いつか また 韓国?

韓国の似ているところ、違うところが気になります。 そして自然大好き!

お喋りにお付き合いください

「王女の男」最終話まで

2012-04-03 10:32:33 | 韓国ドラマ

■演出 : キム・ジョンミン、パク・ヒョンソク
■脚本 : チョ・ジョンジュ、キム・ウク
■登場人物: パク・シフ、ムン・チェウォン、ホン・スヒョン、ソン・ジョンホ、イ・ミヌ、イ・スンジェ

■2011年 KBS

 まずは、このストーリー、パク・シフとムンチェウォンですから、

その配役を知っただけで、どうしても見てみたい作品でした。

時代劇。 実際にあった出来ごとを基にストーリーを膨らませて描いた「ロミオとジュリエット」的ストーリーです  

このきっかけとなっと事件は発酉靖難といわれ・・・こちら 色々な史劇に登場しているようです。  世宗の長男が亡くなり、その息子が11歳で王になるあたりからドラマが始まります。  世宗といえば、ハングルを作った王様。 この立派な王様の長男と次男が登場。 この次男が王への野望を果たすために、先王の重臣たちを暗殺する事件です。  

ドラマの主人公は・・・、

方や、世宗の長男の信頼の厚いキム・ジョンソの息子、キム・スンユ。  そして、もう一方は、世宗の次男で王への野望の強い首陽大君の長女。セリョン。 敵対する家の二人は ふとしたいたずら心から起きた出来ごとで  お互い一目ぼれをしてしまいます。

 

原題の공주의 남자 が姫の男となると思っていたら、 王女の男でした。 

王女というのは、王様となる父を持つ娘ということで、 このドラマでは意味があります。

 

パク・シフが両班の苦労知らずのおぼっちゃんから、 父の死、無念の投獄、島流しとあって、どんどん汚れ役になって行きます。  かれは前髪をバラリとおろした 鋭い目線がとっても似合う、 どちらかといえば、幸薄い感じが 女心をくすぐります。

ムン・チェウォンも、 世間知らずのお嬢様から 初めての恋、 それを通して、 世の中の大きな渦の中に流されながら、 自分というものを貫いていきます。   彼女の眼の力強さが 父にも母にも負けずに、 自分を考えを通して生きていく女性の役にぴったりでした。  

 

実際にあったキム・ジョンソの暗殺という事件で 二人の運命は大きく変わって行きます。    彼にとっては、復讐して殺したい家の娘。 

前半の自分のいいなずけを見たいからと 王女の振りをして授業を受けたり、 馬にのって郊外へ行ったり、 街の祭りに参加してブランコに乗るシーンは二人の無邪気な可愛らしさが これからの 悲劇と対比するように、 印象付けます。

途中は、エンドロールに繰り返されるこの可愛いシーンをみて、 「お口直し」をしておりました。

 

音楽もこのドラマにぴったりで、  OST OST

馬に二人で乗って行くシーンは 無条件、素敵。

最終まであと一話を残すと言うところで、

雨の夜、 古い民家で二人は結ばれました。

ここも、 自分に向けられた矢を代わりに受けて出来た傷を見つめるシーンから・・・

 

彼女は、男から守ってもらうという女性像ではなく、 危険を冒しても、自分は好きな男の為になんでも出来ると言う たくましさを備えてしました。 そして、父であっても、道理に反していることは、意見が言える・・・

このあたり、 今までの歴史劇に出てくるストレスがないです。

 

で、この手のドラマ、

絶対に悲劇で終わるものだと思っていたのですが・・・

 

そりゃ、 もう、悲劇で 二人とも死んじゃわないと、話が終わらないだろう・・・・と。

 

ハッピーエンドであったといえます。

母親ならではの愛情で、 二人を救ってくれました。

これは、視聴者的にも、納得できるものでしょう。

 

