どこに住むか問題

いろいろ観念的なことを書いたのですが

せっかく合格させていただいたのですから

もちろん入学はさせていただきますとも。

 

合格したら、次の大問題はどこに住むか。

夫は

「むしむしに一人暮らしができるとは思わない。

1年は家から通ったら？」

と言いました。

 

確かに・・・1か月もたたずに

春香クリスティーン並みの汚部屋になることでしょう。

  

また大学のある辺は地価も高く

住むんだったら電車で数駅先の地価の安い駅のアパート。

自転車通学だったむしむしが、一人暮らしの上

電車通学するとか、かなりハードルも高い？

 

更に夫は不安を語ります。

「きっと趣味に没頭して、昼夜逆転する。

大学にも行かず、留年を繰り返し退学するんだ・・・」

 

実は夫の兄がまさに↑。

有名理系大学に入学も、

7年通って卒業できませんでした。

だいぶトラウマになってるらしいです。

 

でも家から通うのはちょっと時間がかかりすぎ・・・

かわいそうじゃないの？

と私は思いました。

 

「だったら寮だ。

寮だったら他人の目もあるから、

そこまでひどくはならないんじゃないの」

と、夫。

 

寮？

今度は私の過去の記憶がよみがえりました。

 

私の通っていた大学はお世辞にもおしゃれとは言えない校風。

その中にあって寮に住まう人々は輪をかけて

おしゃれとはかけ離れた人々でした。

 

そして、アイドル全盛時代にあって

昼休みに中庭に集い、ギターを中心に

何人かで輪になって、平和関係の歌を歌い踊る

一昔前にタイムスリップしちゃったかのような人々も寮に住んでました。

 

そんな訳で

「あ～寮なんだ・・・」

みたいなちょっと差別的な感じで寮の人を見ていた私。

（すみません、寮の人）

 

更に、数年前に同じ大学を卒業した女の子(20代前半）に聞いた話にびっくり。

彼女は1年の時だけ例の寮に住んでいたんだそうです。

新入生は新歓の催しのため、

フォークダンスを12曲覚えなくてはいけないとか、

月に1度は寮の人全員が男子寮と女子寮の間の

ミーティングルームに集まって

寮の問題を一晩中話し合うんだとか

（しかもどうでもいい議題なんだって）、

平成の世になっても、まだそんなことしてるの？？？な話でした。

 

だからさ、寮ってイメージ悪くて、ちょっと嫌なんだ・・・

と夫に告げると、夫は

「毎日学校に行けるんだったら、

フォークダンスを覚えるとか、時代にそぐわない催しとか

変な宗教の勧誘とか、多少は仕方ない」

と主張。

そうかな・・・

 

話し合いもまとまらないうちに

新たな問題が発生しました。

夫が転勤を打診された、というか

打診を通り越して通告されたというか

とにかくそんな感じでした。

 

でも話を聞くうちに

夫の転勤後の勤務地は

むしむしの大学の近くだってことに気づきました。

一度むしむしの大学のそばを車で通ってみた時

「あれがそのビル」

と夫が指さすビルを見て

反対側を振り向くと

むしむしの大学がちょっとだけ見える・・・

 

転勤に落ち込んでいた夫ですが

「むしむしとの二人暮らし」

を私に提案され、なんか立ち直っちゃうし。

「２ＤＫのアパートの情報とか見てるんだよ♪」

とテンションは上がり気味。

 

一方のむしむし、この提案を完全無視。

そして夫がその話を始めると

「まじ、ウゼー」

と聞こえないようにつぶやいてました。

 

夫は夫で

「寮もやむなし」

と語っていたのに、むしむしとの２ＤＫの夢が膨らんだ後は

「寮って体育会系なんだってよ」とか

「坊主にされるらしいよ」とか

「寮歌を大声で歌わされるらしいよ」とか

ネットで仕入れた情報で、ネガティブキャンペーンを始めました。

 

が、1月の半ば過ぎ、

「転勤の話が怪しくなってきた・・・」

そして先週には

「完全になくなった・・・」

仕事の受注がうまくいかなかったらしいです。

 

むしむしが心からほっとしてたのは言うまでもありません。

でも、どこに住むか問題は振り出しに。

 

そんな中、むしむしは

「お父さんと二人暮らしするくらいなら贅沢は言うまい」

と思ったんでしょう。

オリエンテーションの個人面談で寮について聞いてみたんだそうです。

そしたら教官に

「お母さんには、時代は変わりましたと言ってください。

昔は変な伝統があったけど、今はほとんどないですと。

お父さんには、ネットの情報を信じすぎないようにと言ってください。

ほとんどが間違ってます。」

と言われたんだそうです。

 

てことは、ちょっとは変な伝統などがあるってことだよね。

うーーーん、どうしよう・・・