけど、　今回は寄（やどりき）からという長丁場を選んでいただけた。

寄のバス停からは山のとっつきをどう行くか・・・　ちょっと悩む。　

道路を後ろに戻って左手に標識発見。

そこからは、コンクリートの道を畑の間を進むことに。

ルートには、標識がしっかりとついていて間違いない。

この辺りは、「蝋梅の里」「しだれ桜の名所」とうたってあって、　その時期には、見事だろうなあ。

蝋梅は２輪、早咲きを発見。　　途中からの里山の風景。　良いですぅ！　

何箇所か、こういういのしし避けの柵があって、通るたびにきちんと閉めて通らせていただく。

緩やかな斜度。　左手には、枝越しに富士山も見え、この日も風が無く、想像以上に良い天気で感謝、感謝。

二人で、この檪って字は何と読むのかねと話していたら、　ちゃんと振り仮名があって、分かった。

くぬぎだったのだ。　　

この檪山の山頂は、広く平になっていて、ここでランチをしたら似合いそう。　そして、ここから更に嬉しい事に富士山が見える。

もう一つ、ズームイン！

栗木洞までは、なんとなく、登りやすくって疲れを感じないような斜度。

ところが、ここから後沢乗越にかけて、急峻な斜面を降りる事になる。　最近じゃ、何か怪我したら大変と下りこそ、注意！注意！

この乗越までも大倉からのルートが何回か合流しているが、　この乗越での合流ルートが一番大きい。

過去に来たのはこのルート。

　振り返れば、歩いてきた杉木立のルートが見える。

この地点では、５の番号がついていて、　山頂は１１．　　（写真は８）

これを目安に上り一辺倒のルートを、なんとリーダーうさぎさんは休憩なしで頑張る。

遅れ気味に、息の上がったちゃぎはゼーゼーゼー！

この頃、急に黒い雲もかかって、気温もぐっと落ちる。

で、この日は、金曜日。　ひょっとしたら「鍋割山荘が開いて無くって、我らの目指す鍋焼きうどんは無いかも・・・・」と不安があったものだから、　途中で降りてきた荷揚げのおっちゃんに聞いてみた。

「さっきも、3人の男性が食べてるから、大丈夫だよ～～」

「良かった～～～～」と

ひたすら、鍋焼きうどん目指す。

頑張って、頑張って・・・鍋割山頂到着。(一番上の写真）

昔も今もハンサムなこの小屋のおっちゃんが作ってくれる鍋焼きうどん。（おっちゃんの若かりし頃の100キロのボッカの写真も飾ってある）　　うどんは、文句無く美味しい。　山荘の中の足の伸ばせるオコタで頂く。

何ヶ月か前から、このうどんを食べたいコールがうさぎさんから送られてきていたし。満足！満足！

外では、うさぎさんに入れていただく本格コーヒーがこれまた美味。

今日は、3時間に及ぶ上りのコースだったので、充実感がこれまたひとしお。

休憩20分の予定を50分に変更して。

下りスタート。

時々、日が射して、丹沢、蛭ヶ岳の山容も見えて美しい。

下りは小丸を過ぎて、二俣分岐から・・

以前より下りやすくなったと思うルートだが、　なんせ、長い・・・

いつまでおりても、どこまで行っても切が無いようだ。

そして、行きのルートでもそうだったけど、　この下りでも人っ子一人出くわさない。

静かな山歩き・・・

一時、富士山をもう一度拝む事が出来た。

更に二俣からは、一時間近くの林道歩き。

大倉の農家では、冬支度の済んだ白菜君が・・・

 

大倉のバス停からは、半分眠りこけたように渋沢まで。

私は、ドイツ人の若者が沢山いるなあ～～と思っていたが、うさぎさんが「イケメンが一杯いたね！」といったのには、驚いた。　うーーん、顔を見ていなかった。

 

で、5時には、時間がある・・・てことで。（居酒屋の開店時間は5時）

駅前の「いろは」に久しぶりに。　生ビールで乾杯。

今年最後の山は丹沢の山になり、　満足度十分の一日だった

 

新松田7:50＝=寄8:15　8:30－くぬぎ山10:00－栗木洞10:30－後沢乗越10:55－鍋割山12:05・12:55－小丸13:30－二俣15:00－大倉16:10　　16:22=渋沢