途中まで何回も繰り返すクーデターが上手く行かず、 幾多の尊い命が大義名分の為に亡くなった事でしょう。

それを背負っているキム・スンユが 一人 王の暗殺へ出かけます。

自分の復讐心の為にやっているのか、大義名分があるのか。。 これ以上命が失われて良いのか・・・

私も、気になって、この王様がどうなったか調べたりしました。  歴史は替えられません。  こちら

王は死ぬわけではなく、

投獄された彼に 寄り添うように覚悟を決めたセリョン。

 

世の中では、彼らは二人亡くなったことになっていますが。

とある田舎で、木綿の服を着た彼ら

視力を失った彼の傍らに、可愛い娘とセリョン。

 

そして、年老いた王が、妃と彼らを見つめる幸せなシーンで終わってくれました。(反転させれば、エンディングがわかります) 

何回か繰り返されたクーデターがそのたびに 上手く行かず、 ここでは不満がありますが。

このあたり、ちょっと短くても良かったかな~~

 

二人のロマンスを際立たせてくれたのは、歴史ドラマであったおかげだと思います。

先の王女が暮らす家が 船橋荘だったので、 どこを見ても懐かしく思い入れがありました。

やはり、歴史のある家や 扮装、 どっぷりと嵌って見れる要素です。

 

陰りのある男を演じて見せてくれたのは、 パク・シフ  殺陣も格好良かったです。

そして、後半、彼を支えてくれたキーセンの家の頭領 、 ちょっと三枚目の入ったお兄ちゃんと絶妙なコンビネーションでした。

 

もちろん、キム・スンユのかつての親友達との男の友情もこのドラマの大きな軸でした。

KBSのHP・・・こちら  何度見ても、切なく、美しいです。   

 

 

 

 

BSプレミアムで7月から放送の予定ですね・・・・こちら

馬に乗って走るシーンのメイキングを見たら、ちょっと爆笑するかも? こちら

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 桜咲いて・・・ | トップ | 気がつけば・・・ »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ぶー)
2012-04-04 21:29:52
色々なものを貼り付けてくださってコマウォヨ。
馬のシーンは大爆笑でした。

常に貴公子キャラのパク・シフが汚れ役は大丈夫だろうか?と心配しましましたが、いやぁ~ピッタリ嵌り役、数段カッコよく見えました。
ロミオとジュリエットのように最後は死んでしまって終わりなのかと思いきや、あんな風に幸せに生きていたとは・・・中々いいエンディングでした。
音楽もよかったですよね。

男目線では時代劇の恋愛物はイマイチだとか言ってヨボは、計画もなくクーデターを起こしたり一人で王の処に復讐に行くなんて無謀なことしてるとかちょこちょこと合間に文句言ってましたが、結局最後まで見てもう一度最終回だけ観るかな?なんて気に入ったようでもありました(笑)
ぶーさん (ちゃぎ)
2012-04-05 00:06:05
好きな作品だったので、あっちこっち、探してしまいました。
馬はね~~  やっぱり本人じゃなかったんですね。 あのダミーの人形も・・・笑いました。

パク・シフ君の汚れ役は、逆に格好よく見えましたね。 目の下にラインが入っているのかしら? などとそんな事ばかり考えて、顔を見いってしまいました。

最近 流行りの歴史ロマンスですよね。 私が大好きな分野です。。  
男性はダメかもですね。 ムン・チェウォンがやはり男性のファンが多いのじゃないかと思いますが・・・ どうなんでしょうね。 
今回、シフは友人に、彼女に命がけで助けられるシーンが多かったですね。  それにしても、皆さん、矢の一つや二つ、当たっても、死なないのですね。  
もう一度、YouTubeなんてさ迷うと、どの場面も良かったな~~としばらく 余韻に浸ったりしています。  サムチュン!って呼んでたあの女の子は、最近あっちこっちでよく見ますよね。 子供らしくって可愛いです。

コメントを投稿

韓国ドラマ」カテゴリの最新記事